| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 |
ぶるぶる。
どうしたの、ようさん、寒いの?
いいや、久しぶりに怒ってる。
どうしたの?おかずが少なかったの?
........地方新聞に目を通してたら
臨床研修制度見直しは必要か
という特集があったんだ。
な~んだ、いまさらって特集じゃあない。
んっ、で見直し賛成派と反対派が一人ずつ登場して
その理由を言ってる。
ちなみに、
賛成が嘉山孝正氏(山形大学医学部長)
反対が辺見公雄氏(全国自治体病院協議会)
詳細は今回の記事の目的と違うんでカットするよ。
でも、どちらの言い分にも一理あって
「難しいとこだなあ。」
って思ってたら辺見氏が最後にこんな一言を言い放っ
てた。
-医師の教育と医師不足は別々の問題だと?
「基本的には別々の対応が必要だ。私は、医師国家
試験の上位半分は好きな場所で好きな科をやれと、
ただし下位半分は、5年とか、7年は地方で産科や地
域医療を担ってください、と提案している。暴言と言わ
れるかも知れないけど、ひとりの医師の養成には数千
万という多額の公費が掛っている。それくらいは計画
的にやってもいい。だれでもどこでも医療を受けられる
という国民の基本的人権がいま危ないんだから」
大暴言っす。
結果は上位半分の優秀な医師は面倒な科は避けて
下位半分のちょっと優秀じゃあない医師が産科らに
回るようになるんですよね、きっと。
それと、養成に数千万かかるんですけど卒後病院の
収入を数千万円を生み出すのも医師なんですよね。
医師の基本的人権はなくなっても良いってわけなんだ
よね。なんだろう、このひと。
ようさんは3~5年産科か地域医療になるってわけね。
.......でも、国家試験上位者がいい医者って発想が
もう京大のプライドをしょっちゃってる。あっ、ちなみに
辺見先生は京大卒。
しかも、3~5年産科か地域医療なんて発言は完全に
産科と地域医療を見下してる。
でも、ようさん、やっぱり京大卒だしね。
じゃあ、今すぐ研修医を含めて全国一斉に試験をすれば
いいんだ。もちろん全教科ね。で上位から順番に好きな
病院の科に行って成績順に役職につけばいいんだ。
まさかようさん....過激な.....
辺見先生には絶対勝てる。
...........ほんとうに..........
んっ、絶対。そして辺見先生の上司になって諭すんだ。
こんなこと軽々しくいっちゃあだめだってね。
早く試験制度にならんかな、いままでの人生ぜ~んぶ
取り返せる、わくわくする。
ようさん、いつも言ってたもんね。
学生時代に道をはずれたことを後悔してるって。
んっ、今なら迷いはないしなんといってもぐれてないしね。
だからめちゃめちゃ頑張ってはちゃめちゃ勉強してむちゃ
くちゃ良い成績とる。そして ひまわり のような人生に
変えるんだ。
......ようさん、それ昨日発売した
遊助のひまわり
って曲の歌詞のパクリじゃあないの?
