どんな仕事もそうだと思うのですが、ウソをつかれることがあります。
もちろん、こちらとしてはウソをつかれると思っていませんので後で、ウソだとわかったときに『やられた!!』と思う訳なのですが。
これが、あまり頻回に起こるとこっちも疑ってみたりして。
疑ってばかりいると自分が悲しくなるだけなんですけどね。
具体的には、よその病院からの患者さんの情報ですね。
例えば、『自分で食事食べてます。』との触れ込みで転院して来てもらったら、どう考えても自分で食べれる状態じゃないとか。
『全身状態もよく元気です。』などと聞いているのに実際来てみたら、見た瞬間に『ヤバっ!』と感じるぐらい全身状態が悪かったり。
まあ、1日で状態が変わったのかも知れませんが、変わったら変わったで連絡欲しいですよね。
あと、救急隊からのウソも困りますよね。
救急病院でないと、基本は自分の病院のかかりつけの患者さんしか夜間、休日は診ないことが多いです。
それを救急隊も知っているのか、1回も受診したことのない患者さんを『そちらにかかりつけの患者さんです。』などと搬送してくることがあります。
また、3年前に1回受診しただけの患者さんをかかりつけといってきたり。
正直、困ります。
救急の対応ができませんし。
(だから、救急病院でない。)
救急隊の仕事は病院に患者さんを運ぶまでが仕事ですから、それで終わりなので必死になるのでしょうね。
かかりつけの患者さんは、病状がわかるから来て頂くのですけどね。
3年前なら、どこの医療機関にいってもかわりませんから。
最近は、こちらも賢くなって、主治医の名前と次の予約日を確認するようになってきました。
悲しいですけどね。
何だか、愚痴ブログになってしまいました。
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まあ、病名などは前の医者の言うことを信じてはいけないと教えられてきました。
それは、前医の情報を鵜呑みにするのではなく、自分でもう一度判断しろということなのです。
まあ、自分が治療するのだから自分で責任を持たざるおえませんから当然なんですけどね。
ただ、あきらかなウソは、正直むかつきますからね。
あと、クスリ飲んでないのに
『ちゃんと忘れずに飲んでます。』
という患者さんもイヤですね。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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前回の続きです。
早速、本題に入りたいと思います。
ある日、Hさんのお父様がお亡くなりになったそうです。
ずっと、慢性疾患をわずらっていてそれが原因でだんだんと衰弱していって。。。というような感じだったそうです。
担当医との関係も良好で不信感のかけらもなかったようです。
お父様がなくなってすぐに担当医から病理解剖のお願いをされたそうです。
Hさんにとって、担当医からの申し込みはあまりにも唐突と感じ、狼狽してしまったそうです。
考えたあげく、解剖を承諾したそうです。
ただ、遺族が悲しみの場にあるときに解剖の話を急にされて心の中に踏み込んできたかのような印象を持ったようです。
もうすこし、別の言い方はできないのかと思ったそうです。
もちろん、病院に行くことはもうほとんどありませんし、今までよくしてくれた担当医に文句を言う気にもならなかったそうなのですが、なんか、心の中で引っかかったものがあったそうです。
それで、たまたま知り合いのD先生にあったときに尋ねられたそうです。
D先生は、こう答えたそうです。
『本当は、ゆっくり時間をかけて、解剖の承諾を求めればいいのですが、現実はなかなか難しいのです。
患者さんが亡くなられたときは、すぐに葬式の手配が始まり、慌ただしくなります。
解剖をしない場合、ご遺体が病院にいるのは、その日か、または遅くとも1日くらいです。
ご遺族の悲しみが落ち着いてからゆっくり説明する余裕はなく、死後間もなく話をせざるを得ないのが現状です。
ゆっくりと病気が進行して無くなった場合は、予め話をすることも可能なのかもしれません。
生前に解剖の話しをする方が、気を悪くする方もいるかも知れません。』
Hさんは、この説明で納得されたようです。
確かに、一般の方からするとそろそろ危ないかも知れないと家族の『死』を意識しだんだんとそれが現実になり、悲しみに暮れているところで予想もしなかった解剖の話しをされて気分を害されるのは当然の反応ではないかと思います。
もちろん、慢性疾患でじわじわ悪くなっている場合なら生前に説明する方法もあるでしょうが、万が一それでご家族の気分を害したと思うと個人的にはできません。
やはり、医師側からすれば病理解剖をお願いするタイミングとしては、お亡くなりになった直後がベターだと考えます。
その理由に関しては、D医師の説明で理解頂けると思います。
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昔からブログを読んでいる方は、十分わかってましたよね。
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以前、病理解剖についての話しをしました。
ただ、質問に対するお返事みたいな感じでした。
やっぱり、解剖中の事は生々しくて医療関係者以外の人に話するのはよくないと感じたからです。
ただ、リアルな病理解剖ではない話しをしたいと思います。
病理解剖の目的としていろいろあると思いますが主には以下にまとめられると思います。
①診断が正しかったかどうか?
