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2009.06.10 11:43 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  よっしぃ  | 推薦数 : 0

人工呼吸器、どんなん?

例えば、事故などで急に身体の状態が悪くなった場合、人工呼吸器を使用しなければ救命できないことがあります。

実際に、人工呼吸器をつけるとどうなるのでしょう?

最初は、口から指くらいの太さの管をのどの奥の方へ向かって入れます。

参考までに
http://ja.wikipedia.org/wiki/気管挿管
口をあけてもらわないと出来ないので、意識がない場合はいいのですが、意識がある場合は難しいことが多く鎮静剤などを使い意識を落としてからでないと出来ないことも多いです。

口が何らかの障害で開かない場合は、気管支鏡(肺カメラ)などを使って鼻から管を入れることもあります。

そして、口からでた管を人工呼吸器につなぎ強制的に酸素を出し入れするようにして呼吸を行います。

よくなって、さっと管が抜ける状態になれば万々歳ですが、なかなかうまくいかないこともあります。

ある程度落ち着いて、意識が回復してきたら、のどの奥に管が入っている事実や違和感に気がつきます。

もちろん、気管に管が入っているため声は出せません。

筆談や身振り、うなずきなどでしかコミュニケーションがとれない状態です。

人工呼吸器の呼吸と自分の呼吸があわずにケンカをして苦しくなることもあります。

管がつまらないように時々タンを引かなければなりません。

その行為は、咳が出たりして苦しい事がほとんどです。

この状態は長くなると患者さん自身もつらいし、介護する家族もつらいと思われます。

もちろん、この状態が長く続かなければいいのですが。。。。

また、ここまで回復しなかった場合は、人工呼吸器がつけられたまま患者さんの意識はないまま(つまりコミュニケーションはとれないまま)タンを吸引するときに苦しそうな表情を見せたりとかだけも場合も多いです。

もちろん、自分で栄養がとれないので点滴などで栄養をいれます。

褥瘡(床ずれ)ができないように、体の向きを変えたり、タンの吸引をしたり最初は一生懸命な家族もだんだんと疲れてくることがほとんどです。

悪い面ばかりを書きましたが、救急の現場で人工呼吸器を使用して急激に改善してすたすた歩いて帰れるようになったこともあります。

人工呼吸器に関しては、使う使わないの判断を急に行わないと行けない場合がありますので、いろいろな情報を知って欲しくて思い今日のエントリーとしました。

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上記のような現実があるので、がんの末期などの場合は、人工呼吸器などの延命処置は基本的には行わない方がよいと考えます。(私見ですが)


なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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全身麻酔でもしますが、
人工呼吸器、苦しいです~(>_<;)

もちろん、声でないし、
つばが飲み込めなくて、すごく苦しかったですよ。

抜くときは、なんか口から蛇でもでそうな感じ(笑)

麻酔醒めかけでも、あんなに辛いのだから、
意識があったら、もう、眠っている方が絶対楽だと思ってしまいます。

ところで、呼吸器科の先生というのは、
挿管したり人工呼吸器をつけたりもするんですか?
written by kei☆ / 2009.06.10 21:32
あらあら、kei☆さんは、人工呼吸器経験者だったんですね。

やっぱ、苦しいですよね。

呼吸器に限らず、医師は、挿管、人工呼吸器つけたりします。

written by よっしぃ / 2009.06.10 23:36
よっしい先生、いつも拝見しております。
頚髄損傷の連れあいと生活しております。
また、人工呼吸器装着の頚損者の友人がおります。

実際に連れあいも2度装着していました。

状態や病状によると思いますが、こういった発言が
ブログなどの医師の間からでていることに
不安を持ち続ける当事者も多いです。

全麻痺であっても、装置をつけていても
人手が無ければ生きて行けなくても
離脱にむけてがんばっていたり
自立を目指して生活している人達を見ていますので
生きていることはいけない
ムダではないかと言われているように感じてしまいます。

自分で選択させてもらえるならと心底思っています。
その状態までなんとか治療などで持ちこたえた人が
どちらを選択するか自由であったらと思います。

言葉足らずで申し訳ありません。
家族のため、医療費のために手を放す
苦しければ命を絶って良い
そんなことを危惧しています。
考え過ぎでしょうか?
written by ぽん / 2009.06.12 18:49
ぽんさん、はじめまして。

>全麻痺であっても、装置をつけていても
人手が無ければ生きて行けなくても
離脱にむけてがんばっていたり
自立を目指して生活している人達を見ていますので
生きていることはいけない
ムダではないかと言われているように感じてしまいます。

もちろん、無駄だとは全く思っていません。
頸椎損傷は、がんと全く異なる病態です。
よくなる可能性は秘められています。

ただ、その可能性とがんで状態が悪くなって人工呼吸器が必要となった状態は全く異なるものです。

言葉足らずの部分はあるかとは思いますが、脳溢血、心筋梗塞で命を落とすことが少なくなった現在、次に『死』を目前にするのはがんの患者さんが多いのです。

よくなる見込みのある状態と、悪性疾患でほぼよくなる見込みのない状態とは異なります。

ただ、知って欲しいことはこのような現実があることです。

それをつらいことと感じても感じなくても、現実に今日も考えないといけない人たちがいるわけです。

その方たちの理解に役立てればと思っています。

つらい気持ちになる方もいるかと思いますが、やはり、このことは、多くの方に知って欲しいことなのです。

お答えになってないかも知れませんが。
written by よっしぃ / 2009.06.13 02:15
お返事、ありがとうございます。
私自身も進行性の病気があるため
先生のお話の内容も、詳細をお話くださることが
とても大切だと良く理解できます。

脳死にしてもそうですが、できれば
こういった状態なのだということを
誰もが知る機会があれば思います。

尊厳死という言葉が、医療費や福祉にかかる費用の
抑制などに利用されてしまうことに
不安を持つ人達のためにも、正確な情報を伝えて
いただけることが必要だと感じておりますし
自分達がどう生きるかということを
一人一人が向き合うことが必要だと痛感しております。

今まで見なかったことにしてきたことに
患者、家族自体が向き合わなければならないと思っております。
written by ぽん / 2009.06.13 10:09
人工呼吸器は意識があっても着けていられるものですか?
今、父は眠らされている状態ですのでかわいそうに思います。ぜひ意識をかくせいさせてほしいです
と言うか眠り薬をとっていただけないのでしょうか
先生に言うと管がのどに入っているのは耐えられないので装着している限りは寝むらせておくしかないですと言われます。種類が色々あるのであれば変えられないのでしょうか?
教えてください。お願いします
written by ありす / 2009.07.27 06:17
>ありすさん
はじめまして

>人工呼吸器は意識があっても着けていられるものですか?
時と場合によります。
病状が悪いと目覚めて動くだけで体の中の酸素が低下します。
余計に苦しくなってもがいたり暴れたりすることもあります。
そのような状態の時は、眠り薬を取ることはしません。

状態が回復してきて、管を抜く前には、意識をハッキリ出して自発呼吸を促す事が多いです。

また、慢性的に呼吸状態が悪く呼吸器をつけないと生きていけない場合は眠り薬を使用しない場合もあります。

一般的には、眠り薬を使用することが多いでしょう。
おそらく、意識を覚醒させて欲しいと担当医にお願いしているのであればできるだけそのような可能性は探っていると思います。

それで上記のような答えであれば難しいでしょう。

また、お父さんの状況が変われば担当医の意見も変わるかと思います。
written by よっしぃ / 2009.07.27 13:05

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