.......あたり。
おバカキャラじゃない。
おバカの何が悪いんだろう、偉くなるとあの純粋さが
なくなっちゃって横柄なこと言いだしちゃう。彼がどう
して人気があるか本気で考えなきゃいけない。
純粋なおバカはなんでも一生懸命だ。
だから経験を積めばいい方向に変われるんだ。
みんなが認めてくれる。
国家試験の順位ごときでなにが決められるって言うん
だろう。
ようさん、結構怒ってるね。
ん、ひさびさに...でも....眠くなっちゃった。
そうね、もう寝ようか。
うん、すっごく疲れた。
むずかしい~。
自分で難しくしてるんじゃないの、ようさん。
.......今日往診に行ったおばさんのことだけど。
2年ほど前からよく転ぶようになったんだ、まだ70歳前
なのにね。神経疾患かなあと思って病院に紹介したら
異常ないって、でその先生が親切に整形外科に対診
出してくれたんだけど、陳旧性の圧迫骨折のみでこの
骨折は数年前に入院した時のもので今回とは関係なし。
でこの神経内科の先生はさらに考えてくれて心療内科
に対診してくれた。でおそらくがつくけど
単一恐怖症
と診断され心療内科で経過を診ていくことになったんだ。
ようさん、その病院っていうかその先生まじめだね。
んっ、「神経的には大丈夫。」で済ませなかったんだから
ね。でもここから彼女に悲劇が.......。
2回目の受診日にその病院の玄関で転倒して、急遽整形
外科で診察ってことになったんだ。で、詳細に検査して大丈
夫となった。
よかったね、無事で。
......無事じゃあなかった。翌日から腰痛で歩けなくなって
知人に勧められて隣の隣町の診療所の整形外科に出かけ
て行っちゃった。で、そこの先生とスタッフに
「こんなになるまでほったらかしにされて可愛そうだったね。」
と言われ胸きゅん。
ふ~ん、で診断は?
圧迫骨折....これが原因で歩けないって。だからうちにか
かれば治るって。藁をもすがる気持ちの彼女には天使の
声だった。でもぼくには何でも話してくれるんで
「せんせい、原因がわかったんや。だから心療内科には
もういかんわ、あそこの整形もやぶやし。」
と電話があったんだ。そこでそこの先生に連絡して経過を
詳細に話したんだけど
「わたしは整形外科のことしかわからん。でも彼女が歩け
ないのは圧迫骨折のせいでこれからうちに通院してもらえば
歩けるようになりますよ。」
の返事。
もう、ようさんの出るまくはないね。
うん、患者さんも信者になっちゃったし。
で、どうなったの?
少し歩けるようになったよ。
やっぱり、圧迫骨折が原因だったんだ。
んにゃ、まえの状態に戻っただけ。痛みが取れた分
「なんで歩けんのやろ。この先生は歩けるって言ってたの
に。」
って思うようになっちゃった。
あら、まあ。
で、その先生思うどおりいかずに面倒になったんか抗不安
薬をだしちゃった。しかも、前の病院の倍量。
あれ、まあ
で、フラフラになってまた転んじゃった。
それでまたうちの診療所に電話がきたんだ。
「せんせい、あかんのや。へんなんや、脳梗塞かな?」
結局、家族にも説明してようやく納得してもとの心療内科
のお薬に戻しているんだ。
病診連携とかいろいろ騒がれてるけどこんな身近なとこに
も問題があるよ。
大変だね~、ようさん。
ん、愚痴ってる暇はない。医療側がやり残してることは
まだまだあるんだ。自浄もしていかないとね。
あれまあ。
ようさん、なに呆れ顔になってるの?
ニュースでも取り上げられてるけど 医学部新卒者の定着
率 が問題になってる。
そうね、田舎の医学生が卒業したら都会の病院に行っちゃう
らしいね。
良いじゃない、別に。
えっ、そんなことしてるから地域医療が崩壊するんじゃない
の、ようさん。
別に。
えっ、でもそのことで世間が騒いでるんだよね。大変だよ。
別に。
ねえ、ようさん、なに腕組んで斜に構えてんの?
