もう、ずいぶん前のことです。
今年の夏のような暑い日のことでした。
その日、病棟は大忙しだったのです。
予定入院もあったのですが、緊急入院が5人も入ったのです。
考えていただければわかりますが、入院初日は患者さんの病状、内服薬などを確認するのは当然ですが、どんな食事を食べるのか、トイレは歩いていって大丈夫なのかとかいろんな事を確認していかなければなりません。
医者も看護師も忙しいのです。
しかも、いろんな書類もあります。
昔から必ず必要だった書類や昔はいらなかったけど必要になった来た書類などいろいろあります。
ですので、予定入院は前日からある程度わかっているのでいいのですが、緊急入院が5人ともなると喜ぶのは経営者ぐらいでその他の職員はうれしくありません。
私は、緊急入院の5人目の担当と指名されて病棟に夕方いました。
いつもは、にこにこ働いているナースたちもさすがに疲れた顔になっています。
まさか、もうこれ以上入院はないよね。なんて言いながら働いています。
そんなときに、D先生が入ってきました。
『みんな、お疲れさん。差し入れやで。』
その中には、スタッフ分の数のアイスが入っています。
それを見た瞬間、疲れたナースの顔々が一瞬で『ぱあっと』明るくなりました。
『あー、ちょっとしたことが効果的ってこんな事なんだな。』
部長からしたらほんの千円ぐらいの出費で、ナースたちが機嫌良く働いてくれます。
疲れて血糖値も下がっていたでしょうし、あつかったでしょうし。
でも、現実にはなかなかこれを実行できる人が少ないんでしょうね。
将来、責任ある立場になったとしたらD先生のような気遣いが出来るでしょうか。
出来るようになりたいですね。
ちょっとしたことでブログ主が喜びます。
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もう、ずいぶん前のことです。
以前、『人間は汚い』とか『清潔と不潔』なるエントリーをあげました。
なんだか、忘れられない先生がいたので紹介します。
C先生です。
C先生は、清潔好きです。
というか、清潔好きだと思われます。
自分以外のものは汚いと感じているのかも知れません。
朝、病院にやってくると一番にすることはマスクと手袋をつけます。
そのまま、病棟や外来で仕事をしているようです。
C先生から直接聞いたわけではないのですが、カルテなど患者さんを診察した手で記載するのでとてもじゃないけど素手でさわれないとの事です。
確かに、ナースが便処置をしたり、身体を拭いたりした後、タンの吸引をした後、傷口をさわった後などに必ず手を洗っているかと言えば、実際問題必ずではないでしょう。
ただ、現実問題として、カルテを素手でさわるのが汚いことかと言われれば、よく考えれば汚いかも知れませんが、それを考えると仕事になりません。
例えば、電車のつり革、トイレのノブなども同じようなものでしょう。
それをさわったことが原因で、生活上問題となることはありません。
病院なら、患者さんのところに行く前に手洗いをすればいいだけのことです。
でも、C先生にしてみたら嫌なものは嫌なのでしょう。
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ただね、C先生は、自分がつけてた手袋をぬいだとき、ゴミ箱にいれなくて病棟の机や棚においていることが結構あるんです。
長時間つけているので当然ながらむれています。
手袋をぬいだとき裏返しにぬぐのが鉄則ですので当然それを守ってます。。。
しかも、ゴミ箱に入れずに机の上などに置きっぱなしの時もあります。
まあ、きれい、きたないと思う感覚は人それぞれ違うんで。。。
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最近、自分の立場が変わってきたことを痛感します。
研修医時代は、ただただ、労働戦力として、頭を使うことはあまりなく、体を動かして、動かして、気がつけば夜の8時で、それからカルテを書いていました。
病気や治療の勉強というのは、担当した患者さんを通じて経験したり、本を読んで勉強したり、当直にいって次にどんな患者が来るかをドキドキしながら当直医マニュアルなるものを読んで身につけました。
詳細は、
『はじめての当直1』
『はじめての当直2』
でどうぞ。
正直、知識や手技は習うより慣れろみたいな感じでした。
ですので、経験の少ない手技などは不安になったりしたものです。
そんな内科全般の研修医時代が終わり、呼吸器内科への道を選びました。
そこでも、習うより慣れろみたいな感じで勉強していました。
当然、一番下っ端ですので、手のかかる患者さんや緊急入院の患者さんなどがよくあたります。
勉強もしないといけないですし、忙しいかったです。
そのかわり、学会発表の仕方や論文の書き方などを教わりました。
だんだんと自分の仕事ができるようになると、医者の仕事ややらなければならないことの範囲がわかってきます。
仕事をこなしているうちにだんだんと一番下っ端の立場ではなくなってきました。
