1月21日(月)に大館北秋田医師会の麻疹緊急対策部より麻疹流行に対する非常事態宣言が発動された。同地区では昨年12月後半から麻疹が発生!今年の入り、徐々に増加傾向を示しており、罹患者が40名以上となっている。その内容を簡単に記すと、速やかな(24時間以内)保健所への届出と非予防接種学童(園児・小中学生)の登校禁止および早急な予防接種強要である。内科医の自分にとっては小児科では普通の病気(日常的)と思っておりましたので、逆に”ビックリ”しております。いずれにせよ!対象学童の麻疹予防接種目的の来院が急遽予想され、不本意ながら当内科でもそのワクチンを用意することに決めました。個人的には麻疹に対する予防接種行政の怠慢(楽観視)に原因があり、小学1年生および(中1)の義務接種を復活させるべきであろうと考える!
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現在の我が国の予防接種のあり方は、子供達を病気から守ろうという意図がみえてこない、残念だ。
このままでは「はしか輸出国」と烙印を押されて久しい日本が、WHOの目標としている2012年までに麻疹排除(elimination)あるいは根絶(eradication)を実現することは期待できそうにない。
インフルエンザ菌B型(Hib)感染症の脅威は小児科医の間で広く知られている。Hibワクチンは優れた有効性が広く認められておりWHOも国家単位で定期接種すべきであると公式に宣言している。既に100カ国以上が実施しているにもかかわらず、我が国では3年10ヶ月という異常に長い審査期間を経て最近ようやく認可されたが、定期接種には組み込まれていない。
米国では、Hibワクチンはもとより我が国で定期及び任意接種となっている全てのワクチンと日本で承認に至っていないロタウィルス、肺炎球菌、IPV(不活化ポリオ)、髄膜炎菌、ヒトパピローマウィルスなどのワクチンが既に定期のスケジュールに組み込まれている。日本の消極的な予防接種行政は、世界の潮流から遅れをとっている。
麻疹患者の全数把握は平成20年1月1日から始まったばかりだ。排除のためには全年齢層で95%以上の麻疹免疫状態を保つ必要がある。これを達成するためには、少なくとも中学・高校生など一定の年齢層への追加ワクチン一斉接種と現行第1期と第2期麻疹摂取の強化が喫緊の課題と思う。
子供達にどのような予防接種を定期接種として行うのか、国・行政はもっと真剣に考えるべきだ。
と書かれております。同感ですね。
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