.................あっ、エリカ様。
そっ、さわぐなエリカ様。
さわ しか合ってないし...............................。
卒業して都会の病院に行って研修するのは何も悪くないと思
うんだ。それでいろんなことを学んで帰郷すれば良いんだよ。
その環境の違いはベースボール と 野球 って感じだけど
ね。
だから、田舎の大学は都会に行かせないようにするんじゃあ
なくって、帰りやすい環境を整備するほうに力を入れるほうが
効率が良い。元々 たらい回し って都市部が多い?んだよ
ね。もちろん例外もあるけど。
研修医が都会に流れればそれも多少防げるよ。即戦力とし
ては時代的にムリだけどやっぱり数は必要だし。
それで、脂ののりきった中堅医師を三顧の礼を尽くして呼び
戻せば良い。ただ、バリバリの医師だからお金も大事だけど
やりがいのある設備とスタッフをそろえてあげなきゃいけな
い。それがそろえば給料が安くても医師は来るよ。都会のク
レーマーに霹靂としてる医師が多いからね。
もちろん、地元住民にも考えてもらわなきゃあ。
「良い先生が来たからとりあえず皆で行こう!」
じゃなくてね、疲れさせ過ぎないようにする意識が必要だよ
ね。
研修医が出て行かなくすることを考えるよりよっぽど建設的
だよね。きっと、こっちがほうがお金かかんないよ、やってご
らんって。
でも、ようさん首長さんやお役人さんが....。
問題はここだよね、でも大満足はムリでも話し合えば必ずわ
かるよ。批判じゃなくって誠意だよね、きっと。
でもね.......
でもね?
いつも思うんだけど、地域医療、地域医療って騒ぐけど地域
ってどういう定義なのかわかんないんだ、未だに。
地域って田舎のことなの?
田舎の定義は?
何を基準に話してるの?
地域と僻地の違いは?
今、銚子市が地域医療の崩壊危機って騒がれているけど、
銚子って人口7万人強.......確かに関東で7万人は少ない
けどぼくの市は5万弱....。しかも周辺の人口を考えたら銚
子って圧倒的に都会なんだけどね。
ようさんが勉強不足なんじゃない。
ん、否定しないっていうかできないけど。
みんなもわけわかんなくなってきてる気がするよ
でも行政がKYでなきゃあ大概上手く行く気がする....。
あと......
あと?
言いにくいけど伝統ある大学医学部って今でも関連病院を
持ちすぎてるんじゃあないの?それが時代にそぐわなくなっ
た気がする。
「おっしゃ、おっしゃ面倒みてやる。そのかわり....。」
で権力を広げていった大学病院。
時代背景ってのがあるからそれが悪かったとは後だしジャン
ケンみたいで言えないけど......。
でもこのシステムって某大手メーカーじゃあないけど意外と
脆いシステムだったんだよね。で小さな関連子会社は切り捨
てられていく.....そこの患者さんは首を切られてく.....って
感じかなあ。役職の付いたお偉いさんの再就職先は残して
ね。
あれっ、高級官僚みたいじゃない。
さすがに わたりはない と思うし退職金も官僚に比べるとわ
ずかだろうけど。
ただ患者さんにも医療機関にも不幸だったのは、その構造
改革があまりにも急だったことだよ。
それをメディアが煽った?
んっ、それが世論になってその世論を気にした政治家が掻き
混ぜて本格的におかしくなった。でも........
でも?
メディアとの議論は賛成だけど対立には賛成できないんだ。
ブログを離れて1年半.....外から見てて少し考えが変った。
墨田区の件で妻を亡くした夫が突然の悲報にも病院を恨ま
ず冷静に対処した姿を見ていろんなことを教えてもらった。
メデイアにぐちゃぐちゃにされたと思っている医療機関側とそ
う思っていないメデイア側。
メディアが墨田区の病院、医療機関側を夫に置き換えて考
えてみた。
対立からはなにも生まれない。
ましてや世論を動かせるメディアと命をあずかる医療機関が
対立してるなんて......。
その一方でメディアは戦争反対を声高々に張り上げ、医療機
関側は命の重さを訴える.......身近なお互いがいがみ合っ
て仲良くできないくせにね。
もう、何も言えね~
って感じ。
ようさん、古いね。
.......たまには反発しあいながらも畏敬の念を持ちあわせな
ければいけないと思うんだ、お互いに。
ようさん.....この文章って昭和の香り......だよ。
そっ、古くさいかもね、でもどうも平成はきついね。
ばいばい。
ようさん誰と別れたの?
患者さん。
いつも患者さんが亡くなると挨拶に行くんだ。
えっ、どの患者さんでも?
