例えば、事故などで急に身体の状態が悪くなった場合、人工呼吸器を使用しなければ救命できないことがあります。
実際に、人工呼吸器をつけるとどうなるのでしょう?
最初は、口から指くらいの太さの管をのどの奥の方へ向かって入れます。
参考までに
http://ja.wikipedia.org/wiki/気管挿管
口をあけてもらわないと出来ないので、意識がない場合はいいのですが、意識がある場合は難しいことが多く鎮静剤などを使い意識を落としてからでないと出来ないことも多いです。
口が何らかの障害で開かない場合は、気管支鏡(肺カメラ)などを使って鼻から管を入れることもあります。
そして、口からでた管を人工呼吸器につなぎ強制的に酸素を出し入れするようにして呼吸を行います。
よくなって、さっと管が抜ける状態になれば万々歳ですが、なかなかうまくいかないこともあります。
ある程度落ち着いて、意識が回復してきたら、のどの奥に管が入っている事実や違和感に気がつきます。
もちろん、気管に管が入っているため声は出せません。
筆談や身振り、うなずきなどでしかコミュニケーションがとれない状態です。
人工呼吸器の呼吸と自分の呼吸があわずにケンカをして苦しくなることもあります。
管がつまらないように時々タンを引かなければなりません。
その行為は、咳が出たりして苦しい事がほとんどです。
この状態は長くなると患者さん自身もつらいし、介護する家族もつらいと思われます。
もちろん、この状態が長く続かなければいいのですが。。。。
また、ここまで回復しなかった場合は、人工呼吸器がつけられたまま患者さんの意識はないまま(つまりコミュニケーションはとれないまま)タンを吸引するときに苦しそうな表情を見せたりとかだけも場合も多いです。
もちろん、自分で栄養がとれないので点滴などで栄養をいれます。
褥瘡(床ずれ)ができないように、体の向きを変えたり、タンの吸引をしたり最初は一生懸命な家族もだんだんと疲れてくることがほとんどです。
悪い面ばかりを書きましたが、救急の現場で人工呼吸器を使用して急激に改善してすたすた歩いて帰れるようになったこともあります。
人工呼吸器に関しては、使う使わないの判断を急に行わないと行けない場合がありますので、いろいろな情報を知って欲しくて思い今日のエントリーとしました。
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上記のような現実があるので、がんの末期などの場合は、人工呼吸器などの延命処置は基本的には行わない方がよいと考えます。(私見ですが)
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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