②治療の効果はどうだったのか?
③死因と考えていたものは正しかったのか?
④続発症、合併症、偶発病変などはなかったのか?
①は、いいですよね。
②は、もっとよい治療方法があったかなどを検討するため必要です。
③は、①と似たようなものですね。
別の原因がなかったかどうかが興味ありますね。
④は、主治医としてはあまり予想していなかったものが見つかることが多いのです。
例えば、ごく初期の前立腺がんが見つかったりとか、非常に強い動脈硬化があったりとか。
こんな経験もあります。
肺がんの治療でイレッサを使用した患者さんがいました。
イレッサを始めて2週間ほど経って、肺がんのない方の肺に淡い影が出てきた。
医者ならまず、イレッサによる薬剤性の肺炎、感染症による肺炎、がんの増悪による陰影などを考えます。
そして、抗生剤なども効果がなく、そのまま命を落とされたならば一番疑うのは、イレッサによる肺炎です。(もちろん、実際は他にもいろいろ吟味しますけど。)
イレッサによる肺炎が強く疑われて、お亡くなりになられ、ご家族の方の承諾が得られたので病理解剖を行いました。
すると、イレッサにより肺炎が起こったと考えていた影の部分、実は肺がんだったことがあります。
がん性リンパ管症といって肺の中のリンパ管にがん細胞がつまってできた影だったのです。
病理解剖しなければ、薬剤性の肺炎と考えていたわけですから。
画像技術がいくら発達しても、顕微鏡で組織をみないとわからないこともたくさんあるのです。
本当に、病理解剖は勉強になります。
大腸ポリープがあったとか胆石が偶然見つかったみたいな細かい発見もありますけど。
今日は、病理解剖は非常に大切なものであることは当然なのですが本題はこれからです。
でも、長くなってきたし、本題は次回にしましょうかね。
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医者として、病理解剖をするためには、ご遺族にお願いしなければなりません。
タイトルからもわかるようにそのギャップについての話しです。
あるドクター(D医師)が知人と偶然出会い、どういう経緯かわかりませんが解剖の話しになったそうです。
そこで、D医師は一般の方との間に大きな隔たりを感じたとのことです。
それで、このエントリーをあげてみようかなと思った次第です。
病理解剖がいいよって内容ですけど、AI(チームバチスタの栄光で有名になった)もいいと思いますよ。
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今日は、簡単な話題で。
『台湾で人気のハローキティ病院、壁から看護師までキティだらけ』
えーーーーっ、と思ったけど産科みたいですね。
なら許せるか。みたいな感覚になりました。
普通の病院でキティはいかんやろ。と思いますが。
正直、どんな病院だろうと興味ひかれました。

本当にピンクで統一されていますね。
シーツや枕はもちろん、看護師さんのエプロンにまでキティちゃんがいます。
また、ロビーらしきところには、ピンクの白衣をまとったキティちゃんが。。。
外観もなかなかそれらしい感じです。
まあ、ここまでやっていると拍手を送りたい気分になりますけど。
こんな病院ならHPがあるはずと探しました。
ありました。『皓生醫院』というところで産婦人科と小児科があるようです。
HPでは、婦産科となっていましたけど。
大きさは、30床程度の規模のようです。
去年の12月にオープンしたところのようです。
院内の写真は設備をどうぞ。
おどろきは、エレベーターの扉にもキティちゃんが描かれているのと、院内の案内板にもいろんなキャラクターが登場しています。
病院の責任者でありこの病院の自分の故郷に200万ポンド約3億円もの費用をかけられたそうです。
ちゃんと、サンリオのライセンスももらっているようで。
日本でやったらどんな反響になるんだろうか?