院内の勉強会の講師などをするようになり、後輩に物事を教えたりすることもありました。
そして、研修医の指導などもするようになりました。
仕事も少し余裕を持ってできるようになりました。
そのあたりでブログをはじめた訳なんですが。。。
最近は、呼吸器を専門にしようとやってきた医師への指導、学会発表などの手助け、院内の委員会、会議への参加などもするようになりました。
昔と比べて立場がずいぶん変わったなぁと実感しております。
今後もまだまだ立場は変わっていくのだろうとは思いますがふと昔を思い出すと感慨深いものがあります。
その立場立場で、忙しさの質が異なります。
この仕事は、一生勉強でありたえず、新しい知識を仕入れていかなければいけません。
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実は、ブログ書く時間減ってきたんですよね。
そのためのいい訳エントリーでした。
更新の頻度は落ちるかも知れませんが続けていく予定です。
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もうずいぶん前のことです。
O先生が研修医1年目として、私のいる病院にやってきたのは。
O先生は、何でも器用にこなす個性的な青年でした。
文献検索も得意のようです。
もしかしたら、何でも調べることが趣味みたいなのかもしれません。
文献検索が苦にならないなら医者としては強い武器です。
患者さんへのあたりも悪くありません。
他の研修医と比べても優秀でした。
そんなO先生は、かなりの酒飲みでした。
当然のように彼と飲みに行くようになりました。
ある時、彼に女性を紹介する事になりました。
気がつけば、付き合っていました。
そして、結婚式の招待状が送られてきました。
先日、結婚式に出席してきました。
その日、O先生は輝いていました。
もちろん、新婦の方が輝いてましたけど。
おめでとうございます。
これからも、末永くお幸せに。
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こんな事があると、本当に嬉しいですよね。
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ここでも、たびたび取り上げたブログ『日々是よろずER診療』を書いている『なんちゃって救急医』先生は、ご存じですか?
実は、直接お目にかかったことのある先生の一人なのです。
修羅場をくぐり抜けてきた感じがあるのと、さらなる向上心を持ったすばらしいと感じる先生です。
まねをしようと思っても正直まねできないと思ってしまいます。
その先生が、ブログの内容を本にまとめられました。
基本は、われわれ一般診療に携わる医者向けの内容です。
特に、研修医には役立つ内容だと思われます。
一般の方には、少し難しい面もあるのかも知れません。
しかし、一般の方からすると医療の限界や医者がどんなことを考えながら救急外来をこなしているのかわかると思います。
また、実際の症例だけでなく、患者さんとの関わり方などについてのお考えもまとめています。
医療関係者もそうでない方も、決して損はしないと思いますので一度読んでみてください。
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『日々是よろずER診療』
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この出版を機にブログは休止するようです。
個人的には、続けていってほしいですけどね。
私の好きなエントリー
『医者と患者関係を考える 前編』
『医者と患者関係を考える 後編』
『昨今の救急報道に関する私見』
『病気、死は悪か?』
『死の意味を考える』
『日本人の「死生観」と私の思い』
『診療関連死の理念に異を唱える』
『リスクを認め付き合うこと』
『遺族の納得はどうしたら得られるのか?』
『わすれられないおくりもの』
『生と死は対立ではない』
『「死」に対するコミュニケーションについて考える』
『五輪旗で医療崩壊を語る(その1)』
『五輪旗で医療崩壊を語る(その2)』
どうでしたか、読み応えもあるし、内容がいいですよね。
読んでいただいたらわかると思いますが、私が言いたいことも結構言ってくれています。
しかも、私よりも本質を突くような感じで。
いつも、負けたって気がしてたんですよね。
これからも不定期でいいので少しは更新して欲しいものです。
お願いしますね。
今後とも応援しております。
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医者ってろくな生活してないなって何となくわかってきましたか?
当直室もひどいところが多いのです。
以前ぶぇぶぇ先生が当直の寝床の写真をブログに載せていましたね。
これを見て、悲惨だなぁ。って思った方。あまい!!
