抗がん剤の副作用で吐き気があります。
最近の抗がん剤は吐き気が少ないものが多いのでいいのですが、中には昔からあるシスプラチンなど吐き気の強い薬を使った方がいい場合も多々あります。
『最近、吐き気を押さえるいい薬が出てきたので昔と比べるとずいぶん楽になっています。』などと説明することがありますが、心の中ではもう最近じゃねぇよなぁ。などとつぶやいております。
その理由の一つはセロトニン拮抗薬が出来たからなんですけど。
これは、薬価収載されてからもう15年にもなります。
15年近くかわってないのにずいぶん楽になったとは嘘つきと思われるかも知れませんがここ5年で吐き気予防のステロイドの使い方や量が確立されてきたので嘘ではありません。
高容量のステロイドを使うことが吐き気を抑えるとの報告があります。
ただ、新薬も出てきています。
その一つは、NK拮抗薬であるアプレピタントです。
もう、欧米では当たり前のように使われているのです。
主に遅発性の吐き気を押さえるのです。
今まで、セロトニン拮抗薬は遅発性の吐き気を抑える効果は弱いとされていたので画期的です。
実際吐き気予防効果も高いようです。
さらに、最近は長時間作用型のセロトニン拮抗薬(パロノセトロン)も開発されています。
これはセロトニン拮抗薬ですが長時間型であり遅発性の吐き気も抑えるようです。
ただ、残念なことに両新薬ともに日本では認可されていません。
いろんな国で認められているんですけどね。
吐き気を抑えることによって、抗がん剤治療がより楽になります。
吐き気や嘔吐が強いとみていても本当につらいです。
ドラッグラグ〜薬がない!で卵巣癌のドキシルの話題をあげましたがようやく認可されたそうです。
次は、ぜひ吐き気止めの2剤を早く使えるようにしてください。
今でも、制吐剤をうまく使うことによって、70から80%の方は抗がん剤治療をしても吐きません。
ただ、この2剤が使えればもっと吐かないでいいでしょうし、吐き気もましになるでしょう。
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申請中は申請なのですぐに認められるかも知れませんが。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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