いろんなところで、病院評価機構の話が話題になっています。
春野ことり先生の『医療の評価 ああ、勘違い』
Yosyan先生の『がんばってネ♪』
skyteam先生の『Ver6☆地球環境にやさしい病院・・・汗』
あかがま先生の『なんだかなーな病院評価機構』
あかがま先生が泥棒なら、このエントリーは、大泥棒?
まあ、大泥棒におつきあいください。
遅ればせながら病院評価機構についての私の意見を。
上記のブログでもふれられているように病院を評価します。
合格すると病院評価機構の認定が得られてHPに認定病院として載せてもらえます。
機構が期待する『効果と利点』があります。
・現状の客観的把握
・改善のきっかけづくり
・効果的で具体的な改善目標の設定
・職員の自覚と改善意欲の醸成
・改善の方向の明示
・認定証による患者の信頼
結局、病院側は一番最後『認定証による患者の信頼』を高めて他の病院との差をつけたい。もしくは、差をつけられたくない。
ということだと思います。
以前、初評価を受けた病院にいました。
みんな合格をめざして、病院の幹部、とくに事務長や院長が頑張ります。
多分、自分のときに初めて合格したりするととても名誉なことなのでしょう。
最初は私も、そのような評価があるならば是非とも合格するように協力しようと思っていました。
現実は、マニュアル作れとか、説明した証拠に承諾書の数が増えただけだったりします。
確か、カルテの記載も最低2行以上記載しなくてはならない。とかも言われましたね。
何だか、ファミレスなどの新人さんが、マニュアルを覚えたりするのに必死で細かい心配りが出来ず、お客さんを不愉快にしてしまうように感じました。
もちろん、合格したら合格したでうれしかったのですが。
知ってるとは思いますが、治療内容が高度とかいいとか悪いとかの証ではないですよ。
医療レベルを測る物差しではありません。
ことり先生のブログをみると当時よりもさらに悪い方向に向かっている印象を受けました。
正直、こんな機構評価なんてなくなればいいのに。
現場のメリットは、ほとんどないと思います。
マニュアル的になりすぎてデメリットすらあると思います。
どうせ、天下り機構なんですよね。
こんなところにお金を使う病院と純粋な医療にお金をかけている病院とならどっちがいいでしょうか?
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病院評価を受けるために純粋な医療以外に労力をとられているとの声が多く聞かれます。
本当に、純粋な医療に労力とお金をかけるようにして欲しいです。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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いつものブログの内容にもどると宣言したのですが、もうひとつだけ。
日本の医療からみれば、福島大野事件における裁判の結果は非常に納得のいくもの、と言うかごく当然であろうと思えるのです。
しかし、遺族にとっては納得の出来ないもののようです。
できれば、納得していただきたいのですけど。
ただ、その納得しがたい気持ちというのを理解はできます。
その気持ちをなんとかする方法のひとつにグリーフケアがあります。
他のブログなどでもグリーフケアが必要といっているブログが多数有りました。
全くその通りだと思います。
グリーフケアとはグリーフワークや悲嘆のケアともいわれ、死別後に残された家族、友人などへの専門家による心のケアのことです。
今回の家族の心境の変化を予想してみました。
(もちろん、私が予想したことで正しいかどうかはわかりません。)
あの日から、やり場のない怒りを持ち続けている状況。
加藤医師に非があるかの報告書が作成された。
(これは、保険会社からの保険金を引き出すためと言われています。これで家族が救われるならと減給を加藤医師が受け入れたそうです。)
その報告書を検察が信じて、逮捕された。
逮捕されたから、間違いなく医師が悪いと家族は確信した。
自身に刑事罰が下りそうであれば、そんなもの納得できるはずもなく、自分の行った行為は正しいと主張する。
そして、今までの説明と違う、真実を知りたいと思うようになった。
それから、2年以上の歳月が流れ、無罪判決。
家族からしたらなんでだよ。って思っても不思議ではないと思います。
無罪で、加藤医師に落ち度がないので、保険金さえ下りない状況になるのかも知れません。
やはり、この裁判は、関わる人を傷つけることしかしていませんね。(検察、警察、医療関係者までも)
そこで、必要なのがグリーフケアです。
地震や事故などで突然大切な人をなくしたとき、がんで大切な人をなくしたときなどにグリーフケアは行われることが多いのですけど。
今回、これだけ多くの方が関心を持って注目された裁判です。
グリーフケアの専門家が登場して欲しいです。
すべての人が少しでも幸せになれるように。
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もう一ひとつの希望は、過失がない場合の補償制度早く何とかならないかな。
