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最新高血圧学術講演会では老人医療の立場から非常に興味深い御講演を拝聴致しました。講師は佐々木英忠元教授で現在秋田看護福祉大の学長をされている先生であります。大館(大学がある)に縁がありまして、些か小生とも親交がある立派な方であります。まず老人性肺炎の死亡率は非常に高い(80%以上)。その主原因は脳血管(潜在性も含む)障害による大脳辺縁系のドーパミン分泌低下に起因するスブスタンスPの著明低下にある。それにより嚥下反射の減弱/消失が起こり、その結果、誤嚥性肺炎を反復しているというのである。臨床的にはこれに有効なものがいくつかあるが、まずACE拮抗薬がかなり効果であるらしい(誤嚥性肺炎抑制率約70%)。他にはカプサイシンや黒胡椒、そして口腔ケアーが有効とのことである。それぞれ有効率に差があるが、組み合わせることでその効果の増強が期待される。また興味深いことに認知症症例に対し、ACE拮抗薬のコバシル(ペリンドプリル)は脊髄脳関門を用意に通過し、脳内のサブスタンスPを増加させ、その転換物質であるニュートラルエンドペプタオドを増加させて、ボケ防止効果が期待されるというのである。この効果はアリセプト以上であると断言しておりました。とにかく高齢者高血圧にはいいことが盛りだくさんで、ACE阻害薬が推奨されるとしている。
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