んっ、その家族の誰かが診療所にかかっていたら顔を出す
よ。本当は全員通夜に行きたいんだけど時間的にムリなこと
も多いから送り香典することもあるけどね。
昨日は朝刊でふたりのおじいちゃんの名前が出てた。
でも夕方用事があったんで直接家に持っていって家で焼香を
あげさせてもらったんだ。
ようさん、勇気あるね。
えっ?
だって恨まれてることもあるかもしれないじゃん。
もちろん、ちょっとドキドキするよね。でも逆に喜ばれるってい
うのも変だけどいろんなことを本音で話してくれるよ。
入院してからああだったこうだったってね。
ただ明らかにぼくの判断が遅かったかなあと思うケースでも
家族に
「ありがとうね。せんせい。」
っていわれる時は思いっきり切なくなるけど。
ようさん、修羅場はなかったの?
幸い今のところないんだ。ただ、つらい別れは何度もある。
23歳の女の子の死。血液疾患だったけど通夜に行ってお母
さんと顔をあわせた瞬間に抱きつかれて号泣された。
ぼくの2つ上の男性が亡くなった時も次男が顔を合わせたと
きに泣き崩れてしまったり。
かなりきつかった..................。
でも人間って思ったより強いんだ。
田舎で大家族が多いからゆっくりゆっくり立ち直ってくる。
凄いよね、人間って。
でもここ数年少し事情が変化してきてる気がする。
どんな変化?
亡くなった病院に対する不満が間違いなく多くなってる。
「ひどい扱いを受けた。」
「なんかくやしい。訴えたいんや、せんせいどう思う。」
「葬儀が終わったら主治医に会いに行くつもりや。」
でようさんどうするの。
うなづいたり首を振ったりはしない。
いつも同じことを言うよ。
「葬儀が終わって落ち着いたらおいで。ゆっくり話そっ。」
だいたい、落ち着く。
ようさん、それって病院が悪いの?
.............そんなことない。
医者ならほとんどのケースが問題ないとわかるケース。
でも一般人には理解しがたいこともおおいにある。
だからトラブルにならないように話をするのも患者さんとの関
係が密接な開業医の仕事だと思ってる。
友人は
「患者と適当にバカ話して金貰って、開業医はいいなあ。」
って揶揄するけどね。
でも何件かは揉め事を未然に防いでる自負はあるんだ。
防波堤だ。
そっ、夜間診療や時間外診療だけが診療所の役目じゃあな
いんだ。こんな防波堤にもなってるんだ。
お金んなんないね。
んっ、お金になるどころか出てくんだ、すごいっしょ。
でもね................愛はもらえる......。
ようさん、ぜんぜん似合わない。
.................ばいばい。
幸せだよ~。
何言ってるの、ようさん。
この前、大学県支部の同窓会があったんだ、そこに初参加
の35歳くらいの産科医の先生がいてね、話をしたんだ。
そしたら、わが県は
産科医天国です。
って言うんだ。一瞬えっ?と思ったんだけどね。
こんなに産科医不足が話題になってるのに凄いじゃあない。
んっ。40万程度の人口に対して大病院が5つ、しかも人気
の開業医さんが最低4~5件あってもう十分だって。
しかも、患者さんがみんな自分の話に耳を傾けてくれるんで
モチベーションが自然にあがるって。
おじいちゃん、おばあちゃんも協力してくれるし。
へ~。
東京の大学病院や埼玉県、群馬県にも勤めたらしいけど18
0度環境が違うんだって喜んでた。
確かにわが県では受け入れ拒否はほとんど聞いたことがな
いんだよね。
凄いね。
うん、凄いと思う。小さい県だから病院間の関係も程よいライ
バル心と程よい協調性が維持されてる。
でも、ようさん、この前病院に対して文句たらたらだったじゃ
ん。
ん、そりゃ細かい問題点は山のようにあるよ。
でも全体的には上手く回転してるってとこかな?
どうして上手く行ってるんだろう?
