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 先の73回日本循環器学会総会において、高脂質血症を有するCAD(冠動脈疾患)症例における血清あるいは内蔵脂肪内のアデイポネクチン濃度やそのmRNA発現量,さらには蛋白質カルボニル(酸化ストレスの指標)を測定して、水溶性スタチン剤投与群(プラバスタチン[メバロチン]とロスバスタチン[クレストール])と非投与群(正常脂質群)に無作為に割付けてそれぞれを治療前後(2ヶ月以上)で検討しているSTUDYが報告されていた。それによると内蔵アデイポネクチン濃度とそのmRNA発現がプラバスタチンで有意に増加が認められ、しかも著明な蛋白カルボニル量の産生低下を示した。一方、ロスバスタチンではその反応が弱かったとしている。このような反応はプラバスタチンによる内蔵脂肪内の酸化ストレス抑制作用のよると考えられ、結果的に血清アデイポネクチンが増加するのであろうと推測している。非常に興味深い新知見であると思われる。やはり代謝異常を考える上で酸化ストレスは重要であると感じている。

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