2009.05.24 10:02 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  生活 / くらし  |  よっしぃ  | 推薦数 : 2

今後の対策へのお願い

またまた、インフルネタです。

次こそは、別の話題を。

とうとうと言うかようやくと言うか、首都圏でも新型インフルエンザが出てきましたね。

まだまだ、わからないこともあるでしょうが今のところ日本では重症者もでていません。

対策も見直されてきています。

ごくごく当たり前のことです。

一般の方の意識も少しずつ変えていかなければいけません。

個人的には、今回の国の対策に疑問を持っていますが、この国の国民性とマスコミの姿勢を考えるとある程度仕方がないかとも思います。

要するに『誰からも文句を言われないようにしたい。』

新型インフルエンザに対してもっとも適切な方法で対応するというよりは、この言葉に従って行動しているように思えるのです。

今になり、はっきりした事実がわかったから断言できるのですが潜伏期の問題、迅速キットが陰性でも否定できないことより完璧な水際対策を行うなら、飛行機内で数日間様子を見てから入国させなければダメでしょう。

ただ、それは金銭的な問題などなどで現実的に無理です。

何事もリスクとベネフィットを考えなければなりません。

リスクをできるたけゼロに近づけようとすると、コストや手間が非常にかかる。

それで妥協しなければいけないところがある。

それでとった政府の対策があの程度の水際対策だったのでしょう。

もしかしたら、政府も水際対策は国民を不安にさせないためのポーズだとわかっていたのかもしれません。

今後の教訓として、水際対策で防ぐことは難しいとして次回は水際対策よりも実際にきた後の対策に重点を置くべきでしょう。

重点を置くべきでしょうと偉そうにいってみても具体的にどうすればよいのかの策を持っているわけではありません。

ただ、医療資源(迅速キット、タミフル、医者など)は限られていますので水際で医療資源を使いすぎてもいけないのです。

大阪・神戸で広まり医療資源(感染症ベッド)がなくなり、自宅療養する方がほとんどです。

今回は軽症ばかりですので大丈夫ですが、医療資源を使いすぎるともうどうしようもなくなります。

リスクとベネフィットを考えて純粋によりよい選択をしたとしても、何か問題が起これば『あのとき、こうすればそんなことは起こらなかった。』と言われることがあります。

その選択をしたときは、専門家が考えてリスクベネフィットを考えてその方針を選択したのでしょう。

文句を言うのならその方針が決定したときに言うべきです。

もちろんそう反省することは非常に大切なんですけど。

それが、『人間の死』であった場合、マスコミや国民感情として『なぜ、あのとき、、、』と言うのがこの国なのです。

国民性といってもいいかも知れません。

どんなに医学が進歩しても、新たなウイルス感染症を完全に押さえ込むまでには時間が必要でしょう。

この国の方針が純粋に医学的な知見に基づき決定されることを切に望みます。

それと同時にその決定のリスクとベネフィットを国民一人一人とマスコミが理解して受け入れることも望みます。

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『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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