それがあれば、こんな事起こらなかったんじゃないかな。
もうこれ以上、不幸な出来事がこれ以上おこらないように。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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加藤医師の無罪確定のために、我々にもできることがあります。
小さな事ですけど。
それは、署名です。
春野ことり先生のブログでも取り上げられましたけど。
また、常連コメンテーターの方も宣伝されています。
小さな事からコツコツと。
少しでも、多くの方に知ってもらって、少しでも多くの方に力を分けていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
控訴取りやめ要望署名募集 (2008.8.20)
検察庁が本件判決に控訴しないことを要請するために、
本会は署名活動を再開します。
署名は総理大臣、官房長官、法務大臣、検察庁長官、
国家公安委員会、厚生労働省など関係 各位に提出予定です。
この1週間が勝負です。ご協力お願い申し上げます。
医療関係者の方でご賛同頂ける方は、お名前、御所属、専門分野を
mailto:perinate-admin@umin.ac.jp までご連絡下さいませ。
医療関係者以外の方は、その旨ご記載の上、
ご氏名のみをご連絡賜れれば幸いです。
別にこれが大きな力にならなくてもいいのです。
加藤医師の心の支えになれば。
少なくとも心の支えにはなりえるものだと。
無罪が妥当だと考える方は、是非、よろしくお願いします。
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ネットの反応は、テレビと全然違って、無罪に対して好意的ですよね。
YAHOO!ニュース(魚拓)
また、このネタでごめんなさい。
次からは、いつもの話題に戻る予定です。
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判決、無罪でしたね。
とりあえず、ほっ。
冷静に考えれば、当然無罪。
っていうか、なぜ、逮捕されたのかが疑問です。
日本の医療においての最悪のシナリオではなくなりました。
でも、まだ、医療を取り巻く環境は決してよろしくありません。
崩壊しつつある医療。
この裁判が無罪であったから崩壊しないわけではありません。
ただ、医療がよくなるひとつの光かも知れません。
医療は、患者さんと医者が力を合わせて行うものです。
医者にとって一番大切なものは、病気をよくすること。
患者さんにとっても一番大切なことは病気をよくすることですよね。
ですから、お互いに歩み寄って、いい関係を築いていくのが理想です。
ただし、お互いに持っている知識には圧倒的な差があります。
その差を埋めるために、病状説明や手術の前の説明などが行われます。
この説明は非常に大切なものであると思います。
場合によっては、1回に1時間以上かかることもあります。
医者の方も気合いをいれて行うことが多いです。
そこで、十分に理解することが大切です。
ただ、残念なことに現在の医療制度ではこの説明に対する診療報酬はありません。
これは、考えていって欲しいと思いますね。
今回、『真実がわからなかった』とか『納得のいく説明がなかった。』との報道もありましたが、医師からみれば、非常に納得のいく経過であったと思います。
もちろん、知識だけの問題でなく、やり場のない気持ちやその時の精神状態などで納得できない状態が続くことはあるかと思います。
ですので、十分な説明と納得のいく説明は同じではないはずです。
もちろん、同じであることが理想だと思いますが。
あと、あれほど真摯な態度の加藤先生でも不信感を持たれると、信じてもらえないんだ。って思いました。
でも、マスコミは何で公平な報道をしてくれないのでしょう。
悲しくなります。
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去年の終わりくらいから少しずつ光が差してきていると思います。
壊れないで、日本の医療。
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つい先日、『福島大野事件の教訓』というエントリーをあげました。
8月20日に福島に集まろう!
とのイベントがあります。
詳細は、新小児科医のつぶやき『集まれる人は福島に♪』や『シンポジウム「福島大野事件が地域産科医療にもたらした影響を考える」』をご参照ください。
その中で、イベントに参加できない方がコメントなどを送る場所はないのかとのご意見をいただきました。
そこで、関係者に聞いてみました。
前向きに考えていただけました。
コメントを送る場所ができました。
コメント、会場にこれない一般の方から、
「コメントのみですが」と入れていただいて、
oono.obs@gmail.com までメールでお送りいただけますか?
