少し古い記事ですが、こんな記事がありました。
『癌(がん)化学療法前の絶食が正常細胞を副作用から守る』(魚拓)
絶食によりカロリーを制限すれば、細胞増殖を送らせ、ストレス抵抗性を増強するそうです。
飢餓状態を模倣するよう遺伝子操作した酵母において、ストレスに対する防御が得られることが示された。その後、ヒトおよびラットの癌細胞および正常細胞でブドウ糖欠損を誘発したところ、正常細胞は毒性物質から保護され、癌細胞は保護されないことがわかった。
なるほど、抗がん剤治療をする際に、正常な細胞を飢餓状態にしていれば副作用が減るかも知れないってことですよね。
場合によっては、抗がん剤の量を増やしても安全に治療できるかも知れないんですね。
もし、本当なら素晴らしいことです。
実際にマウスではうまくいったよですからね。
ヒトを対象にした試験もはじまっているそうです。
はたして、よい結果でるのでしょうか?
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マウスの結果でヒトに対する反応を予想することはできますが、あてはまるかどうかは別問題なのできちんと臨床試験で検証して効果があるかどうかを確認しなければなりません。
ビタミンCの話しもそうですよね。
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以前、『悪性腫瘍遺伝子検査』でゲフィチニブ(イレッサ)やエルロチニブ(タルセバ)などの効果予測ができるという話しをしました。
今回は、9月に保険で大腸がんに使えるようになったばかりの薬セツキシマブ(アービタックス)のお話しです。
セツキシマブ(アービタックス)もゲフィチニブ(イレッサ)やエルロチニブ(タルセバ)と同じようにEGFRに作用して抗腫瘍効果を発揮するものです。
イレッサやタルセバと大きく異なるのは大分子化合物(抗体薬)であることです。
ですので、内服薬ではなく点滴で用いる薬剤です。
今わかっている事は、セツキシマブ(アービタックス)は手術などの組織を使って遺伝子変異を調べてみるとK-rasと呼ばれるがん遺伝子に変異があると効果がないのです。
K-ran変異のある患者さんはセツキシマブ(アービタックス)を使っても効果がないのです。
ですので、K-ras変異を調べてみて変異のない患者さんに投与すればいいのです。
ちなみに、K-rasは40%程度の患者さんで陽性のようです。
しかし、保険では、そのK-ras変異を調べる事ができないのです。
普通に調べたら数万円かかる検査です。
1回セツキシマブを投与すれば10万円は超えます。
100人の大腸がんの方に検査をせずにセツキシマブを使うのとK-ras変異を測定してからセツキシマブを使うのと副作用の面、金銭的な面と両方の面からK-ras変異を測定してから使うべきですよね。
医療費を増やさないようにするんだったら、こんなところをキチンとすれば少しはマシになるでしょうに。
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噂によると将来的には保険適応になるらしいですが。
それまでは、病院の持ち出しで検査をしろと?
