海外での臓器移植が出来なくなるかも知れないとの話しです。
これは、WHOの定例会議で、臓器移植について、「各国、自給自足で移植を行うように」という決議案ができ、5月には採択される見込みだからです。
比較的まとまって書いてあるのがここです。
これを見るとやはり、日本人が海外で移植をしている状況は褒められたものではありません。
その国の人はどう思っているのでしょう。
自分の国民の臓器をよその国の患者に渡すという事実。
臓器移植関連データを扱っているページを見つけました。
心移植の数をみてみると
欧米と比べると二桁少ないです。
韓国と比べても圧倒的に少ないです。
比較的多く行われている腎移植でも少ないです。
日本人の宗教観が脳死と相容れないのかも知れません。
ただ、諸外国と比べると圧倒的に少ないのは事実です。
もう一つ、重大な事実があります。
現在、日本では小児の脳死は認められていません。
つまり、臓器移植を必要とする子供達は日本にいたら臓器移植をうける機会がないのです。
ですので、募金などを募ってアメリカとかで移植をうけたりしていたのです。
それが、WHOの決議案で事実上不可能となってしまったら。。。
『臓器提供:「小児から」を検討 学会が専門委、年内に結論へ』
日本小児科学会(会長、横田俊平横浜市立大教授)は15日、国内で脳死になった子供からの臓器提供・移植を容認するかどうか検討するプロジェクトを発足させると発表した。近く専門の委員会を設置し、今年中には学会としての結論を出したいとしている。
同学会は05年、現行法では認められていない15歳未満の子供からの臓器提供について「脳死を見分ける体制が整っておらず、実施は時期尚早」との見解を示していた。
会見した横田会長によると、国内でも子供の脳死を厳密に診断できる医師が出てきたことや、国際移植学会や世界保健機関が臓器移植の「自給自足」を各国に求めている背景から、「検討する時期が来た」と判断した。
来月までに弁護士など医師以外も含めた委員会を設置し、データを集めたり、海外で移植を受けた患者からの聞き取り調査などを進めていく。【関東晋慈】
さて、どんな結論がでるのでしょうか?
臓器移植が必要な日本人は?
とくに子供はどうなるのでしょう。
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コメント一覧
一般のかた、医療職にも、臓器移植や脳死判定に対する疑問や心配があるかと、思います。
日本移植学会が作った
『脳死臓器提供Q&A』
http://www.asas.or.jp/jst/pdf/Q_A.pdf
トランスプラントコミュニケーションのサイトのなかの、
『世界の臓器移植関連法・制度』
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/tc_5/TC5index.html
『臓器移植批判に反論する』
http://www.medi-net.or.jp/tcnet/tc_4/TC4index.html
は移植医療を提供する側からの、一般国民への呼びかけです。
臓器移植、脳死に関しての疑念が晴れないかたも、一度、お読みになって頂けたら幸いです。
先生からの情報として台湾の産科病院もエントリーしようかとたくらんでいます。
今後ともよろしくお願いします。
脳死になって、医療が差し控えられるという論議は空想上のものですが、大規模におこなわれている現実の医療差し控えについて反対する論議は見られません。
医療差し控えは反対するための論議のようです。
臓器移植法が作られるときに、社会党や東大小児科などのカルト集団が反対していましたが、ドナーカードを持っていても家族が一人でも反対すると臓器摘出が出来ない原則禁止の法律になったのは、疑念を持つ人が納得する実績を示して改正するためでした。
国会に出されたら成立するでしょうが、出させないようにしている勢力がいます。
昔と違いマスコミが一時情報を握って情報操作が出来なくなっています。
臓器移植法成立の頃の情報操作は酷かったのです。
95年のUS腎問題や99年4月のコーディネーター診察の20条違反問題は産經新聞のでっち上げでした。
書いた記者はやり過ぎとされて退職しました。
詳細なお話ありがとうございます。
今回は、自分の国でなんとかなりそうなのですね。
自分の国の臓器はダメだからよその国に行くのも倫理的に問題ですからね。
脳死移植がすすまない理由は、人々が漠然と想像している脳死者と目の前の本物の脳死者のギャップが大きいからではないかと思っています。
万人を納得させる必要はないと思います。
ただ、現在の状況では移植の必要な日本人に希望すら与えられないのではないのでしょうか。それは、問題だと思います。
他の国でできることなら、日本でもできるはずです。
どうしても無理というのなら、臓器移植できなくてもいいと日本人を納得させなければなりません。
両立は不可能です。
前者に対しては、私の議論は意味ないですが、後者の問題が大きいのであれば、脳死者は一見死者には見えない、というビジュアルな衝撃を克服する方法を考えないと、脳死移植の普及は望めないと思います。
実際、自らはドナーカードで脳死臓器提供の意思を示している人でも、家族の脳死を目の当たりにしたときには、それを「死」として受け入れられない人は多いのではないでしょうか。その解決策として本人の生前の意思だけで臓器提供を可能にする、という方法もありえるでしょうけれど、私は、それは姑息であると評します。脳死判定の現場に混乱をもたらすでしょうし、何よりも、それでは家族の意思を無視しえない小児の臓器移植は法的には可能になっても普及させることはできないでしょう。
残念ながら、移植に少し興味がある程度の内科医ですので脳死移植についてつっこんだ議論をしようにも知識を持ち合わせておりません。<(_ _)>
個人的な意見としては、
>脳死者は一見死者には見えない、というビジュアルな衝撃を克服する方法を考えないと、脳死移植の普及は望めないと思います。
この意見に同意します。
>家族の意思を無視しえない小児の臓器移植は法的には可能になっても普及させることはできないでしょう。
そうかも知れませんが、現状では法律的にできませんので。
まず、小児の移植ができるように法律をかえるのは非常に意味のあることだと思います。
JSJ様のいわれることはそのあと真剣に考えないといけない問題なのかも知れません。
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