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当時(昭和50年台)は消化性潰瘍に対し、いわゆる制酸剤や抗コリン剤が主体であり、特効薬はなかった。したがって、出血性消化性潰瘍患者は対症療法のため、1ヶ月ほどの入院安静が一般的であった。また重症症例では外科的な処置も、かなりの症例で必要であった。しかし、小生が研修医の頃(昭和57年)に画期的な抗潰瘍薬が発売された。それがタガメット(シメチジン)である。みなさんも良くご存知のとおり、ヒスタミンH2-拮抗薬であるが、この出現により潰瘍外来は一変し、ほとんど入院を必要としなくなった。その当時は奇跡の妙薬として、高い評価を受けたが、その後、続々と他のH2-拮抗薬が発売され、あまり目立たなくなった。しかして、現在ではPPIが主流となっており、HP除菌療法も普及して、当院外来でも潰瘍患者は激減している。まさに潰瘍治療の歴史(進歩)を振り返ると考え深いものがあります・・・。
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