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3月の終わり、子宮脱手術であるTVM手術を泌尿器科のDrとしていました。
泌尿器科のDr二人は、少し前にTVM手術症例の多い病院に見学に行っていて、今回そこで教えてもらったやり方でやってみようということでした。
膣後壁の剥離をするときに直腸診をしながらする・・・というものです。
前壁の処理が終わって、後壁の剥離を進め、ほぼ剥離したところで確認のため泌尿器科のDrが直腸診を行います。
そのとき、何やらガスの出るような音がして、
直腸診の指を抜いた途端、大量の水様便が噴出!
急いで避けましたが、足の指先にわずかに付着・・・
泌尿器科Dr、麻酔科Dr、Ope室の看護師も、一瞬で起こった惨劇に唖然・・・
皆、固まってしまいました。
我に返り、床の掃除、清潔シーツをすべてはずし、術着も着替えます。
前日に下剤を飲ませ、術当日に浣腸もかけて、前処理はしていたのに・・・
床の掃除をしているときもしきりにガスが出て、便も出てきます。
もう一度浣腸しよう・・・ということで、Ope室で再度浣腸施行。
仕切りなおして、術野の消毒を始めた途端、また便が・・・
はじめからやり直しです。
さすがにもう直腸診はせずに、肛門にシールを貼って手術再開することにしました。
今まで、経膣手術は何回もしているけれど、こんなに便処理のまずかった例は初めてでした・・・
今後の反省材料となるいい経験だったと思います・・・
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コメント
コメント一覧
毎日の排便がスムースにできている通常の成人であれば、現行の前処置でいいのですが。。。
ところが、高齢の方で、便が3日から1週間も出ていないという人がよくいます。下剤(ラキソベロン1本)で、丸3日大量の水様便がつづいて体重が2キロも減るということもあります。
高齢者だけでなく、術前の便秘症の有無の確認は大切ですね。術後の脱水の原因にもなりますね。
全身麻酔・腰麻のときは、どんな科でも、消化管の手術の時と同じ術前食だけでなく、便処置の確認はとても大切という症例ですね。
***ゆめみ
全くそのとおりです。
この患者さんも便秘症がありました。
子宮脱自体が直腸を圧迫して便秘の原因にもなりますし、どうしても高齢症例が多い手術なので、改めて術前処理には気をつけたいと思います。
便秘症って日常よく見かけるので、軽く見られがちですが、意外と厄介な、れっきとした「病気」ですよね。
いい勉強になりました。
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