なんだかなぁと思います。
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今年の夏にこんな話題がありました。
『ビタミンC投与でがん半減 マウス実験で、米研究所』
『魚拓』
この件に関する細かいつっこみはあかがま先生のところに載っています。
『NIH発、ビタミンCでがん半減』
そんな話しがつい数ヶ月前にあったところですが、Cancer Reserchという雑誌に『高用量のビタミンCが広範囲の化学療法薬の細胞傷害作用に干渉する可能性のあることが、前臨床試験で示された』と言う記事が載ったようです。
概要はm3のニュースに日本語で書かれていますがメンバーでないと読めないのかな一応アドレスを。
どちらも原文は読んでないので詳しい批判を避けますが、両方ともに人間に使った成績ではないようです。
実際に使ったらどうなるんでしょうね。
まあ、ある程度に方はサプリメントでビタミンCを飲みながら抗がん剤治療を受けてるでしょうね。
この論文に対するアメリカの腫瘍医のコメントが非常にまっとうでした。
ビタミンCは癌の予防と治療において長い歴史がある。ビタミンCが癌患者の転帰を改善させるということを示したエビデンスは存在しないが、癌患者はビタミンCの便益の可能性を信じ続けるという報告もある。
腫瘍医は癌患者に過剰量のビタミンCを摂取することを定型的に勧めたりはしないが、癌患者は別の臨床医からビタミンC治療を受けていることが報告されている。
まあ、この論文の内容が人間でどうであるかがまずわからないですし、今のところビタミンCをやめた方がいいと言う根拠は当然ながらありません。
同じように、ビタミンCがいいという根拠もありません。
個人的には、何事もほどほどにバランスよくがいいかなって思います。
何事もやりすぎはよくないかと。
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どんな情報もきっちりと吟味しないとダメですよ。
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肺がんには、大きく分けて小細胞がんと非小細胞肺がんに分けられます。
その理由は、治療方針が異なるからです。
ちなみに、肺がんの種類には頻度の高いものから腺がん、扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がん、その他となります。
昔も今も標準的な治療は、小細胞がんと非小細胞がんで違います。
ただ、非小細胞肺がんの治療は同じです。
その中に、腺がん、扁平上皮がんなどあるにもかかわらず。
ちなみに大細胞がんは、肺癌のうち約5%を占めるだけですので割愛させて頂きます。(大細胞がん、ごめんなさい。)
今まで、腺がんと扁平上皮がんは同じ治療だったのですがもしかしたら、将来的に標準治療がかわるかもしれません。
まず、理由のひとつは、分子標的薬であるベバシズマブ(アバスチン)が標準治療であるカルボプラチン+パクリタキセル(タキソール)へ追加することにより上乗せ効果があることがわかりました。
ただし、扁平上皮がんは、喀血(肺からの出血)で命を落とす人が多かったため上乗せ効果はなさそうだったためキチンとは調べられていません。
ベバシズマブを扁平上皮がんに追加するメリットよりデメリットの方が高いと考えられたために、扁平上皮がんは、第3相試験から外されたのです。
最近、また面白い論文が出てきました。
今は、悪性中皮腫の標準治療薬となったペメトレキセド(アリムタ)です。
非小細胞肺がんに対してシスプラチンとペメトレキセド(アリムタ)を併用する試験が行われ結果が発表されました。
その結果としては、まあ今の標準治療のひとつとしても悪くないかなって程度の結果なのですが。。。
その内容を詳しく見てみると、扁平上皮がんならあまり成績がよくないのです。
腺がんなどでは、成績が比較的よいのです。
・・・・
と言うことは、腺がんに対して、シスプラチン+ペメトレキセド(アリムタ)+ベバシズマブ(アバスチン)を併用するような治療を行えば、、、、すんごい効果が出るのではなかろうかと考えてみたりするのです。
現実は、そんなに思った通りにはいかないのもでどんなことが起こるかわかりませんがね。
その現実問題のひとつがめちゃくちゃ高価な治療になることです。
どんだけ高価かというと
カルボプラチン+パクリタキセル:約10から15万円
シスプラチン+アリムタ:約35から40万円(ほとんどアリムタ代)
シスプラチン+アリムタ+アバスチン:70から90万円
約1ヵ月の薬代だけですよ。
4回の治療をすれば約4ヵ月でこの4倍ですよ。
恐ろしいですね。
治る治療なら価値がありますけど。