ん~難しいけど、小さな県だからかな~。
上手くみんなが干渉しあってて、個々が社会からはみ出しに
くいからかな?
ヤンキーでも診察室ですごく人懐っこい顔するもんが多いし。
ただアピールは下手だから他の県に見向きもされないけど
ね。
見向きもされなくったっていいじゃない、ようさん。
平和ならね。
んっ。
あれっ?
どうしたのようさん。
ふと思いつた。
なにを?
長期処方が最近目立つけど理由は
1.医療費削減
患者さんの受診回数を減らすことで再診料の請求を減ら
して国の医療費の削減とする。
2.病院スタッフの負担軽減
外来患者さんの受診回数を減らして外来担当医の負担を
減らす。
3.患者さんの負担軽減
再診回数を減らすことで再診料が減って患者さんの負担
が減る。
なんだよね。で、最近は病院で90日投与とかが多くなってき
てるんだ。
良いことじゃあない。
ん、でもこれって病状が安定してるからできるんだよね。
もちろんでしょ。
じゃあ、この前提に反して患者さんが原疾患がもとで亡くなっ
たらこの契約は守られなかったというわけだ。
もちろんそんな契約書は交わしてないからどうこういうわけじ
ゃあないけど、処方してもらって2週間後に亡くなったらなん
と76日分も余りがでる........................。
1日1錠なら76錠
1日2錠なら152錠
1日3錠なら228錠
1日3錠を3種類なら なんと 684錠 が不要になる....。
5種類なら1140錠かあ。
医療費削減も大事で再診を減らすことも国のことを考えれば
仕方ないけど、こういうこともなんとかならんのかなあ。
これ少なそうで多いと思うんだけど。
ん~結構な数になるよね。
そっ、これが回収できたら
ヤバクリも大助かりだし、医療費削減の一助にもなると思う
んだけどなあ。なんか対策ないかなあ。
まっ安全性の問題やらなんやらでムリだねようさん。
んっ........でもなんとかならんかなあ。
今日はお願いが....。
ようさんどうしたの。
あの~最近病院人気(専門医人気)が主流なんだけど、そ
のためにヤバクリで困った現象が起きてるんだ。
どうして?
糖尿病とか高血圧でコントロールが不良な患者さんがいてと
てもヤバクリ外来では上手くいかない場合に専門医を紹介し
て教育的な意味も含めて診てもらうんだ。
いいじゃない、そうすればホスピタル・ショッピングも減るね。
そっ、でもね、当然のことだけど入院してると糖尿病も高血圧
もコントロールは良くなるんだ。栄養管理もしっかりするしね。
万事OKってわけ。
いいね、ようさん。
でもここで思いもかけぬ一言を放つお医者様や看護士様が
いるわけで...................。
どんな一言?
「良くなったねOOさん、ほら糖尿病も良くなってきたし、血圧
も下がったしね。頑張ればクスリはもういらないんです~。」
この一言は患者さんにとってはもう神の声として頭の中に響
き渡り続けるんだ。
『クスリはいらない、クスリはいらない。』
で退院後その患者さんはヤバクリに来て言い放つんだ。
「病院で血圧のクスリはいらんて。」
でも現実は悲しいかな、家には栄養士さんはいないんだよ
ね。退院直後はいいけど1~2月後には血圧は上昇してくる
ことが多いんだよね。
でも、病院の先生や看護士さんの言ったほうが優先されるっ
てわけね。
そっ、だから退院後血圧が上昇し続けても健気な患者さんは
神の声を信じ続けて、
「俺の不摂生が悪いんだ。」
と心でつぶやき続けるわけ。
で、下がらなくてイベント発生!もしくはムリなダイエットを始
めてアポッっちゃう。で地元の開業医は何してんだって言い出す始末。
2次災害みたいなもんね、ようさん。
そこまでは言わないけど、少し配慮が欲しいんだ。
病院での入院生活は非日常的でもある
ってことをね。
ほんとお願いします。
なかなか難しいいね~、ようさん。
そうねその立場になってみないとね。ぼくも勤務医時代はわ
からなかったから、お願いするしかないよね。
急に大声だしてどうしたの。
久々にあったまきた。
どうして?
