2009.09.01 11:50 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  よっしぃ  | 推薦数 : 0

簡易懸濁

簡易懸濁って普通聞いたことがないですよね。

嚥下がうまくできない患者さんは、マーゲンチューブ(胃管)といって鼻などから、チューブを直接胃まで入れて、栄養や薬をそのチューブから入れることがあります。

また、お腹から胃へ直接穴を開けて入れることもあります。(胃瘻といいます。)

昔は、薬を入れるときに粉砕し、細かくしてチューブを通して入れていました。

いろいろ問題があるんですよね。

一番の問題は、錠剤やカプセルをつぶすのに手間がかかることです。

また、チューブといってもそんなに太いものではありませんので粉だと詰まることがあるんですね。

5年ほど前から簡易懸濁といったものが広まり出しました。

乱暴な言い方をするとお湯に直接薬を放り込んで溶かした液を患者さんに投与するのです。

これがまた利点が多いようです。

一番の利点は、チューブのつまりがほとんどないことのようです。

他には、投与する10分ほど前にお湯に入れて溶かすので変化が起こりにくい。

つぶし(粉砕)は、1週間ほど前につぶしたものを用いることもありますからね。

粉砕可能薬剤は、7割程度だったのが、簡易懸濁だと8割以上の薬剤でできるようです。

もちろん、徐放性の薬剤など簡易懸濁できないものもありますけどね。

なかなかいい方法だと思います。
なんと最初は、

『昭和大学藤が丘リハビリテーション薬局長の倉田なおみ先生が「水に溶ける錠剤なら、つぶさないでそのまま水に入れればよい」という単純な思いつきで平成10年頃から試行錯誤され、実用化されたものです。』

だそうです。
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なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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