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2009.06.24 12:46 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  よっしぃ  | 推薦数 : 0

EBMとNBM 2

前回の続きです。

またまた引用します。


基本的考え方
1.患者さんの物語りは生きているなかで起こっている大きな物語りと考えます
 患者さんの物語りは、「病」の状態は、人生のなかでおこっていることです。話を切らずにしっかり聞く必要があります。

2.患者さんを物語りの語り手として尊重します。
 こうした意味で、患者さんの物語の語り部としての立場は最大限尊重します。
 ※治療診断の対象としてしか観ないのは大きな問題となります。

3.医学的な疾患概念も治療法もあくまでも一つの医療側の物語りと捉える
 医師のもつ考え方、治療等はすべて、医師側医療側のナラティブです。患者さんの物語りではありません。
 ※疾患概念は強い それぞれ意義がある

4.さらに治療とは、両者の物語(患者側のナラティブと医師側のナラティブ)をすりあわせるなかで「新たな物語り」を作り出していくプロセスであると考えるような医療が、ナラティブ・ベイスド・メディスンです。そのため、まず、患者側のナラティブを十分に語らせ、医師側で理解することが大切となります。


なんだか、非常に患者さんの立場に立ったいいことのようですが。。。

これから、どんないい医療が生まれてくるのか?治療へのアプローチの仕方が正直よくわかりません。

そんで次へ行きます。



実際の進め方

症例は、40歳男 で、主訴は、腹痛、下痢、無気力です。10年前からあったが複数の医療機関で異常なしといわれた。8年前、仮面うつ病といわれ、数ヶ月前より膵炎疑いにて、上部下部消化管ERCPをした。

患者
>どうして具合が悪いんでしょうか?身体だけなおれば、私には何の問題点はないのですが・・・

以上のようかかたちで、じっくりと患者さんにナラティブを語っていただき、その上で
 
弱り目に祟り目ですね、まったく、悪循環ですね。

といったところ、患者から、

まさに悪循環ですね

と、発言あり、その場の雰囲気変わりました。

その後は、これ以上検査はいやという希望を入れて、少し治療しながら、様子をみました。2週間後よくなりました。

10年前にストレスありました。とみずから、物語を進めていく元気が出てきて、ストレスの内容等を語り始めました。その6ヶ月後
自分の心と体が連動しています。本当に前は、悪循環でしたかね

というかたちで改善に向かっていきました。


なるほど、少しわかったような気がします。

でもこれは、典型的な例でいつもこんな風にいくとは限らないし。。。

精神面に関するアプローチだけでいいのかなぁ本当にという気持ちになります。

医は、アートといいますがNBMは、まさにアートでしょう。

正解は、ないというか個人個人によって正解がことなるのでしょうか。

ただ、前回の例でも挙げたようにEBMも個人個人によって正解は違いますもんね。

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個人的な経験ですが、がんの患者さんと話をしていて心の奥底まで踏み込んでいけたときに上の例のように患者さんが自身のことについてたくさん話をしてくれることがあります。

あー、NBMってそんなことなのかな。とか思ったりします。

ただ、心の奥まで踏み込んで行くのは、非常に勇気のいることなんですけど。

医者だって必死で踏み込んでいきます。

続きます。

参考『NBM入門〜NBMってなに?』


なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。




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 私の主治医は、上記のような「共感」を示す言葉を発しません。ずっと私が話し続け、最後に「…そうですか」で終わり。言いたいことを言いつくした私は、一旦はスッキリします。が、主治医がどこまで理解したのかわからず、その点で不満が残ります。
 共感を求めるわけではありません。患者のストーリーの正しい把握を求めます。というわけで、反応がいま一つだと、よっぽどくだらない話をしちゃったんだろうなと反省することがあります。で、次回の診察では、同じアプローチをしないよう心がけます。ま、一応、患者側も軌道修正というか、歩み寄りを考えるわけです。
 診察室では、双方向のナラティブがいいですね。
written by christmas / 2009.06.24 22:27
今回は、ナラティブの話があったので引用したのですが、ナラティブだけではもちろんだめで、ナラティブには時間がかかるし大変な面もあります。
その辺まで考慮していい方法を探るのですね。

EBMだけではもちろんだめでその進化系としてナラティブも考えるなんですけどね。

まだ、その先に必要な何かがあると思います。
written by よっしぃ / 2009.06.25 18:11
>まだ、その先に必要な何かがあると思います。

そこはもう、テクニックとかプラクティスを超えた世界。
各々の人間性とか哲学やに起因する何かだと思います。ちゃんちゃん。
written by christmas / 2009.06.25 22:23
今晩は。ちょっと不思議に思ったのは、仮面鬱病と診断されて8年も費やしていらっしゃるということ。
多分、精神科か心療内科を受診されていらっしゃったとおもうのですが・・・。精神科の先生はお話を聞いてあげなかったのでしょうか???(精神科の治療の範囲ではないかと思うのですが)疑問です。
written by J / 2009.06.25 22:28
>christmasさん
>各々の人間性とか哲学やに起因する何かだと思います。ちゃんちゃん。
はい、ちゃんちゃんです。

>Jさん
精神科で治療はされていると思いますよ。
ただ、精神科の先生とあまり相性がよくなかった可能性はあるかなと思いますけど。
もちろん、仮面うつ病の診断されてよくなって年月が経っている可能性もありますし。
まあ、上記文面から詳細を推測することは難しいでしょう。
written by よっしぃ / 2009.06.26 19:00

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