まともな医者が言わない言葉の代表として『絶対大丈夫』とか『絶対治る』と言う言葉があります。
『おそらく大丈夫だろう』とか『まず、治ると思います。』とかはいいますけどね。
なぜなら、まともな医者は滅多にしか起こらないけど致命的な事が起こるときもあると知っているからです。
例えば、風邪薬これは、医者が処方するものだけでなく薬局などで売っているものも含まれます。
バファリンなどでもスティーブンスジョンソン症候群を起こすことがあります。
皮膚がやけだだれたようになるものでアレルギーの一種と言われています。
そして、場合によっては命を落とすことがあります。
恐ろしいですね。
では、予防するためにはどうしたらいいのでしょうか?
残念ながら予防する方法はありません。
まあ、なるべく薬を飲まないようにするくらいでしょうか。
ただ、頻度は極めて低いです。
報告にもよりますが、100万人当たり1人程度です。
これは、極端な例ですけども肺炎で治療して一般的な肺炎なら抗生剤を使用すればまずよくなるんですけど、薬剤の副作用が強く出て薬が使えなくなる場合も想定しないといけないし、めずらしい肺炎(感染症でない肺炎や実は悪性腫瘍による肺の影である場合もあるし)の可能性なども考えると診察して検査結果をみて『大丈夫、すぐ治ります。』なんて言葉は口が裂けても言えません。
もちろん、病気と闘ってもらうために『この治療でまず、よくなりますよ。』とか言うことはありますけど。
もっともっと、最初に戻りましょう。
基本的に医者にかかると言うことは、何らかの困ったことがすでにあなたの体にあるはずです。
だから、医者にかかるわけです。
何らかのことをよくするために医者はいろいろ聞いたり、診察したり、検査したりしてその何らかの原因を探っていくのです。
そして、可能性の高いものを考えるのはもちろんです。
あと考えることは可能性が低くても致命的なものです。
これらを考え合わせて目の前の患者さんによりベターな方針を選択するのです。
その場面で『絶対、治ります』と言う言葉をかける医者は可能性が低い病気を考えていない医者か、嘘つきです。
それでも、あなたは、医者から『絶対治る』とか『絶対大丈夫』と言って欲しいですか?
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昔は、そんなこと言う医者たくさんいたと思います。
時代背景として許せたのでしょう。
古き良き時代として。
あと、慢性疾患で十分な関係ができた上で『大丈夫』と言うことはあるかな。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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コメント
コメント一覧
せいぜい「絶対にってことはないけど~」みたいな。
でも、その先生との信頼関係によっては、
「絶対に」に近い言葉があってもいいですよ。
よく言われたのは、「心配ないよ」とか、
「そんなに心配することはない」って言葉でした。
ちょっと、気持ちがほぐれる感じがします。
医師から見たら、大したことなくても、
自分が思っている以上に、せっぱつまった表情してるのかなぁ(汗)
絶対、という言葉を待っている気持ちは、まず安心したいからなんですよね。とにかく、不安な気持ちを支えてほしい。実際、絶対=100で、治るとかよくなるというのは現実的な話ではないことは、みんな、良くわかってるはずなんですから。
ですから本来、絶対大丈夫というのは、少なくとも1%未満程度のリスクを承知した上でというのが、真実なのだと私は思います。
そこらへんが、医学の発達で、たいがいの病気は治ってしまうので、絶対=100、という解釈になってきているのかなとは思います。
絶対とはほとんど言わないですけど。
心の中でまず大丈夫と思っていることはよくあるんですね。
そんなときは、『まず、心配しなくていいから、念のためにもう一回きてください。』みたいな感じになります。
あまり心配しないでいいよ。は、絶対といわない代わりでしょうね。
azukiさん
やはり、仕事として医療をしている以上、絶対という言葉は絶対でないといけないと思います。
絶対大丈夫といえば大丈夫なわけで、実際絶対大丈夫かどうかわからない場合がほとんどだからそういう風に言うんですよね。
相手の性格などがわかってきたら言い回しもだんだん変わっていくと思いますけど。
転移の可能性に関して、私の主治医もいつも
「ぼくらは100%とは言いませんから」とおっしゃいます。
そう前置きした上で
「でもぼくはあまり心配していないですけどね・・・」
と1回だけぼそっとおっしゃった事がありますね。
3ヶ月ごとのエコーの読影の文章も毎回なかなか面白く
「転移の疑いを否定は出来ない」って「疑いあり」とどう違うの?
とつっこみを入れたくなります(笑
でも私はそんな主治医を信頼しています。
話は少しずれますが、『絶対に治る』がなくても、
『絶対に治らない』の「絶対」は実はあるのでは・・・?
余命の告知などはその部類に入るのかなあ・・・・・・
「疑いあり」は、疑いですよね。
まあ、確率からしたら少なくとも30%以上はあります。
多くは、半分以上転移だと言ってるわけです。
「転移の疑いを否定は出来ない」
これは、転移でないと断言することはできませんよって意味で転移している可能性は低いですよってことです。
難しいですね。
>『絶対に治らない』の「絶対」は実はあるのでは・・・?
これも人間の体は不思議なもので正直心の中で絶対に治らないと思っていても5年以上再発がなかったりすることもあるんですね。
だから余計に絶対はないですね。
新聞広告に良くその手の怪しげな本の紹介が載っていますが、医師として恥ずかしくないのでしょうか(医師ではない医学博士の肩書きの方が多い気もしますが)?
よっしぃ先生のような考え方の医師の方が多数派であるとは思いますが・・・。
恥ずかしいと思っていれば出れません。
きっと、医師の魂をどこかに置いてきたのでしょう。
>医師ではない医学博士の肩書きの方が多い気もしますが
そうですね。
学位を金で売っているところもありますから。
もちろん、多くの医師は怪しげな商法に対して嫌悪感を持っています。
点滴バーも怪しさ満点ですね。
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