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2009.01.29 05:18 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  ゆう  | 推薦数 : 2

第1回周産期連絡協議会

先日、市の保健所参事、開業助産師、病院・診療所産婦人科医師が集まっての「連絡協議会」なるものが開催されました。

というのも、以前のブログでもちょこっと書きましたが、うちの病院でスクリーニング健診をしていた近所の助産院が、あまりにあまり・・・なので、市産婦人科医会の上の先生に告げ口したら、

「それは、市を通して指導してもらわないといけないね」

ということになり・・・

この会を設定してくれたのでした。

会が始まる前に、その先生とお会いして、挨拶すると、

「いや~、先生、今日は先生が主役だからね」

と言われ、

会が始まる前から、おなかの調子が悪くなる始末・・・

 

市には、総合周産期センターがひとつ、地域周産期センターがひとつあります。

そのほか分娩を扱っている開業産婦人科が6つ、助産院が4つ、私のように分娩を扱っていない病院・診療所が数ヶ所です。

皆さんそれぞれ、出席されていましたが、問題となっている助産院だけなぜか欠席・・・(名簿に名前があったので出席予定になっていたようですが)

なので、欠席裁判みたいになってしまい、その助産院に関わるありとあらゆる問題事例が、いろんなところから出されました。

1.そこの助産院は、嘱託医が隣県の開業産婦人科医です。

嘱託医がたとえ産婦人科医であっても、隣県のDrでいいのか?

2.骨盤位外回転術をやっているらしい

3.紹介状を持たせずに、妊婦さんが「おなかが張っている」「出血がある」等で病院を受診する

4.水中分娩をしているが、母体がGBS(B群溶血連鎖球菌)陽性で、赤ちゃんが敗血症になって運ばれてきた

5.カンガルーケア中お母さんと赤ちゃんにスタッフが誰も付いておらず、赤ちゃんが心肺停止で運ばれてきた

・・・・・等々

 

恐ろしい・・・です。

うちの病院は、以前からこの助産院のスクリーニングを「善意」でしていましたが、ここ何件かの首をかしげる対応に嫌気が差し、先月いっぱいでスクリーニングをお断りしました。

うちはお断りするけれど、きちんと嘱託医と話して、最低3回は産婦人科医のスクリーニングを受けるようにと念を押しましたが、ちゃんとやっているのかどうか・・・

それを保健所のほうで、確認、指導してくださいと頼んだところ、

そこまでは、出来ません・・・とのお返事

何なのよ~、じゃあ、どこに監督責任があるわけ~?

市の言い分は、聞いても、ちゃんとやっていると言われれば、それ以上は確認できないと・・・

 

意味不明です。そこにいた産婦人科医、総合周産期センターから参加してくれた新生児科医も呆れ顔・・・

野放し状態で、結局医者は尻拭いをさせられ、

もちろん一番かわいそうなのは、お母さんと赤ちゃんです。

うちの市は、最近市長が替わり、

「子供を育てるなら○○市」

とスローガンを掲げていますが、

こういうことからちゃんとやってもらわないとね~。

ちゃんとしてください、行政!

 

時間いっぱいに、いろいろと議題について話が出て、とりあえずまたこの会を持ちましょう、ということで散会しました。

一応市のほうも、その助産院に確認はしてみるが、時間はかかると思うので、承知いただきたい・・・と、

ほんとにやるのかやらないのか、分からない答えを残して去っていきました。

 

お母さんと赤ちゃんを守るため、昼夜がんばっている産婦人科医、新生児科医、助産師、看護師、その他大勢のスタッフがいるのに、

ひとつのきちんと管理できないところがあれば、結果悪ければ、搬送先の病院が叩かれます。

そういったことの監督責任は、行政だと思うのですが、どうなんでしょう?

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