数ヶ月の延命のための治療だとしたらやってられないような。。。
やっぱり、標準治療とはならないでしょうね。
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しかし、ゲフィチニブ(イレッサ)やエルロチニブ(タルセバ)も扁平上皮がんには、効きにくいのに。
扁平上皮がんは、最近置いてきぼりで可哀想な気がします。
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予定では、今日が最終回です。
骨へ転移すると痛みが出ることが多いです。
ただ、痛みを伴わないこともあります。
痛みがでない骨への転移は、負荷のかかりやすい場所かどうかと神経を圧迫しやすいかで放射線治療を行うかどうかを決めます。
肋骨などの転移は、痛みがなければ放射線をあてることはあまりありません。
脊椎の骨の場合は、脊椎の後ろに大切な神経が走っています。
今後、骨折が予想される場合や、神経圧迫が予想される場合は放射線治療を行います。
神経が圧迫されると、圧迫された部位が支配しているよりしたが両側麻痺します。
例えば、両足が動かない。
とか、
臍からしたの感覚がない。
みたいな症状です。
悲しいことですが、膀胱直腸障害といって便意が尿意がわからない状態なることがあります。
もし、起こってしまったら非常に悲劇的です。
若い方などは耐え難いものがあると思います。
あとは、大腿骨の付け根とかは、折れやすいので注意が必要ですよね。
また、多発性に骨転移があったりすると血中のカルシウム濃度が上がったりします。
カルシウム濃度が上がりすぎると、意識がなくなったり、けいれんしたり、腎機能傷害を引き起こしたりします。
カルシウムを下げる薬を使ったりします。
他にも、腫瘍細胞がいろんなホルモンを産生することがあります。
ADHと言われる抗利尿ホルモンをたくさん出して血中のナトリウム濃度が下がり意識レベルが低下することがあります。
PTHrPなるホルモンを産生してカルシウム濃度があがることがあります。(骨転移の時と同じですね。)
また、血小板や白血球の数が異常に増えたり(おそらく、そう言ったモノを増やすホルモンが腫瘍で産生されていると思われます。)
あと、神経に対する抗体(自分で自分の体をやっつけるもの)をつくって、筋力低下を引き起こしたりすることがあります。
ただし、腫瘍によるホルモン症状が出現する頻度は低いです。
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最近、外来で抗がん剤治療を行う施設が増えてきました。
病院によっては、入院よりも外来での抗がん剤治療の方が多い施設もあるようです。
外来治療の最大のメリットは何かというとそれは、もう患者さんのQOLの向上以外にありません。
入院での治療だと温泉に行きたくてもなかなか行けないですよね。
仕事をしたくてもなかなかできないですよね。
趣味に没頭したくてもなかなかできないですよね。
抗がん剤治療をしながらかなえてくれるのが外来抗がん剤治療です。
広がってきたのは理由があります。
患者さん達が希望されている1面もありますが、他にも大きく2個の理由があります。
ひとつは、医療政策として国が医療費を抑えるために外来抗がん剤治療をするように誘導していること。
外来化学療法加算ができたりとか、包括医療制度などです。
もうひとつは、医学的な理由です。
短時間の抗がん剤治療が増えてきたこと。
特に乳がんの治療は短時間の治療が多いですからね。
支持療法(副作用予防など)の進化、専門的な知識をもつ医師、薬剤師、看護師の増加などが挙げられます。
ただし、専門的な資格を持っている人の数は少なすぎて全国に広まっているというような状況ではありませんけど。
こんないい面があるんですけど、まだまだ日本のどこでもってわけではないですよね。
もちろん、1医師のがんばりで外来抗がん剤治療は、できます。
でも、その医師にすんごい負担がかかることもあるんです。
外来中に、点滴のルートの確保をするのは、負担です。
当番で回してくれると楽なんですけどね。
病院によっては、看護師が抗がん剤治療のルート確保してくれるところもあるんですけどね。
まだ、一握りです。
また、患者さんが不安がって外来での治療を嫌がる人もいますね。
1泊2日の抗がん剤治療入院の方が日本人にはなじむのかも知れませんね。
アメリカでは、24時間稼働の抗がん剤の外来治療センターがあるようです。
24時間凄いけど、べつにそこまでいらないんじゃないって思う方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
それにしても24時間って、凄すぎます。
