校医の仕事の関係上、毎年保険委員会がこの時期あります。保健婦さんから習慣的過換気症候群を示す高1年生女子がおり、困っているとのこと。月に3~4回発作を併発しタンカーで保健室に運ばれてくるらしい。校医としてはこの種の病気は毎年何名か診ており、結構よくある事と思っている。基本的に死亡することはないので、”ジックリ”対応することが重要である。精神的ストレスに起因する(予期)不安性の過呼吸のため、呼吸性アルカローシスを来たし、呼吸苦のためさらに過呼吸が悪化して全身が脱力していく病態である。精神安定剤の静注が特効である。ペーパーバック使用については有効とされているが、心血管疾患例では死亡例もありお勧めできない。原因としては心因性が疑われる場合は心療内科での精査診断が不可欠であり、パニック障害・脅迫神経症・うつ病などの鑑別診断が必要である。確定診断の後、適切な治療を行なえば、発作を起さなくなります。
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