タッカ―
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/03 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

2008.03.06 07:10 |  診療  |  研究  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  タッカ―  | 推薦数 : 0

熱意!一般内科の診察室!

 1週間程前に慢性的な空咳に悩む若い患者さんが来院しました。彼は会社員であり、2~3ヶ月前から咳が出始め、最近特に咳き込みが強くなったらしい、周囲の同僚から「良く診てもらった方がいいよ!」と言われ受診したと言う。早速拝見させてもらったが、痩せ型で寡黙。呼吸音や心音には異常なし。念のため胸部XPを検査したが、肺気腫傾向はあったものの、明白な有所見なし。簡易肺機能検査:PO2(98%)、PEEP(450ℓ/分)と明白な呼吸障害はなく、咳の原因がハッキリ診(み)えてこない。「臨床的には咳喘息と考えられますが、アレルギー疾患や心因的なものも含むまれますので、必要なアレルゲン検査も追加しておきましょう!」と説明して、吸入薬(ステロイド)を処方して1週間後に再来院するよう指導したのだが・・・。その1週間後、彼が来院して診察をしたのであるが「具合はどうですか?吸入(2吸入2回/日)してたでしょうか?」「・・・・・。」「吸入していないのですね!吸入しないと効果は期待できませんよ!」「・・・・・。」「ステロイド吸入薬の副作用が心配であるかもしれませんが、長期に使用してもほとんど副作用がないと考えてよろしいですよ。安心して使ってください!!」「吸入するとかえって苦しくなるのですが・・・。」「・・・・。」「当院では同じ吸入薬を100人以上の患者さんに使っておりますが、苦しくなった方は一人もおりません。ですから安心して使ってください。もしかしたら、吸い方に問題があるのかもしれませんね。息を数秒止めなければならないので苦しく感じるのかもしれませんが、心配ありません。気楽にためしてください?」「・・・・・。」なんとなくスッキリしないまま、彼は帰っていった・・・。熱意がどこまで伝わるか?疑問もありますが、彼に伝わっていることを信じております。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)