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昨日は講師として某社卸MRの勉強会に参加してきました。テーマは「メタボリック症候群から見た高血圧治療」と題して、最新の知見を交え、臨床実態と降圧剤選択のポイントについて講義してきました。結論的にはメタボリック症候群の病態像は内蔵脂肪蓄積型肥満とそれによるインスリン抵抗性にあります。特に潜在的持続的インスリン抵抗性は高インスリン血症を惹起し、大血管病変と直結した動脈硬化を急速に促進して、心血管疾患を併発する最も危険なリスクと考えられます。従ってこれからの降圧剤は単にターゲットに向けた降圧だけでなく、インスリン抵抗性改善を視野に入れた治療が求められると思っております。具体的にはその重要なパラメーターとして遊離脂肪酸・アディポサイトカイン・PAI-1などがあり、これらの改善を図る必要があるということであります。選択薬剤としてはARB/ACE,長時間作用型Ca拮抗薬、αーブロッカーなどがあり、症例に応じて使い分ける必要があります。最近では利尿薬に関しては個人的にはインスリン抵抗性を悪化させるため、使用すべきでないと考えております。また耐糖能障害(IGT)症例では動脈硬化がより急速に進行するため、チアゾリジン系誘導体(TZD)のピオグリタゾンを早期に導入すべきであるとも考えており、実際に臨床で実践していることを強調しておきました。
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