普通考えたら悲惨でしょ。
でも、バイト当直ってこんなの当たり前です。
わたしも、一時期、毎週ソファーベットで寝ていました。
あきらかに昭和の病院の鉄の柵がついてるベットだったり。
土日はシーツ交換してくれないですから前の先生の髪の毛がついていたりしています。
たしかに、寝袋の方がいいと思います。
もちろん、きれいでない場所も多いのでゴキブリが出てくる当直室は普通です。
ある病院は、出ない日の方が少なかったです。って言うかゴキちゃんが出なければ幸せって病院でした。
当直室が地下で携帯さえつながらない場所であったり。
スペースも3畳くらいしかない当直室も当たり前だし、窓の外は、すぐに壁でなんにも見えないことも多かったし。
窓もない当直室もありました。
部屋はきれいけど窓のない部屋もいやでしたね。
すんごい、圧迫感があるんです
また、当直室に水道すらないところもありましたね。
顔ぐらい、当直室で洗いたいですよね。
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快適な当直室ってなかなかないですよね。
ナースステーションの真横って当直室もありましたね。
すぐに呼ばれそうでイヤでした。
当直室に入るの患者さんに丸見えですし。
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もう、年度末です。
日本では慣習的に4月の異動が最も多いです。
病院でもだいたいあてはまります。
とくに、コメディカルや事務の方の異動は4月に集中しています。
医者の異動は4月が多いのですが、科や医局によって違います。
中には、1月1日から異動することの多い科(医局)もありますし、6月からとか9月からとかの科(医局)もあります。
うちの病院でも、いろんな先生の異動があります。
異動になると大変なのが患者さんの引き継ぎです。
今まで、患者さんと主治医との関係を築いてきています。
新しい先生とすぐにそのような関係を築くことは困難です。
M先生が4月から異動となります。
M先生を慕う患者さんはたくさんいました。
なかには、泣き出してしまう患者さんもいたようです。
遠方まで、病院を替えてついていく患者さんもいるようです。
そんな事をされてM先生は、医者冥利に尽きると思います。
うらやましい限りです。
また、去年異動したP先生は自分の担当患者さんに異動することを伝えていなかったらしく4月から患者さんがビックリしていたようです。
みんな、口をそろえて
『主治医がかわるなんて聞いてません。』と
そりゃ、言ってないですから、聞いてないですよね。
ちなみにP先生は、部長先生から呼び出しをくらって、入院患者さんすべてに説明しにくる事となりました。
まあ、当たり前のことと言えば当たり前なんですけどね。
ふと、今までの異動の話しを思い出してしまいました。
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異動は、寂しいけど新しい出会いもあり楽しい面もありますよね。
しかも、桜が舞うと風情が倍増します。
この季節、大好きです。
40万アクセス突破しました。
ありがとうございます。
次は、久しぶりに勉強になる話の予定。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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今日は、宣伝です。
以前ここのDoctors Blogで人気ブログであったアンフェタミン先生の『眠らない医者の人生探求劇場…夢果たすまで』が昨年末に閉鎖されました。
アンフェタミン先生は、血液を専門としている先生で、癌種はちがえど、同じ腫瘍を扱う医者として親しみが持てました。
また、非常に若い先生でこれからの世代を担っていくにふさわしい力強さと若さがブログからも感じ取れました。
突然のブログ閉鎖であり、過去記事も読むことが出来なくなって非常に残念だと思っておりました。
まあ、「全国医師連盟」発足に当たり・・個人のBlogで頑張るのではなく、全国医師連盟に協力する形をとろうと思ったからです
。
とありますので、いろいろと忙しいこともあったのでしょう。
もう知っている方も多いと思いますけど。
それが、『新、眠らない医者の人生探求劇場…夢果たすまで』との新しいブログにて復活しました。
昔ほど、頻繁な更新はなくなりそうですが、ぼちぼちマイペースで頑張って欲しいと思います。
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しかし、m3をやめて、他でブログしてる先生多いですよね。
もう少し、使い勝手をよくできませんかねぇ。
『患者と医者をつなぐもの〜よっしぃの独り言』も読んでね。
Taichan先生のマイアミの青い空も順調ですよ。