休日に患者さんから電話がかかってきてね。
74歳の男のひとの家族から
「ちょっと、様子がおかしいから往診に来て。」
って。
で往診に行ってバイタル・サインと触診しても異常は認めら
れないけど、なんかおかしい。
どことなく元気が無い。受け答えはするけどなんかボーっと
してるんだ。嫌な予感がするし救急病院に連絡して診て貰お
うと。
「もしもし、OO病院ですか。今、往診先なんですけど。これこ
れこういう患者さんで..............。」
と説明。すると当直医が冷ややかな声で
「採血とかされたんですか?してない?それともっと具体的
な所見を言ってくれないと。」
カッチ~ン
『アホか、なんで緊急で往診依頼されて採血してゆっく
りしてる医者がおるんかいな。』
と思いながらも受け取ってもらうほうなのでもう一度
「あの~、往診先なんで採血はできないし所見もはっきりし
ないんで申し訳ないですけど、でもなんとなく普段と違うんで
す。」
と言ってみたんだ。すると
「病院は忙しいんですよ。雰囲気で送られても困るんで
すけどね。」
ここで覚悟が決まりました。
「あれっ?今日そこ当番医ですよね。でも受け取りたくないみ
たいだからもういいです。時間がもったいなから。言っときま
すけど、素人が電話してるんじゃあないですからね、ばいば
い。」
と言って電話を切って、すぐに隣の市の脳卒中センターにお
願いすることに。
「先生の勘っていうやつですね、いいですよ。何分ぐらいで着
きますか?30分ですか、待ってます。」
と言うことで救急車呼んで搬送。
ようさん結果は?
クモ膜下出血
あぶないね~、ようさん。
ん。
でその足で引き返してさっきの休日当番医へ直行。
ま、ま、まさか、ようさん
そっ、もう頭から湯気でて止まんなかった。
で当番医呼んでもらってお話し合い。
でてきたのは30代の格好のいいお兄さん。
「あの~、先程の件で今後のことも含めてご指導頂きにきま
した。あのケースの場合、わたしは往診先でなにをどのよう
にして、どのようなご連絡を差し上げればばよかったんでしょ
う?。」
あ~あ、やっちゃった。
「採血とか身体所見とか。」
「往診先なのに採血?身体所見はないって言いましたよね
んでもって状況はお話しましたよね。」
「....................」
「結局、隣町まで行って、SAHでした。」
「....................」
「町医者って病院と違って患者さんとしょっちゅう顔を合わせ
るんですよ、とくに田舎は。なかにはこどもの時からの知り合
いもいるんです。それでなにか変、立派な搬送理由でしょ。し
かも、一応わたしも医者ですから.......。なにか至らなかっ
た点でもお・あ・りでしょうか?」
「....................」
「なんかさっきの電話の時の勢いと違うんですけどね。」
ようさん、その辺で切り上げたんでしょ?
ん~
「なにだまっとるんや、ボケが。電話の先の状況までき
ちっと読み取らんかい、こらボケが。なに器に守られて
いきがっとんねん。文句あるんか、こらボケ。話し合いが
嫌なんなら表で勝負つけたろかい、ボケ。おら、何黙っ
とんねん。おい、こら、今の患者死んだらてめもボコボコ
にしたるからな、ボケ。」
ようさん!なんていうことを。
さすがに言わなかった、一応医者だからこらえた。
でも最後にひと言付け加えといた。
「わたしは勤務医も開業医も経験しています。あなたは勤務
医だけでしょ?最近、勤務医の過労ばかり主張しているひと
がいるけどバランスなんです。だから目線は水平に保ってお
いて下さい。でないと患者さんに対する目線もおかしくなって
きますよ。どちらが倒れてもいけないんです。」
ふ~ん、なんだか長いね。
だって同級生が就任式であんなに長い演説してたからね。
負けちゃあいけないと思って。
大変だね。
そっ、ぼくも大変なんだよ。
違うよ、その勤務医さん。
.........................................。
ようさん、なに唸ってるの?