非常に気になります。
サンリオにいくら払ったのかも気になります。
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あと、1回の分娩費用が気になります。
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結核を語る上で大事なことを忘れていました。
ひとつは、結核で治療をする人が周りにいたときどうしたらいいのかと言うことです。
我々からしたら常識なのですが、一般の方はあまり知らないでしょう。
基本は、何もせずに待っていたらいいのです。
保健所から、接触者検診と言う検診にやってきてあなたの検査をしてくれます。
保健所が来なかったら、あなたが結核にかかっている可能性は極めて低いと判断されたと言うことです。
もちろん、何らかの症状があったり、心配ならば病院を受診して近くに結核の患者がいたのでうつってないか調べて欲しいなどと言って少なくとも胸部レントゲン検査はしてください。
細かいことですが、保健所による接触者検診は無料ですが、ご自身で受診した場合は当然ながら診察料がかかりますのでその違いもお忘れなく。
高齢者の肺結核はあまり減っていないとの話をしましたが、最近結核を語る上で大切なことが抜けていました。
今後も増える可能性が高い結核の話しです。
それは、免疫力の落ちた人の結核です。
昔は、悪性腫瘍だったりとか糖尿病であったりとかが多かったわけですが、ここ10年でAIDSにより免疫が低下した患者さんの結核だとかある特殊な薬(生物学的製剤といい主に関節リウマチの薬なのですが)により陳旧性の肺結核が活動性の肺結核になるとかの報告も増えています。
日本も中国もHIV感染者は過去最高を更新しているようで。
AIDSの結核は、粟粒結核など重症の結核が多いのが特徴です。
また、抗ウイルス薬と抗結核薬とが相互作用によって使いにくかったりするのです。
もちろん、副作用の頻度もふえて理想的な治療が行えないこともあります。
要するに、結核は重症化している事が多いわ、十分な治療ができないわ、ということになる事があります。
この事は、多少の違いはありますが高齢者にもあてはまります。
臓器機能が落ちていて十分な治療が出来ないことがあります。
医療が進歩して、昔は人間がコントロールさえ出来なかった状態がコントロールできるようになって新たな問題が出てきているんだな。と言うのが実感です。
医学が進歩してもちろんいい面もあるんですけど、いくつもの疾患を持っている方には使いにくかったり、その病気をコントロールしているうちに別の重篤な病気になったり。
医療の進歩は大歓迎です。
以前は考えられないような治療も行われる場合があります。
ただし、その治療がどんな状態の患者さんでも出来るのかというと出来ない場合もあります。
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生まれたからには、必ず死は訪れます。
どんなに医学が進歩しても永遠に生き続けることはできないのです。
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海外での臓器移植が出来なくなるかも知れないとの話しです。
これは、WHOの定例会議で、臓器移植について、「各国、自給自足で移植を行うように」という決議案ができ、5月には採択される見込みだからです。
比較的まとまって書いてあるのがここです。
これを見るとやはり、日本人が海外で移植をしている状況は褒められたものではありません。
その国の人はどう思っているのでしょう。
自分の国民の臓器をよその国の患者に渡すという事実。
臓器移植関連データを扱っているページを見つけました。
心移植の数をみてみると
欧米と比べると二桁少ないです。
韓国と比べても圧倒的に少ないです。
比較的多く行われている腎移植でも少ないです。
日本人の宗教観が脳死と相容れないのかも知れません。
ただ、諸外国と比べると圧倒的に少ないのは事実です。
もう一つ、重大な事実があります。