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今日は、3回目、お腹の中にがんがあるとどうなるかのお話です。
主に消化器がんの方に多く見られる症状です。
(当たり前と言えば当たり前ですけど。)
肝臓とか腎臓に転移があって肝機能とか腎機能が落ちる場合があります。
ただし、腎臓は2個あるので腎不全になることはまずありません。
肝臓も半分程度の腫瘍の広がりなら自覚症状がないこともあります。
ただし、肝臓の表面近くの腫瘍は痛みを伴うこともあります。
お腹の中も出来る場所によって症状が違って、胆汁の通り道を腫瘍がふさいでしまうと黄疸が出ます。
全身倦怠感やかゆみが出てきます。
あまりにひどいと多臓器不全になる事もあります。
ですので、体の外から、もしくは、内視鏡を使って管をいれてたまった胆汁を体の外へださなければなりません。
腫瘍によって尿の流れる道がふさがれると水腎症といいおしっこがでなくなって体の老廃物を捨てられなくなります。
老廃物が捨てられないので当然、尿毒症になりもうろうとしたり、むくんだりします。
これも、放っておくと命に関わることがあるので、尿を外へ出すように管を入れたりします。
また、消化管が細くなると腸閉塞(イレウス)となり便が出ない状態になります。
最初はお腹が痛くて便が出にくいだけですが、だんだんむかつきも出てきます。
応急処置としては、イレウス管という管を入れたりします。
根本的に改善するためには、バイパス術をしたり、人工肛門を作ったりしなければなりません。
もちろん、イレウスが解除されなければ食事をとることができません。
これらの管を入れたりというような処置が難しいこともあります。
お腹にも水がたまることがあります。
胸水は、胸水を抜いて水をたまりにくくする薬を入れることによりたまりにくくすることができますが、腹水のコントロールとしてそのようなことは出来ないのです。
ですので、利尿剤で様子を見たりとかたまに腹水を抜いてみたりして様子を見ます。
もちろん、腹部の腫瘍からの出血(お腹の中や吐血、下血)などもあります。
消化管の症状も多彩ですね。
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何度も言いますが、この症状はすべての人に起こるわけではありませんからね。
何の症状もない方も大勢いらっしゃいますから。
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今日は、2回目です。
私の専門の肺の話をしますね。
肺にあれば、呼吸機能が落ちますよね。
息切れなどの症状が出ます。
普通の肺機能なら、半分の機能があれば日常生活は大丈夫ですよ。
ただし、肺気腫などあれば半分じゃダメなこと多いですけど。
呼吸機能への影響は、腫瘍の大きさも大切ですが出来る場所が非常に大切です。
肺の末梢(はしっこ)の方にある腫瘍なら多少大きくても呼吸機能にはさほど影響しません。
ただし、胸膜まで浸潤すると痛みが出たりとか胸水がたまったりしますけど。
肺の真ん中、特に右肺と左肺に分かれる気管の辺りに顔を出していたりすると、医者が焦ります。
だって、腫瘍で気管がつまったら窒息死しますから。
また、大血管(心臓のそばの血管など)に腫瘍がくっついていたりすると大出血する危険性がありますよね。
そうでなくても、腫瘍そのものから出血して血痰とか喀血しますけどね。
他には、上肺野にあるときに、声がしわがれてくることがあります。
嗄声と言います。
これは、声を出す声帯を支配する神経(反回神経)が頭からいったん肺の中(正確には縦隔)に降りてきてそれから声帯(のどぼとけの付近)まであがります。
ですので、この神経が腫瘍に押されたりして麻痺すると嗄声になります。
あと、有名なモノとして上大静脈症候群というものがあります。
名前の通りに腫瘍が上大静脈を圧迫して血液が通りにくくするのです。
かなり太い静脈ですので圧迫されて血流が落ちると血液が心臓にかえってこれなくなります。
すると、、、、
顔や手がむくみます。
ひどい場合だと手が破裂しそうなほどむくみます。
しかも、片手だけです。(左右の血管を同時に腫瘍が圧迫する可能性ってほとんどゼロですからね。)
イヤですね。
でも、この症状は、だいたい2週間ほどで何もしなくても引いてきます。
人間の体はすごいもんで、新たなバイパス(血管)を自分で作って迂回させるんですね。
すごいですね。
そのバイパスが完成するまでの期間がだいたい2週間ほどです。
ちなみに、がん患者さんがあやしげな商法にだまされるときは上大静脈症候群のときに、あやしげな事をして10日ほど経って改善して、あやしげな商法にはまったりするらしいですよ。
ホントは、自分の力でよくなってるのに。
