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2009.03.10 11:35 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  よっしぃ  | 推薦数 : 0

原因究明のため

『全日空 ミス不問の制度導入へ』なるニュースを見つけました。

以下、一部抜粋します。

>全日空は、パイロットなどから事故やトラブルの防止に役立つ情報をありのまま報告してもらうため、ミスを処分しないとする新たな社内制度を導入することになりました。

普通の考え方ですよね。
懲罰を厳しくしてもシステムエラーはなくならないってことですね。

>旅客機のパイロットや整備士などのミスには、今後の事故やトラブルの防止に役立つ教訓が含まれていることがありますが、処分の対象となることが障害となって、すべて報告されていないのが現状です。

誰しも、ヒヤっとしたことがあっても何事もなかったら自らすすんで報告したい。とは思わないですよね。

>ミスを処分しないとする新たな社内制度を来月から導入することになりました。制度では、「避けられないミスだった場合は、当事者の懲戒処分や不利益な扱いを一切行わない」と社内規程に明記し、重大事故につながった場合でも適用するとしています。ミスを報告しやすい環境を作り、危険の芽をいち早く見つけて対策をとるのがねらいで、責任の追及よりも事故やトラブルの再発防止に重点を置くとしています。

後ろめたい気持ちや不安な気持ちを少しでも軽減させて今後の事故防止につなげようということですんなり受け入れられますよね。

その一方で故意の場合や職務怠慢の場合はビシッと処分するようです。

>こうした制度は、国内では日本航空がすでに導入しているほか、欧米の航空会社でも広く取り入れられていて、効果をあげているということです。

安全管理がきっちり出来ている会社では当たり前のことなんですね。

医者の世界なんて、勤務時間なんかむちゃくちゃで安全管理の概念なんて少なくとも10年前までは全くなかったですね。

最近は、インフルエンザに罹ったら休むように言われたりしますけど。

患者さんにうつしたらいけないと言う安全管理はすすんできましたが、医者の勤務時間の安全管理なんてまだまだです。

たとえば、駒込ピペットを生んだ駒込病院の当直の体制の問題。

詳細はYosyan先生新小児科医のつぶやきでどうぞ。

しかし、なんで医療に刑事免責を持ち込もうとしたら反対意見が根強く出るのでしょう。

もちろん、全面ではありませんよ。

例の銀座の眼科なら、責任を追求されても仕方ないでしょう。

医師への刑事免責を取り入れている国は数多くありますし、

もう、1年も前になりますがなな先生の『ななのつぶやき』のコメントに鶴亀松五郎先生からのコメントがありました。

WHOのガイドラインあるんですよね。

詳しくは、あかがま先生の『いちかばちかはやっぱりあかんか?』に転載されていました。
 

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また、抜粋引用します。

>医療安全委員会をきちんと機能させるために、世界標準としての2005年にできたWHOの医療安全システムのガイドラインがあります

>刑事罰を行わないー医療事故(診療関連死)の報告者は、報告をしたことにより刑罰から免責されなければならない。

>秘匿ー診療関連死の患者名、報告者(医療従事者)、医療機関は決して第三者に明かされてはならない。

>独立性ー報告システム(医療安全委員会)は、報告者や医療機関を罰する権限を持つ当局から独立していなければならない。

>連死の報告は診療関連死が起きた状況を理解でき、かつ問題となっているシステムを把握できるようにきちんと訓練を受けた専門家によって評価されなければならない。

>時宜を得た報告は、特に重大な状況であると判った時は、即座に分析され、いち早く情報を必要とする人々(医療従事者)に広く周知されねばならない。

>システムそのものの問題の勧告ー診療関連死の当事者である医療従事者の個人の能力に目を向けるのではなく、システム、過程、結果の変化に焦点を当てることが望ましい。

>反応ー報告を受けた部局は、勧告を周知させることができる。関係する機関は可能な限りいつでも、勧告を実行に移さねばならない。

また、『ぐり研ブログ』に『過失はどこまで罪なのか 医療業界と航空業界』なる記事も発見です。


なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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