切実だなって。まあ、下の記事読んでね。
*************************************
2007年06月12日19時59分 朝日新聞
医療機関の倒産が急増している。信用調査会社の帝国デ
ータバンクのまとめによると、法的整理による倒産件数は今
年1~5月で全国で28件に上り、01年以降で最悪のペー
ス。06年度の診療報酬引き下げによる収入減が大きな要
因で、同社は「小規模の医療機関を中心に年後半はさら
に増えそうだ」とみている。
医療機関の倒産件数の推移 |
帝国データが全国の医療機関(病院、診療所、歯科医院)
による民事再生法や破産手続きの申請など法的整理件数を
調べたところ、02~06年はほぼ横ばいだったが、今年は例
年の倍近いペースで増加。01年以降で最も多かった04年
(32件)を超える勢いだ。
今年の28件のうち、民事再生法が8件、破産が20件。負
債額5億円未満が15件と約半数を占める一方、30億円以
上の倒産件数(5件)は過去6年間の合計件数にすでに並ん
だ。事業規模の大きい医療機関は民事再生法、診療所や歯
科医院など規模の小さいところは破産を選択する傾向が強く
なっているという。
主な倒産原因については、診療報酬の減少による「販売
不振」が7件、「設備投資の失敗」が8件と多く、「放漫経営」
が3件だった。
**************************************
ようさん、小規模の医療機関を中心にって書いてあるよ。
そっ、大病院の医者不足に気を取られてたら、いつの間にか
小規模の医療機関にもしわ寄せが来てたんだ。どうして、小
回りの効く小規模の医療機関が倒産するんだろ。ここでま
た、大阪のおっちゃんに登場してもらうね。
「医療費削減のキャンペーンをうっておいて、結局、大病院を
守るために中・小規模の医療機関潰しとるやんか。だいた
い、大病院が混むさかいに、ここへ来んとかかりつけ医を作
ってそこに行け、言うたんはどこのどいつやっちゅうねん。わ
けわからん診療報酬の改定でかかりつけ医が真っ先に潰れ
とるやないか。ほんなら、患者さんはどこに行けば良いんか
っちゅう話やねん。きちんとわかるよう説明してみんかい!」
ようさん、怒ってるね~。
ちがう、ちがう怒ってるのは大阪のおっちゃん。あっ、おっち
ゃんが切れてとんでもないこと言い出したよ。
「だいたい、厚労省も大病院の意見ばっか聞いておってや
な、小規模の医療機関で働いてる医者の意見聞いて無いや
ないか。まっ、そんなたいそな会議に出る程、暇のある小規
模の医療機関で働くお医者さんはおらんけどな。まったく、来
週は父の日やっちゅうのに何しとんのや、お前らは。」
ようさん、このおっちゃん最後に父の日とか言ってるよ。
ん~、医療機関の倒産だけに
に引っ掛けたんじゃないの?
ようさん?
なに?
大阪のおっちゃんってようさん自身でしょ。
ちがう、ちがう..............おやすみなさい。
P.S
このデーター、歯科医院も入ってるし、倒産の理由が「設備
投資の失敗」とか「放漫経営」とかが合わせて11件もあるか
ら経営者側にも大きな問題があると思うけどね。一応参考ま
でに書きました。
固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)
ようさん、なにがだめなの?
ん~。下の記事を読んでみてよ。どう、思う?
