2009.07.31 12:43 |  診療  |  研究  |  仕事 / 職場  |  よっしぃ  | 推薦数 : 1

心臓マッサージ器


少し前に人工呼吸器についての話をしました。

『人工呼吸器ってどんなん?』

人工呼吸器の悪い面を中心に話をしました。

心臓マッサージの話もしないと片手落ちですので今日はその話です。

事故や病気で救急外来にくるとき心肺停止状態であれば人工呼吸と心臓マッサージなどを施すことになります。

胸骨の下縁付近を垂直に押すことによって心臓が動いていなくても心臓から血液を送り出すことができるようにすることです。

ちなみに胸骨とは胸の真ん中でおなかの上にある骨で肋骨の付けねになります。

心臓マッサージをして、人工呼吸をして脳に酸素が行き渡るようにします。

身体が酸素不足になると細胞が死んでいきますから。

脳に酸素がいかない状態が続くと当然死に至ります。

最近では、心臓マッサージをするだけで肺も動かすことになるので人工呼吸をしなくてもいいとする説もありますが、本当にそれだけでいいかどうかは知りません。

ただ、少なくとも心臓マッサージはしないと救いようがないことはわかりますね。

それだけ、心臓マッサージは大切です。

もちろん、心臓から血液を送り出すために行ってますのでちょっと押す程度では血液は循環しません。

かなりの力が必要となります。

ですので、患者さんの真上に顔を持ってきて腕だけで押すのではなく、肩から身体全体を使って心臓マッサージをします。

そんなことをしているので、当然肋骨などが折れることはよくあることです。

肋骨が折れても肺や心臓に突き刺さらない限り命に別状ありませんからね。

そういえば、マイケルも肋骨が折れてたって報道されていましたね。

きっと、心臓マッサージの影響でしょう。

まあ、そんな心臓マッサージなのですが、欠点は行う人間が非常に疲れると言うことです。

正直、10分以上やっていると汗はだらだら出てきて誰かにかわって欲しくなります。

病院の中だと応援医師や看護師などと交代で行えるのですが、そうでない場合は非常に厳しい場合もあります。

だって、肋骨を折るくらいの力をかけないとちゃんとした心臓マッサージはできないんですからね。

そんなときにおもしろい商品を見つけました。


『オートパルス』
というようです。

>セットアップは、マジックテープ式の胸部圧迫帯(ベルト)を装着し、ボタンを押すだけ。一刻を争う緊急時にも迅速に対応できます。

>患者さんの胸囲に応じて胸部圧迫深度(胸の高さや厚さから測定)は自動で設定されるため、時間のロスがありません。

自動で圧迫する力を決めるようです。

凄いですね。

一度見てみたいですね。

>高性能バッテリ駆動。専用キャリングケースでどこへでも持ち運んで使用できます。救急搬送時にも心臓マッサージを中断することがありません。

>連続使用は30分可能で、安定した連続操作ができます。

30分も任せられるなら非常に有望ですよね。

>胸部圧迫帯は、ベルト式の安全設計。力が一点に集中せず、胸部全体に分散されるため、胸部骨折リスクを軽減します。
>心臓全体を包み込むように圧迫するので、効率のよい心臓マッサージを実現します。
>ライフボード(背板)と胸部圧迫帯(ベルト)の二重構造で患者さんをしっかり固定。搬送中でも位置ズレが少なく、確実に操作できます。

圧迫骨折のリスクも少なそうだし、移動時も途絶えることなく行えそうだし。

実際に使ったことある人の感想を聞いてみたいですね。

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真剣に心臓マッサージした後は、腕がガクガクして字が非常に書きにくくなりますから。

ドクターヘリには積んであること多いそうです。


なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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