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2007.05.21 01:50 |  診療  |  仕事 / 職場  |  その他(医療関連)  |  ようさん  | 推薦数 : 1

友人の人工呼吸器。

        ちょっと.......

 

どうしたの?ようさん。

 

前の記事を読み返してたら、なんか人工呼吸器を否定して

みたいになってるなって思ってね。

 

ようさん、そうじゃないの?

 

ちがうよ。ぼくは、癌などの末期の患者さんの人工呼吸器

着を否定はしてないし、できないんだ。こころからケース

バイケースだと思ってるんだ。

 

どうして? 

 

数年前にぼくの友人がある癌に罹患したんだ。ほんと、元

気な奴でね学年で一番やんちゃだった。でも、癌になった、

30歳そこそこだった。何回か手術して2年半くらい闘病生活

を続けていたんだ。ぼくは、その間に田舎に帰ってたから、こ

こからは最後に立ち会った友人から聞いた話だけどね。2年

半たつ頃から肺に転移して、若いから進行が早くてすぐに 

吸苦が出現したんだ。でも、彼はぎりぎりまで頑張ったん

だ、でも、最後に耐えられないほど苦しくなって彼は自分から

    「人工呼吸器を着けてくれ!」

って、叫んだんだって。彼も医者だったんだ。だから、人工

吸器を着ける意味は誰よりもわかってたんだ。二度と話せ

いし、次に人工呼吸器を外す時は確実に

       死を意味する

こともね。だから、人工呼吸器を着けるときが家族とのお

だということもね。でも、彼はあまりの辛さから人工呼

を着けることをんだんだ。

主治医が

「OOさん、いいですか、呼吸器着けますよ。」

彼はその時、妻の手を握り最後にこう言ったそうだ。

          「さようなら。」

それから数日して彼は逝った。

数ヵ月後、彼の妻からはがきが届いたんだ。

「最後は、苦しまずに逝きました。楽そうでそれまでの

痛がうそのような顔をしてました。」

と。彼は若いし、医者だから彼なりの最高の選択ができたけ

ど、一般の人で、意識のない人には何が最高かはわからな

いと思うんだ。だから、医師が相当の覚悟で、

   「自分の親ならこの手段を選びます。」

と選択肢を選んで話す事が大事かもしれないと思うことがあ

るんだ。

 

ようさん、患者さんや家族が選ぶんじゃなくて?

 

患者さんや家族は選べないと思う。医療従事者やそれに近

い職業の人なら別だけど。だって、経験が少ないから。だか

ら、きちんと(ある程度ではなくて)

       「自分の親ならこうする。」

って指南する事が大事で、その結果、患者さんや家族がそ

の選択肢を選ぶ形が理想だと思うんだ。ここは患者さんや家

族に気を使っちゃいけないと思うんだ。気を使う場面じゃない

んだ。ここで気を使うと、残された家族がのちのち後悔するこ

とが起きてくる場合があるよ。 

 

ようさん、人工呼吸器の装着ってひとくくりに出来ないんだ

ね。 

 

そう、すごくバランス感覚が必要なんだ。賛成派も反対派も

感情的に自分の意見を押し通す問題ではないと思うんだ。

装着することで不幸になる人も、幸せになる人もいる。病気

種類やその時の状況で違うんだ。

 

難しいね、ようさん。

 

うん。でも、何事も

      「他人でも誠実なこころは通じる。」

って、思って行動すれば大丈夫....な、ような気もするけど。

おやすみなさい。

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コメント

コメント一覧

お疲れ様です。
人工呼吸もですが、先日亡くなった妹はモルヒネも嫌がっていました。「痛みが和らいで眠れるけれど、二度と目が覚めないようで怖い」と申していました。

亡くなる数時間前に腹部に激痛が起きたのですが、その時も途中で痛み止めはいらないと言いました。かなりの激痛があったようですが、「大丈夫だから・・・」と言い、最後までほとんど「痛い」とは言いませんでした。亡くなる数時間前まで。

道尿もオムツも点滴も最後まで嫌がっていました。多分、自分はまだ生き続けるという信念があったからだと思います。昨年に亡くなった大伯母も先日亡くなった叔父も姑も同じでした。最後まで意識はしっかりしていました。

亡くなる直前までずっと雑談をしながら、そのまま静かに呼吸が止まって行きました。亡くなる直前に妹は「同姓でも下の世話をして貰うのは抵抗があるよね」と会話をしていたんです。今まで話しをしていたのに・・・という思いが強かったです。みんな癌で亡くなりました。
本当に人工呼吸器もモルヒネも全てに於いてケースバイケースですね。
written by yoshika / 2007.05.21 02:47
私の近くにも、今現在、人工呼吸器をつけている方がいらっしゃいます。本人の意識はなかったので家族の意向でつけたのですが、正直、つけたと聞いたときは後々の事を考えて「えっ?」と思いました。が、最近はあくびをしたり、目をキョロキョロ動かしていると聞き、順調に回復してくれれば・・・と願っています。
written by B型 / 2007.05.21 08:16


ダメだ・・・。
読んでたら涙がポロポロこぼれてきた。


written by かえる / 2007.05.21 23:30
>yoshikaさん

そうなんです。すべてケースバイケースなんです。
ぼくは、なんでそんなにルールばっかりを決め急ぐのかわかりません。形ばかりのルールをつくると不幸な人が増えますよ、きっと。

>B型さん

本当にこころから回復を願ってますよ。

>かえるさん

ぼくは、泣かせるために書いたんではなくて、終末期医療の問題点を考えるために身近な症例として彼をとりあげました。
彼は一番やんちゃでした。湿ったことが大嫌いで、いつも笑ってました。だから、かえるさんも元気だして...ごめんなさい。





written by ようさん / 2007.05.22 00:22
ようさん先生。
妹が亡くなる直前に言っていた事で意識がないんじゃなくて話そうと思っても話せないだけで会話はちゃんと聞こえているからと申しておりました。目を開けようと思ってもどうしても開けられないし、口を動かそうと思っても動かせないと。

そう妹が言っていたので、反応が無い状態の時でも出来るだけ明るい話題の話しをしていました。意識が無い=こちらの会話が聞こえていないと思うのは勝手な思い込みだと妹に教えられました。
written by yoshika / 2007.05.22 01:05
だいじょうぶ。
ようさんが考えて記事にしたこと、理解しています。


辛いだろうようさんの気持ちや、愛する家族に向けて放たれた「さようなら」の言葉に込められた愛や辛さ・・・

で、涙なのです。

あやまらんとって。
written by かえる / 2007.05.22 08:12
>yoshikaさん

ぼくも、そうだと思ってます。
だから、ベッドサイドの会話にはいつも気を使ってました。
自分だったらどう思うのか、時々考えます。

>かえるさん

うん、うん。

written by ようさん / 2007.05.23 00:39

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