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どういう訳か?年末になると他病院より、急患(転院)の血液患者さんが急増して、病棟は”てんやわんや”の騒ぎになるのです。その時も、他院より急患の受け入れ依頼の電話がありまして、小生が主治医とのオーベンの指名がありました。さっそくお決まりの末梢血とマルク採血セットを用意し、さらに緊急出血に備えて、血小板成分輸血2パックを確保しておりました。しかし・・・・。大学病院の北口にそのクランケ(K)の救急車が到着したとのことで、看護婦と一緒に向かいましたが、すでにそのKはアポ(脳卒中)っておりまして、まったく意識がなく、かろうじて呼吸している状態でありました・・・。構わず!さっそく血小板成分輸血を開始し、一人でマルクを実行しましたが、途中で介助のナースが泣き出し、「先生!こんな状態でもマルクをやらなければならないのですか?」小生は「そうだ!」と呟いた・・・。結局そのKは死亡しましたが、末血と骨髄標本が残り、最終診断はAPL(急性前骨髄性白血病)でありました。賢明なみなさんはご存知だと思いますが、この疾患はDIC (播種性血管内凝固症候群)が必発であり、アポってしまうと致死的であります!ちなみに急性期の挿管や外科的な処置は禁忌であります!
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