当日読ませていただくか、配布させていただきます。
産科の崩壊、医療刑事事件の問題など、困っていることでもなんでもいいです。
そうです。
上のアドレスに「コメントのみですが」と入れてもらって、都道府県、年齢、性別その後に応援メッセージやご意見などを送ればよいとのことです。
当日読ませていただくか、配布させていただきます。
加藤先生への応援メッセージはご本人の手元に必ず届くようにします。
とのことでした。
どんどん、メールしてください。
あと、10日です。
いったい、どれだけの人間が大きな関心を持っているのかメールだけでも力になると思います。
我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します。
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例のボールペンも配るようですよ。
http://blog.m3.com/yosshi/20080520/2
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医療費を抑えるための作戦として今年の4月から処方箋の「後発品への変更不可」の欄に医師がサインをしなければ、ジェネリック医薬品に薬局で変更してもよくなりました。
医者が面倒に思いサインしないので普及するだろうとの思いがあるのでしょう。
それでも、ジェネリック拒否のサインをし続ける先生達も大勢いらっしゃいます。
何故でしょう?
すべてのジェネリック医薬品の効果が先発品と同じだと思ってないからです。
ちなみに、私は患者さんに任せています。
簡単に説明はします。
中身の主成分は同じですよ。
でも、メーカーが違うので形を整えたりするための混ぜものなどは、違います。
だから、溶け方や吸収のされ方は違うかも知れません。
こんな感じでね。
ジェネリックにも質のいいジェネリック、粗悪なジェネリックがあるわけですから。
まあ、いわゆる『コピードラッグ』ですもんね。
簡単に言うと、サランラップやクレラップなどの大手のラップとそれよりもかなり値段の安い○○ラップとどちらを選びますかと言うことです。
しかも、場合によっては命に直結するような薬を。
いろいろ、噂は流れてきます。
ジェネリックにかえたら今まで血圧のコントロールのよかった患者さんが急に悪くなったとか。
湿布薬をジェネリックにかえたら、すぐにはがれるから困る。
まるで、安物買いの銭失いだ。
なんて、声まで聞こえてくることがあります。
日本ジェネリック医薬品学会が運営する「ジェネリック医薬品」の情報サイトに『役に立つ患者さんの薬箱』でジェネリックの疑問に答えてくれてます。
その中に
Q7.ひとつの先発医薬品に複数のジェネリック医薬品がありますが、どれも同じなの?
有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果は同じです。
ただし、薬価や添加物、製剤によっては大きさ、味、においの改善、保存性の向上等、ジェネリックごとのちがいや特徴がある場合もあります。
と解答されています。
ジェネリック毎に違いがあるんですよ。
それでも、安い方がいいという方もいらっしゃいますから。
もちろん、安くて上質なジェネリックは大歓迎ですよ。
多くの医者はそう考えていると思います。
だから、ジェネリックを普及させようと思ったらもう少し質をきっちりと評価をしてから認めるようにすればいいと思うのですが、いかがでしょうか?
質のいいジェネリックならいいよって思う方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
一般の方が質の高いジェネリックを見つけるのは難しいですからね。
まあ、ジェネリックメーカーでもいわゆる大手と呼ばれている会社のジェネリックが無難といえば無難なのでしょうか?
今までのジェネリックエントリーまとめです。
ジェネリックって安い?
知らぬ間にジェネリック
ジェネリック推進
ジェネリック使うなら、よく理解してから使うようにしてくださいね。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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以前に『ボールペンと福島大野病院事件』でこの事件についてのまとめと現在の状況についてのエントリーをあげました。
もうすぐ、この判決が出ます。
僻地の産科医先生の『産科医療のこれから』で名古屋医療センター 産婦人科 野村麻実先生が投稿したこの事件の総決算ともいうべき記事を見つけました。
他の記事の引用だけのエントリーは出さないでおこうと今までやってきたのですが、非常に完成度が高くこれ以上付け加えるところもないのでそのまま引用してみました。
一度、読んでみてください。
大野事件の判決日、福島に集まりましょう!!!
8月20日、大野事件の判決が出ます。
はじめは加藤先生の応援のために、福島に集まって応援したらどうだろう?