信じ込んだら何をいっても聞いてくれませんからね。
あら、話がだいぶずれましたね。
今日はこのへんで終わります。
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また、心臓の周りに水をためて心不全となることもあります。
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以前、以下のようなコメントをいただきました。
>患者の中には私のように我慢してしまう方も多いと思うのでそういったアプローチも取り上げて下さい。
答えになるかどうかわかりませんが、参考になればと思います。
がんは、いろいろな症状を引き起こします。
その症状は多彩ですべてを説明しろと言われてもなかなか難しいです。
ただ、がんのある場所によって予測できることもあります。
例えば、頭にがんがあれば、そのがんが占拠した脳の働きがやられます。
例えば、左の側頭葉を占拠していれば、右半身に麻痺が出ることが多いですし、小脳にあれば、ふらつきや吐き気などの症状が出ることが多いです。
これ以外にも、脳幹部には、さまざまな中枢があるのでここをやられたら生命を維持することができません。
また、腫瘍の周りに大きく浮腫を伴うことがあり、浮腫が大きいと周囲を押します。
場合によってはすることは、脳の中枢(脳幹)の働きを止めてしまうこともあります。
(こうなれば、もちろん生命を維持出来ません。)
あと、体表にあれば、見栄えが悪くなったりとか、特定の動作がしにくくなったりしますよね。
(間節が曲がりにくくなったりして)
口の中に出来ちゃったりすると、ご飯を食べられなくなります。
(痛かったりすることが多い)
しかも、かなりの臭気を発します。
よく考えてください。
特に体表にがんがいたとしたら。
その場所場所によって症状は、全然変わってきますよね。
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こわいこといっぱい書いてるかも知れませんが、何にもおこんない人も結構いますよ。
寄生虫だって出る場所によっては失明することもあるし。
全く無症状のこともあるし。
悲観してもらうためにブログを書いてるのではないですからね。
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今まで、がん関連の話はたくさんしてきましたけど、抗がん剤が効いたかどうかの話はあまりしてなかったような気がします。
効果判定は、客観的に出来なければなりません。
ですので、元気になったとか、痛みが和らいだというのは効果判定の基準にはなりません。
もちろん、その患者さんにとっては効果があったと考えていいんですけどね。
主に、臨床試験などで新しい治療の効果が今までの治療と比べてどうかって事が大切ですからね。
効果判定の基準は今、主にRECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumor)なる基準を用いることが多いです。
まず、長さの測れる病変(測定可能病変)を見つけます。
あまり小さすぎると適当ではありません。
小さすぎると次回のCTなどでスライスとスライスの間にはまりこんじゃうと、見えなくなることがあるんですね。
基本は、CTなどのスライス厚(何mm毎に撮影したか)の2倍以上の大きさが必要です。
そして、測定可能病変の長さを測ります。
どうやって、測るかって?
その病変の中で一番長く測定できるように測ります。
いくつかの測定可能病変がある場合は全部測ります。
ただし、1臓器につき大きい方から5個まででいいですよ。
そして、その長さを全部足します。
その和を治療前と治療後で比較します。
そこで、治療前の70%以下であれば、治療効果があったと判断します。
面積ベースで行けば50%以下ですからね。(0.7×0.7=0.49)
このことをPR(Partial Response)と表現します。
病変が全部消えたらCR(Complete Response)と言います。
残念ながら120%以上になっていたらPD(Progressive Disease)です。
それ以外の大きな変化がなければSD(Stable Disease)になります。
患者さんにはあまり関係のない話だったかも知れませんね。
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実は、どの程度の時間PRやSDをキープしないとダメとか、非標的病変の扱い方などもあります。
もっと知りたい人は、こちらへ
少し、古いですけどね。
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