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2009.04.27 06:03 |  診療  |  研究  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  趣味  |  タッカ―  | 推薦数 : 1

拡張障害型心不全のお勉強!!

 先日小室一成教授(千葉大兼大阪大医学部教授)による拡張障害型心不全についての最新講演があった。まず、拡張不全の定義であるが、①慢性心不全症状②左室駆出率は正常あるいは軽度低下③明らかな拡張機能障害が上げられるが、臨床的に最も診断しにくいのが③である。心カテーテル検査にて左室内圧を測定すればよいのであるが、一般内科では困難であるので、心エコー(ドップラー法)により、E/A比(<1)を測定することが簡便法であるが、これも出来ない一般内科医ではBNP(NT-proBNP)測定が参考になるらしい。一般的に拡張不全では高齢女性で高血圧患者さんが多く、胸部CTRは比較的小さい、また利尿剤が有効である。そして拡張型心不全では突然死が多い(50%)としている。聴診上はⅢ音(収縮障害)ではなく、Ⅳ音(拡張障害)が重要。心不全の病態としては圧負荷により心筋肥大(代償性)が起こり、結果的に心筋虚血が引き起こされるがこれによりHIF-1が産生され、血管新生が起こり、心筋虚血を改善しようとする反応がおこるが、これには限度(一定量/一定期間)があり、その後(限度を越えると)は心不全に移行するらしい。その際、HIF-1を抑制するのが癌抑制遺伝子であるP53(癌遺伝子の王様)であるとしている。心不全に癌遺伝子が深く関係しているとはビックリであります!?

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