と考えていました。産婦人科関係の方と会ってはならないという保釈条件は判決が出るまでの話ですし、どんな判決が出るにしろよく頑張ったねって声をかけてあげたい人がたくさん全国にいるはずだと思ったからです。
でも、いろいろと当時からのことを振り返って勉強していくうちに、考え方が変わってきました。福島大野事件は多くの教訓を残しているからです。
例えば、この事件があるまで、産婦人科はあまり周産期死亡や母体死亡の話をしてこなかった。
どれくらいの数の妊婦さんを医療が救っているのか、それでも亡くなる難しい病気があるって事、あんまりきちんと公表してきませんでした。
学会や医会はそういったことを反省して、さまざまな調査を行い、そして73人の重症患者さんのうち頑張って力を尽くして、72人までの妊婦さんを助けているという調査結果も出しました。
それでも亡くなる方が出る。
『頑張ってもやっぱりゼロには出来ないんです!』っていえるようになってきました。
それから、医師の労働条件が必ずしも患者さんにとってよくないことも認めるようになりました。
一人しか産婦人科医のいない病院で外科の先生にお手伝いしてもらって手術をしている状態では、やっぱり危ない時に危険かもしれません。
そこで反省を含めて集約化を始めるようになりました。
(ただこの加藤先生のケースでは、術中エコーもし、胎盤のない部分の子宮体部をU字型に切りこむというかなり注意深い術式を用いており、一人医長であったにもかかわらず、よく勉強されて最新の手法を用いていらっしゃいます。)
厚労省も慌てました。反省し、このようなことが二度と起こらないようにと、一生懸命システムを構築しようとしています。
(方向性が間違っているので、私は反対ですが。)
国民の方も「分娩は安全ではない」ことを知り、妊娠中の生活態度の見直しなども始まっています。
そして報道も段々と変わってきました。
しかし、警察と検察はどうなのでしょうか?
県立病院は補償のためミスを認めようとしていたのです。
というのは、自動車事故で保険にお世話になった方なら分かる話ですが、保険会社はお金を出し渋るのです。
たしかに誰が見ても“責任ある”事故であれば、文句なくお金をトトンと出してくれますが、灰色の、あるいはミスのなさそうな、
“そもそも死んでもおかしくない病気じゃないの?”
という病気となるとしつこくミスを認めない限り出してくれません。
ですから亡くなった方の御遺族のために報告書まで作って、(賠償金を落とすために)ミスを認め、すでに謝罪し、主治医の加藤先生は減給処分にまでなった。
でも納得してもらえるならいいと思っていたのでしょう。
それが。突然の(ご遺族も頼んでいない)警察の介入によって保険金支払いは
裁判の最終結果が出るまで延期になってしまいました。
それから1年経って突然の逮捕!!!!
もう証拠は全部押さえられてるのだし、
事故調査報告書を作られた時点で
口裏あわせなんてしようがないし、
そもそもそこまで調査して書かないと保険会社だって素直に賠償金を出してくれないような病気。
毎日、きちんと病院に出勤していた産科医を逮捕する理由なんて何一つないのです。
逮捕→裁判となれば誰だって闘います。
そうしないと犯罪者にされてしまうから。
医師免許もなくなっちゃう!
ご遺族の方も豹変振りにびっくりされたでしょう。
そして傷つかれたはずです。
その2年半の間に、産科の崩壊が加速度的に進み、地方は荒れ、救急医療は萎縮し、影響は全国に及びました。
ヘリコプター搬送なんて映画の話だったのに、いまや現実のものとなっています。
福島県の南会津地方には分娩可能な施設はひとつもなくなりました。
今回の裁判は注目されていたのでさまざまな情報を入手することが出来ました。
有志で毎回傍聴券の難関を潜り抜け、傍聴録をアップしてくださっている方々もいました。
ですからどんな判決でも、私たち産婦人科医は自分たちの判断で無実だと思うだけの話なんです。
(それでもショックで辞める方は続出するでしょうが。)
ただ警察はこの介入によって、何を得ようとしたのでしょう?
いたづらに患者さんを傷つけ、求刑はよりにもよって「禁固1年と10万円」。
「警察・検察は一体、何を反省したのだろうか?」
「不勉強なまま医療を立件することが、どれだけ患者さん御遺族の心を傷つけただろうか?」
「全国に広がってしまった産科砂漠について、どう考えているのだろうか?」
このまま控訴、あるいは控訴されて、証拠や書類を集めて高裁に送るだけと考えているなら
それはあまりにも無責任すぎやしないでしょうか?
ある患者側のご高名な弁護士さんがおっしゃられていました。
「あれだけ、高名なその道の専門医が揃っちゃうとねぇ。。。。」
騒がれない民事訴訟であったならば患者さん側にも勝訴の見込みはあったかもしれません。でもこの裁判の後で患者さん側の鑑定医をつとめる人間がいるとも思えません。
医療不信を植え付けたまま、患者さんの希望をもぺしゃんこに踏みにじっています。
ある意味、この事件は冤罪に近いものがあります。
しかも被害は甚大で、産科崩壊も福島の医療崩壊も風評被害を蒙っています。
まずこの刑事立件によってどんな弊害が医療界で起きたのか、そして直接市民のみなさまにどのように影響しているのか。
この逮捕が正しかったのかどうか。
警察と検察が考えないのであれば、評価するのは国民のみなさまです。
各地でどのようなことが起こりつつあるのか、刑事立件は事故再発の役に立つのか?
