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MPC 昨日クラビット500mg新発売記念講演会がありました。講師は東北大加齢医学研究所抗感染薬開発研究部門の渡辺彰教授でありました。日本を代表する感染症の第一人者であり解り易い御講演でした。従来ニューキノロン系抗生剤は通常1日量を2~3回の分割投与でありましたが、これはPK-PD理論からは不適当であり、臨床有効率の低下だけでなく耐性化を助長しかねない投与方法であり、1日量を1回投与の方が有効率も高めることが出来、結果的に耐性化も阻止できると考えられるとしている。既に他の先進国では当然の投与方であるらしいが、何故か我日本では漸く(最後)の認定採用国となった。ニューキノロン系抗生剤は細菌のDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼⅣを阻害して殺菌効果を生じるとされており、その抗菌スペクトルはブロードで、嫌気性菌を含むグラム陽性および陰性桿菌さらにはマイコプラズマやクラミジアなどの非定型菌にも有効とされており、我日本で最も汎用されている抗菌剤である。理論的には分割投与よりも血中濃度をMAXに高めた1回投与が正解であるらしい。今回の勉強会で注目したのがMPC(耐性菌出現阻止濃度)の認識であり、通常MICの上位に位置するがその間をMSW(耐性菌選択濃度域)といい、耐性菌が生き残ってしまう抗菌剤濃度域とされる。したがってこの領域を複数回往復する回数が多いほどまた時間が長いほど耐性化進むと考えられる訳です。そうするとやはり分割投与より1回投与の方がよいことになる。最後にクラビット500mg1日1回投与は100mg3回投与より有効かつ耐性化が防止できることが大いに期待でき我々臨床家にとって有意義な効果が期待されましょう!!

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