************************************
(朝日新聞) 2007年5月22日(火)18:26
秋田県男鹿市立の「男鹿みなと市民病院」が非常勤の
内科医として採用した女性医師(30)が、兼職が禁止され
ている国家公務員の防衛省医官だったことがわかり、計4
日間診療しただけで市はこの医師をやめさせた。病院は医
師を紹介してもらった仲介者に693万円を支払っていた。
市側は「詳しく調べず、公務員とは気づかなかった」と話して
おり、医師不足に悩む地方自治体の焦りが背景にありそう
だ。
市によると、雇用契約を結んだのは今年3月28日。契約
期間は1年間で、月曜日朝から水曜日夕方にかけて通
算50時間の診療を月に2回行い、月ごとの報酬は100
万円という内容。この契約に基づき、医師は4月23~25日
と5月1日の4日間、内科医として診療にあたった。
しかし、市議から詳しい事情を尋ねられた市が、5月1日に
医師本人から聞き取り調査をした結果、陸上自衛隊に籍を
置く医官とわかった。市は2日以降の診療をやめさせ、契約
を解除した。
市などによると、同院は昨年4月以降、もともと10人い
た常勤医が半減した。市幹部らはここ2年間、知人を頼る
など様々な方法で医師を探してきたが、見つからないままだ
った。今回の医師は市幹部の知人のつてで、「医療コンサ
ルタント」を名乗る男性から3月27日に紹介され、翌日に契
約。病院の事業会計からコンサルタント料63万円と成功報
酬630万円を支払った。医師が辞めることになり、成功報酬
の返還を求めたが、コンサルタント側は「契約は成立した」と
して拒否しているという。
市は当初、提出された履歴書などから「東大付属病院で
研修中」と認識していたという。佐藤一誠市長は「市民に喜
んでもらえると焦ったばかりに異常な契約を結んでしま
った。医師不足は変わらないので、今後は適切な契約を結
び、医師確保に努めたい」と話している。
陸上自衛隊は「事実関係を確認中」としている。
*************************************
どうって、やっぱお役人の手抜き(PTP包装の記事見てね。)
が発覚したんだよね。だめだよね、相変わらず。
そうだね。でも、ぼくが、だめだと思うのは
に対してだよ。30歳だから医者になって約5年だよ、もう研修
医じゃなくて立派なお医者さんだよ(でも、東大で研修
中?)。だから、自分の社会的責任に関する認識が甘すぎた
としか思えないんだ。自分の立場がどういうものか
じゃ、済まないよ。
ようさん、ちょっと言いすぎじゃない?
そうは思わないよ。だって、市から月100万円も貰うんだ
よ、たったあれだけの勤務でね。しかも、そのお金はたぶん
税金だよね。それに、もっといけないのは、
こと。この仕事を引き受ければ結果がこうなることは今の情
報社会では容易に予測できるよね。お医者さんになったもの
が
では、あまりにもお粗末だよね。この辺が
って、突っ込まれる部分だよね。唯でさえ一般の社会人から
みたら高給取りに見えて反感買うのにね。脇をかためなきゃ
あ。ただ.............
ただ何?
このお医者さんが非常に優しくて、優柔不断なのかもしれな
いよね。だから、先輩とこの経営コンサルタントが繋がってい
たり、医療界と関係ない友人から頼まれて断りきれずに受け
ちゃったりした可能性もあるよね。そういう場合は同情の余
地は少しはあるけどね。でも、やっぱり自分のことは自分で
まもらなきゃね。
今回の問題は市にもあるけど、マスコミさんにはどうしてこん
なおかしなことになったのか両面から調べて欲しいと思うん
だ。こういったことの積み重ねがつまんないことで医療不信
を引き起こすからね。
でも...................................
でも?
こんな現状になったのは国のその場凌ぎの政策のせいな
のに、この市長さん国からイエローカードもらうんだよね、き
っと。
誤審もいいとこだよね。
ようさん?
ん?
OO市の病院が医師不足で、週2回で月150万なんだって。
しかも、評判悪くて、患者さん少ないんだって、行かない?
行く...............................も......ん.......か!
ようさん、返事に切れがないよ。
あ.....る.....よ............おやすみなさい。
固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)