この事件によって何が起こり何を得たのか。
みなさんで考えていきましょう。
8月20日、福島でお会いできることを願って。
本当にこの事件は産婦人科医のみならず、他の科の医者を中心として医療関係者に『明日は、我が身だ。』と非常に大きな危機感を抱かせました。
私は、野村先生の意見にほぼ100%賛成します。
日本の医療のあり方さえ問うている裁判とさえ思います。
皆様は、どのように感じておられるでしょうか?
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お時間があれば
福島行きませんか?
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いわゆる、大病院が好きな患者さんがいらっしゃいます。
どんな病院かというと、大学病院であったり、国立病院であったり(今は独立行政法人国立病院機構なのですけど)、○○センターと名のつく病院であったりです。
そのような方の多くは、社会的に立派な身分の方であったりお金持ちであったりします。
大病院が好きな方は、好きでいいのですが一般的に医者はそのような方のことは嫌いです。
特に、『○○病院の○○先生と知り合いです。』とか(特に教授クラス)非常に気分が悪く感じることが多いです。
心の中で、『だから、なんやねん。病気の治療と関係ないし。』とか思いながら。
まあ、一度おっしゃるだけならいいのですが、毎回毎回そんな話をする患者さんもいます。
正直、『そんなん言うんやったらその先生に診てもらえよ。』と心の中で思います。
また、緊急時は大病院では逆によくないことがあります。
例えば、循環器病センターに定期的に通院している患者さんが、急に背中の辺りが痛くなったとします。
まあ、循環器の病気の可能もありますし、循環器病センターに行きました。
結局、尿路結石の痛みでした。
まあ、対症的な処置は循環器病センターで十分出来ます。
しかし、その石を砕いたりとかの処置は循環器病センターでは、できません。
そんなときに、普通の方なら担当医の勧めた病院であったりとか、自宅の近所の病院(泌尿器科のある)へ行く事になるわけです。
しかし、長いものが好きな人たちはここで大学病院がいいとか国立病院がいいとかダダをこねるわけです。
まあ、小回りのきく大学病院もありますけど、一概には、小回りがきかなくてよくありがちな病気に関しては、市民病院クラスの病院がいいことが多いのです。
場合によっては、大学病院に紹介したとしても大学病院からその関連病院に再度紹介されて二度手間になったりします。
長いものが好きな気持ちは、わからなくもないですが、担当医のすすめが良いことの方が多いでしょう。
聞いてみるのはいいですけど、担当医が明確な理由を述べた上でその病院でないほうがいいと言われたならば、大病院に行くのはあきらめた方がいいですよ。
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ちなみに、某○○センターに来る患者さんは、その病院まで新幹線で1時間以上離れたところから来る患者さんも結構多いそうです。
本当にまれな病気やそのセンターでないとフォローできない状態の方ならばわかるのですけど。
多くはただ、長いものが好きな人たちだと思います。
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最近は、電子カルテが珍しいものではなくなってきました。
特に、研修医に人気のある病院の電子カルテ率は高いと言われています。
私の病院では、まだ電子カルテではありません。
いわゆる、紙のカルテでしょっちゅう、患者さんのIDカードをガッチャン、ガッチャンとして検査のオーダーなどもしなければなりません。
もちろん、なるべく丁寧な字でカルテに記載しなければなりません。
以前は電子カルテだったらよかったのにと心の底から思ったこともありました。
なぜ、そう思ったかわからない人は『字の汚い人たち』をみてください。
何で、電子カルテがいいと思ったかわかりましたよね。
字が読めないと問い合わせされることがないからです。
でも、電子カルテもよしあしだそうです。
そりゃ、いい面ももちろんあります。
読めない字がないのもいい面ですよね。
しかし、悪い面もたくさん。
まず、いくつかのメーカーがあり病院間の統一が出来ていない。
他の人がカルテを使っているときにすべての操作ができないことが多い。
その人がカルテを閉じるまで極端な話カルテが使えなかったりします。
また、最初はサクサク動くらしいのですけど、使ってるうちにだんだん重たくなって(きっと、データがたまってくるからでしょうかね。)遅くなる。
しかも、徐々にバージョンアップするからソフト自体も重たくなります。
病院によっては、5年以上PCを入れ替えてなかったりするところもあるようです。
