日本感染症学会より緊急提言がでました。
内容は、医療者向けですのであしからず。
岩田センセも含まれています。
内容
① 過去の我が国における新型インフルエンザ流行の実態から学んでください
② 新型インフルエンザは、いずれ数年後に季節性インフルエンザとなって誰で
も罹患しうる病気です
③ 新型が流行すると青壮年層の被害が甚大となるのには理由があります
④ 流行初期から一般医療機関への受診者が激増します
⑤ 重症例にはウイルス性肺炎よりも細菌性肺炎例や呼吸不全例が多く見られます
⑥ 一般予防策ではうがい、手洗い、マスクが効果的です
⑦ 医療従事者の感染予防にはサージカルマスク、手洗い等が効果的です
⑧ 全ての医療機関が新型インフルエンザ対策を行うべきです
全文を読んでいただくのが一番ですけど、一部を紹介します。
>スペインかぜ当時の死亡者の大多数は発展途上国に集中しており、英米の死亡者数は少なかったことも知られています。日本の全人口に対する死亡率は0.87%、英国0.3%、米国0.6%、シンガポール1.4%、インド4.4%と報告されています。当時のわが国はまだ発展途上国から完全には脱していなかったため、死亡者数が英米に比べてやや多かったと考えられています。
>個人の栄養・感染防御能も著しく向上しております。また、インフルエンザの迅速診断とノイラミニダーゼ阻害薬による治療では圧倒的に世界をリードしており、日本で確立したインフルエンザの診断と治療を生かすことができれば、新型インフルエンザの被害を大幅に制御することが可能と思われます。
>過去のどの新型インフルエンザでも、出現して1~2年以内に25~50%、数年以内にはほぼ全ての国民が感染し、以後は通常の季節性インフルエンザになっていきます。現在流行している香港かぜもこのようにして季節性インフルエンザとなった歴史を持っており、今回のS-OIVもやがては新たなH1N1亜型のA型インフルエンザとして、10年から数十年間は流行を繰り返すと見込まれます。
>高齢者の多くは過去に型の変異したインフルエンザの洗礼を何度も受けたため免疫のメモリーがありますが、若年層ではそれが乏しいため新型が流行する初期には被害が甚大となるものの、数年して若年層の多くが免疫を保持するようになると全年齢層がほぼ等しく免疫を保持するようになり、その結果、相対的に抵抗力の弱い高齢者に被害の中心が移って行くと考えられています。
>抗菌薬がなかったスペインかぜの当時では細菌性肺炎による多数の死亡は避けられないことでしたが、抗菌薬療法が発達している現在、同じことが起こることはありません。
>日本の医療従事者は一般市民と同様、新型インフルエンザに対して強い恐怖を抱いているという報告17)もありますが、ここまでで見たように、また、今回のS-OIVの内外での流行状況を見る限り通常の感染予防策で臨めば大きな心配はありませんし、万が一感染したとしても対応策は万全です。
あと、「神戸市立医療センター中央市民病院からの報告」も同じところにありました。
この報告の中で迅速検査との比較なる表があります。
迅速検査とは、インフルエンザキットと呼ばれる簡易検査です。
だいたい、10分から15分程度で結果が出ます。
A(-)B(-) 20
A(-)B(+) 0
A(+)B(-) 13
A(+)B(+) 0
最初のアルファベットは、迅速検査の結果です。
マイナスはもちろん、インフルエンザ(季節性インフルエンザのキットですから)ではないとの結果です。
後ろの数字は、新型インフルエンザと確定した人数です。
ということは、新型インフルエンザに罹っている人は迅速検査で陰性であることの方が多いんですね。
すくなくとも迅速検査で陰性であったとしても、新型インフルエンザでないとはいえないのです。
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またまた、インフルエンザの話でした。
そろそろ、いつもの話題に戻したいなぁ。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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コメント
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50代より上の年代って、不思議といませんね。
(今のところですが...)
年の功かしらん?
ところで、よっしぃ先生、感染した学校の再開に向けてのニュースで、なんと、
”学校の制服をクリーニングに出したら、いやな顔された”そうです。
これって、感染に対する差別ですよね。
だって、新型とはいえ、インフルエンザなのに。
感染に対する差別しないでって特集してください~。
昔から、知らないものに対して人間は恐怖をいだきます。
エイズも日常生活でうつることはほとんどないのに、食器を分けられたりしていました。
結核もいまだに、食器を消毒しなければならないですか?と言われる方もいます。
ただ、この場合は、確定しているわけでもないのに。。。。
もちろん、新型は専門家でもどんなものかわからないので最初は厳重な対応をします。
何事も、リスク、ベネフィットなのでリスクをおそれるあまり厳重な対応をすると経済活動をおとすまでなります。
この国の国民もしくは、マスコミがリスクをどこまで許容できるかでしょうね。
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