2009.03.20 21:07 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  よっしぃ  | 推薦数 : 1

リビングウィルの問題点

前回『リビングウィルへの試み』というエントリーをあげました。

リビングウィルとは、文字通り『生前の意思』のことです。

前の時に紹介した『国立長寿医療センターにおける終末期の希望調査開始のお知らせ』の書類にはアンケート形式でリビングウィルが示せるようになっています。

もちろん、あくまでアンケートであるので記載された内容通りの終末期医療が行われるかどうかはわかりません。

ただ、終末期を考えるきっかけとしては非常にいいと思っています。

大きな項目としては
「苦痛を取り除く場合の方針」と
「最期をどこで過ごしたいか?」
あとは、栄養の取り方とか細かいことです。

こんな項目を読むことで終末期医療が何となく見えてきて考えるきっかけになるのでしょう。

さて前置きが長くなってきましたが、本題の問題点は何でしょうか?

『国立長寿医療センターにおける終末期の希望調査開始のお知らせ』のアンケートの始めに

私の医療に対する希望 (終末期になったとき) 終末期とは「生命維持処置を行わなければ、比較的短期間で死に至るであろう不治で回復不能の状態」です。

と書いてあります。

つまりリビングウィルを文書などで記載するときは、不治で回復不能の状態である場合の意志である事をキチンと記載しないと誤解される場合があるのです。

もちろん、治る見込みがある場合でも救命の処置はいらないと言う考えの人もいるでしょうが多くは治らないと判断された場合の意志でしょう。

そうでないと、本人の意識がなく周囲に家族などいなかった場合リビングウィルに従わざる終えない場合もあるでしょうから。

日本ではまだリビングウィルを示した文書を持っている方はほとんどいませんが、アメリカなどでは結構いるそうですからね。
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なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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