そりゃ、遅いですわね。
知人の先生の病院では、PCを毎年数台ずつ更新してるので新しいPCの取り合いらしいです。
やっぱり、新しいPCはサクサク動くので大人気ですって。
古いのは、遅いし急に電源が落ちたりすることもあり大変だそうです。
せっかく、カルテ書いても保存前におちたら消えたりするようです。
あっ、もちろん保存したデータが消えちゃったりする可能性もゼロではないですよね。
停電の時なんて、大変です。
昔ながらの紙での運用をしなければなりません。
また、PCの台数もかなりの台数が必要です。
他にも、コピペがすぐに出来るので、楽になる面もあるでしょうけど研修医などの勉強を考えるとあんまりよくないでしょうね。
あと、画面なので全体を大きく見渡すことが難しいんですね。
ナースが指示の見落としとかあるようです。
こんな話を聞くと高いし紙のカルテも捨てたもんじゃないなって思います。
なんだって、停電なんて関係ないですからね。
新しいものには、いい面も悪い面もありますよね。人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
やっぱり、紙のカルテはなくなるのでしょうかね。
もちろん、電子カルテもいい面いっぱいありますよ。
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とある医療系サイトを見ているとHP上に患者さんの責務や要請内容を明記している病院が増えてきているようです。
一部引用します。
ホームページ上に患者の責務や要請事項を明記する病院が増えている。
特定機能病院ではほぼ半数、都市部の病院でも3割が明示している。
患者の権利意識の高揚や病院評価の厳格化などが背景とみられ、病院側でも患者の責務や義務を明示することで、診療現場の秩序や安全を守りたいとの認識が強まっていることが明らかだ
その中で、かなりつっこんだ内容をかいているのが『名古屋共立病院』だそうです。
病院のHPの『病院のご案内』の上から2個目に『患者様への権利とお願い』を見ることが出来ます。
一部引用します。
①人権を尊重される権利
疾病の種類、社会的な立場等に関わらず、すべての人には良質な医療を平等かつ公平に受ける権利があります。患者さま個々の人格や価値観などを尊重され、自らの意見を述べる権利があります。
病院の職員や他の患者さまの人権を脅かす行為(暴力、暴言、脅迫等)を行なう方は歓迎しません。
②最善の医療を安全に受けられる権利
最善の医療を安全に受けるために、患者さまご自身の健康に関する情報をできる限り正確にお話しください。
快適で安全な療養環境を保つため、病院内での規則や病院職員の指示を守れない方は歓迎しません。
⑤理解し納得できるまで説明を受ける権利
治療や検査の必要性や効果、危険性、他の治療方法の有無などについて、わかりやすい言葉や方法での説明を求めることができます。
予想される重大な合併症については説明しますが、すべての可能性を説明することはできません。疑問があれば何度でも質問してください。
⑥医療行為を選択する権利
自分の意思で主体的に治療方法等を決定することができます。また、複数の専門医等の意見を求めたり、他の医療機関へ移動することもできます。(必要な資料は提供します)してほしくない治療を断ることもできます。
他の医師の意見を求めることで不利な扱いを受けることはありません。
当院での医療行為を希望された場合でも、入院費や診療費等を遅滞なくお支払いいただけない方は歓迎しません。
名古屋共立病院 平成20年1月
結構、びしっと書いてますね。
①②⑥は、一般常識と言うか当たり前のことですよね。
⑤に関しては、医療関係者の間では当たり前のことなんですけどね。
なんて言うかここまで書かなくちゃいけないのかなぁと正直思います。
でも、実際このような患者さんがいるから(ホンのごくごく一握りの方なんですけど)、医療関係者や他の患者さんが迷惑する場面も何度も遭遇してきたから仕方ない面もあるのかも知れません。
おそらく、この文面をHPに出す前にはどのような表現にするか考えに考えたあげく出したようです。
患者さんを『協働する“クライアント”』と考えて上の文言を作ったそうです。
そうような発想から『患者さんに求めることは求め、自己責任を自覚してもらう努力』をしてもらえるようにしたみたいです。
また、この病院は未収金対策として
○外来時に保険証を持たない患者は前金(3万円)の用意を求める。
○保険証を忘れた患者にはクレジットカードのコピーを求める。
○未収金者の再診には応じない。
などの原則をつくって運用しているそうです。
今のところ、歓迎しない患者さんは激減しているとのことなので一定の効果をあげているようです。
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