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う~ん、やるなあ!
ようさん、なにが?
うちの娘。
親ばか?
ちがう、ちがう。
あのね、うちの娘ね、1年前よりバレエを習ってるんだけど先
生が80歳の年配者。でね、去年怒りすぎちゃって脳梗塞で
たおれちゃったんだ。もともと、ちょっと金銭面にルーズな部
分もあって倒れたのをきっかけに徐々に辞めていく子が多く
なってね。うちの子のお友達のひとりも辞めちゃって、てっき
り、うちの子も辞めると思ってたんだけど、もうひとり仲のいい
子がいるからか続けてたんだ。ところが、その子も辞めるらし
い。でっ、緊急家族会議開催。
「どうする?」
ぼくが聞くと娘がうつむいたまま一言。
「バレエ.....好きだし、先生もみんな辞めたら寂しいと思
う....。OOは続けたいな..........。」
「でもね。OOちゃんは辞めちゃうんだよ。」
「...............続けたい。.........ひとりでも....やる。」
さすが、ぼくの子だ。よし、いい話を彼女にしてあげよう。
「むかし、いじめられてた亀.....................。」
「それ、浦島太郎。知ってるもん。」
「じゃあ、むかし黒い色したあひるが.............。」
「それ、みにくいアヒルの子。知ってるって。」
「じゃあ.....」
「もういいよ。ぱぱ」
「ひとつだけ聞いて、お願い!」
「ん~、わかった。」
「パパが大学生のとき野球部にいてね、憎たらしい口をきく
後輩が入ってきてね。すぐクラブで浮いちゃったんだ。試合の
ときの車もみんな一緒に乗りたがらなくってね。しょうがない
から、パパと友達のふたりでこっちの車に誘ってあげたんだ。
彼は車の中でも偉そうなことばっかり話すんだ。でね、友達
とふたりで本音を思いっきり言ってやったんだ。
お前を好きなやつはいない、もっと周りをみて。
自慢話は自分に自信がない証拠。
とかね。伊豆の合宿所につくまでずっと。とにかく、本音で接
したんだ。そしたら、不思議なもんでかれの心に響いたみた
いで、それから20年今でもこまめに連絡をくれるし東京に行
くと言うと東京駅まで迎えに来てくれるんだ。しかも日本でも
数本に入る富豪の娘さんと結婚して数億する家を建てて、完
全に逆玉の輿。ゴルフに行くときでも何台も護衛がつくらし
い。でも、ぼくの前では昔のまま。ぼくが、困ったら死ぬまで
面倒見てくれるらしいんだ。ありがたいことだと思う。
でも、お前には世話にならないよっていつも言ってるんだ。」
「で、なにが言いたいの?」
「みんなが嫌ってる人間でも心さえ真っ直ぐな人間なら最後
まで真剣に相手することは大切なことだよってこと。」
「ふ~ん。」
彼女にはまだ全然わからないらしい。まっ、いいか。
でも我が娘よ、いまの気持ちはずっと持ち続けて欲しい。
ようさん、すごい娘だね。
うん、ぱぱが飽きっぽいから絶対そうならないんだって。
反面教師ってことらしい。ぼくの思い通りだよ。
ようさん、ほんとに意図的な教育なの?
やっぱり。
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コメント
コメント一覧
クスクス。。。本当にあきっぽい性格ならどんな仕事も続きませんよ。。。ようさん先生。。。隠れ蓑の術(^^♪。。。
反面教師。。。でも。。。やっぱり親子だもん。。。似ちゃうんですよね。。。ずっと背中を見て育ってるから。。。
優しくてしっかりした娘さんですね。。。ようさん先生に似ていると思います。。。
涼しくなってきましたので、体調を崩されませんように。。。
結構、その年代だと金魚のふんとはいいませんが、友達と一緒にとあまり考えもせずずるずるいってしまうものなんですが。「かえるの子はかえる」ケロッ かな?
いえ、いえ全然しっかりしてません。
どっちが?もちろん親子ともども.....です。
しっかりもの....というより......
頑固もんって感じです。親に似て......
どっちの?もちろんママ......いやいや
わかりません。
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