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先日、市の保健所参事、開業助産師、病院・診療所産婦人科医師が集まっての「連絡協議会」なるものが開催されました。
というのも、以前のブログでもちょこっと書きましたが、うちの病院でスクリーニング健診をしていた近所の助産院が、あまりにあまり・・・なので、市産婦人科医会の上の先生に告げ口したら、
「それは、市を通して指導してもらわないといけないね」
ということになり・・・
この会を設定してくれたのでした。
会が始まる前に、その先生とお会いして、挨拶すると、
「いや~、先生、今日は先生が主役だからね」
と言われ、
会が始まる前から、おなかの調子が悪くなる始末・・・
市には、総合周産期センターがひとつ、地域周産期センターがひとつあります。
そのほか分娩を扱っている開業産婦人科が6つ、助産院が4つ、私のように分娩を扱っていない病院・診療所が数ヶ所です。
皆さんそれぞれ、出席されていましたが、問題となっている助産院だけなぜか欠席・・・(名簿に名前があったので出席予定になっていたようですが)
なので、欠席裁判みたいになってしまい、その助産院に関わるありとあらゆる問題事例が、いろんなところから出されました。
1.そこの助産院は、嘱託医が隣県の開業産婦人科医です。
嘱託医がたとえ産婦人科医であっても、隣県のDrでいいのか?
2.骨盤位外回転術をやっているらしい
3.紹介状を持たせずに、妊婦さんが「おなかが張っている」「出血がある」等で病院を受診する
4.水中分娩をしているが、母体がGBS(B群溶血連鎖球菌)陽性で、赤ちゃんが敗血症になって運ばれてきた
5.カンガルーケア中お母さんと赤ちゃんにスタッフが誰も付いておらず、赤ちゃんが心肺停止で運ばれてきた
・・・・・等々
恐ろしい・・・です。
うちの病院は、以前からこの助産院のスクリーニングを「善意」でしていましたが、ここ何件かの首をかしげる対応に嫌気が差し、先月いっぱいでスクリーニングをお断りしました。
うちはお断りするけれど、きちんと嘱託医と話して、最低3回は産婦人科医のスクリーニングを受けるようにと念を押しましたが、ちゃんとやっているのかどうか・・・
それを保健所のほうで、確認、指導してくださいと頼んだところ、
そこまでは、出来ません・・・とのお返事
何なのよ~、じゃあ、どこに監督責任があるわけ~?
市の言い分は、聞いても、ちゃんとやっていると言われれば、それ以上は確認できないと・・・
意味不明です。そこにいた産婦人科医、総合周産期センターから参加してくれた新生児科医も呆れ顔・・・
野放し状態で、結局医者は尻拭いをさせられ、
もちろん一番かわいそうなのは、お母さんと赤ちゃんです。
うちの市は、最近市長が替わり、
「子供を育てるなら○○市」
とスローガンを掲げていますが、
こういうことからちゃんとやってもらわないとね~。
ちゃんとしてください、行政!
時間いっぱいに、いろいろと議題について話が出て、とりあえずまたこの会を持ちましょう、ということで散会しました。
一応市のほうも、その助産院に確認はしてみるが、時間はかかると思うので、承知いただきたい・・・と、
ほんとにやるのかやらないのか、分からない答えを残して去っていきました。
お母さんと赤ちゃんを守るため、昼夜がんばっている産婦人科医、新生児科医、助産師、看護師、その他大勢のスタッフがいるのに、
ひとつのきちんと管理できないところがあれば、結果悪ければ、搬送先の病院が叩かれます。
そういったことの監督責任は、行政だと思うのですが、どうなんでしょう?
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