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今までにいろんな先生方とも出会ってきました。
どこをとっても尊敬できる素晴らしい先生から、そうでない先生まで。
今日は、患者さんや同僚の医師そして、コメディカルには非常にいい先生だったのですが、患者さんを紹介してくる開業医の先生には、あまりよくないであろうL先生がいました。
もう、ずいぶん前のことです。
私は、ぺーぺーの研修医です。
私は、L先生の下で働くこととなりました。
L先生の下で働くことを嬉しく思っていました。
なぜなら、L先生は、教え方もうまく、研修医の間ではL先生について教えてもらうのが一番いいと評判だったからです。
L先生のもとでの研修は充実したものでした。
長くL先生と付き合ううちにL先生の許し難い一面を目にすることとなりました。
それは、紹介状の返事を書いていたときのことです。
紹介された患者さんの返事を丁寧に書いておりました。
病名、どんな検査をして、どんな結果でありそのような病名になったか。そして、どのような治療を行い。どうなったかを詳細に書いておりました。
その内容をL先生は、ちらりと見て言いました。
『先生、紹介状はそんなに丁寧に書かんでいいよ。』
『……。』
私は、なぜその様なことを言われているのか全く理解できませんでした。
L先生は、続けていいました。
『紹介状の返事をな、あんまり丁寧に書いたら、その先生次から先生を名指しして、紹介状を送ってくるで。』
あ、あー、理解できました。
丁寧な紹介状を送るといい先生と思われて、どんどん患者さんを送ってくるようになる。
つまり、研修医である自分のもとへ患者さんを送られたら困る。(すぐに移動するから)
だから、丁寧な紹介状を書いてはいけないのか。
いや、まてよ。
どんどん患者さんを送られたら、仕事が忙しくなってイヤだからか?
その事をアドバイスとして言ってくれたのか?
どちらが、正しいのか、L先生に確かめる勇気はありませんでした。
本当にいろんな先生がいます。人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
L先生の真意は!?
本当にいい先生だったのですけどね。研修医にとっては。
出来るだけ丁寧な紹介状を書くようにはしてますけどね。
『患者と医者をつなぐもの〜よっしぃの独り言』も読んでね。
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研修医達は、よくひよこにたとえられます。
どの世界でもそうですが、春先は右も左もわからずピヨピヨしています。
今の時期になるとずいぶんと落ち着いてきているのですけど。
ほとんどのひよこは、おどおどと自信なさそうに仕事をしているのですが中には、自信満々のひよこもいます。
自信満々のひよこにもいろんなタイプがいました。
自信満々のひよこで印象に残った話しをしたいと思います。
①真性自信家ひよこ
おそらく、学生時代も勉強がよくでき自身で頭もよいと思っているタイプ。
器用でなんでもそつなくこなします。
ただし、経験が圧倒的に乏しいのでビックリするような下手をうつ可能性があります。
例)指導医が出した指示を指導医に相談もなく変更する。
もう、何も言うことはありません。
②仮性自信家ひよこ
態度だけやたら自信がみえるひよこ。
態度以外は、他のひよことそんなに変わりない。
例)指導医にため口で相づちをうつ。(場合によっては部長クラスにまで)『へー』『うん』
例)患者さんに対する態度がやたらでかい。えらそう。
(周りから見ると仕事もろくにでけへんくせに。と反感を買う。)
③ニセ自信家ひよこ
今の研修医制度は、自己による評価と指導医による評価があります。
指導医からの評価は、合格基準ギリギリなのに自己による評価は非常によく研修が出来た。とか非常に優れているなどと自己評価をしているひよこ。
本気で自分ができると思ってたら怖いですよね。
評価が少しでもあがると思ってしてたらまだいいけど。
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しかし、①はまだ経験をつめば大物になるかも知れないけど②と③はいけてません。
②は、自分が苦労するだけだからまあしゃあないでしょうね。
③は、どうしたらいいものか?
本当にいろんなひよこ達がいらしゃいます。
『患者と医者をつなぐもの〜よっしぃの独り言』も読んでね。
現実問題として、数%の割合でドロップアウトします。
ドロップアウトとは、病院を辞めるじゃなしに、臨床医としての仕事を辞める事です。
健診専門で働いたりとか、研究のみで頑張ったりとか、まったく何をしているかわからない人もいます。
みんな、一人前になれるでしょうか?
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