現在、日本では小児の脳死は認められていません。
つまり、臓器移植を必要とする子供達は日本にいたら臓器移植をうける機会がないのです。
ですので、募金などを募ってアメリカとかで移植をうけたりしていたのです。
それが、WHOの決議案で事実上不可能となってしまったら。。。
『臓器提供:「小児から」を検討 学会が専門委、年内に結論へ』
日本小児科学会(会長、横田俊平横浜市立大教授)は15日、国内で脳死になった子供からの臓器提供・移植を容認するかどうか検討するプロジェクトを発足させると発表した。近く専門の委員会を設置し、今年中には学会としての結論を出したいとしている。
同学会は05年、現行法では認められていない15歳未満の子供からの臓器提供について「脳死を見分ける体制が整っておらず、実施は時期尚早」との見解を示していた。
会見した横田会長によると、国内でも子供の脳死を厳密に診断できる医師が出てきたことや、国際移植学会や世界保健機関が臓器移植の「自給自足」を各国に求めている背景から、「検討する時期が来た」と判断した。
来月までに弁護士など医師以外も含めた委員会を設置し、データを集めたり、海外で移植を受けた患者からの聞き取り調査などを進めていく。【関東晋慈】
さて、どんな結論がでるのでしょうか?
臓器移植が必要な日本人は?
とくに子供はどうなるのでしょう。
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前回といっても少し前になりましたが続きです。
さて、結核菌とはどのような菌なのでしょうか?
教科書的に言うと抗酸菌(一度染色されると酸やアルコ−ルで脱色されにくい)であり、脂質に富む細胞壁を持つため、酸・アルカリ・消毒剤・熱に対し強い抵抗性を示します。
分裂時間は、18から24時間と非常に増えるのが遅い筋です。
ですので、培養するのに6週間が一般的で疑わしい場合は8週間培養することもあります。
(実際、6週培養で菌が生えてこなかったが8週培養ではえてきた経験あります。)
結核の検査にはレントゲン検査、喀痰(たん)検査、血液検査、ツベルクリン反応などがありますが、確実なのは喀痰から結核菌を証明するのが簡単です。
タンからなかなか結核菌がみつからなくても胃液で見つかることも多く有用な方法です。
レントゲンや血液検査(最近クオンティフェロンなる検査がよく用いられ有用です。)、ツベルクリン反応は疑わしいだけで確定には結びつきません。
確定させるためには気管支鏡検査(肺カメラ)を行って結核菌を証明します。
そうでなければ、診断的治療と言って結核薬を飲んでレントゲンの影の変化を確認していくこともあります。
ただし、結核菌を証明できていなければ本当に結核かどうかわかりません。
また、培養で結核菌が生えてくれば薬剤耐性(薬が効くか効かないか)の検査が出来ますので理想は結核菌を証明してから治療に入った方がいいでしょう。
ちなみに、痰の検査ですが痰の検査でも大きく分けて3種類の検査に分けられます。
・塗抹:痰に染色液で色をつけて顕微鏡でのぞいてそれらしい菌がいるかどうかを見る方法です。だいたい、1時間から2時間程度でわかります。
ただし、抗酸菌をみてるわけで結核菌以外の菌をみている場合もあります。
・培養:菌に栄養を与えて生えてくるかどうかを見る方法です。
だいたい2週間程度で確認できる方法もあるのですが、たくさん処理するの難しいために一般的ではありません。
ですので、冒頭にも述べたように6週間かかります。
・遺伝子検査:遺伝子増幅の技術を用いて結核菌に特有の遺伝子がでるかどうかで結核とそれ以外を区別する検査です。
早ければ当日、遅くても数日で結果がわかります。
なんだか、教科書みたいな話しが続いてますね。
そろそろ終わります。
最後に耐性結核のお話しを。
今、結核治療で非常に重要な2種類の薬剤(リファンピシンとイスコチン)が効かない結核を多剤耐性結核(MDR-TB)といいます。
普通は、よく効く薬が効かないので治療に難渋することが多いです。
また、超多剤耐性結核(XDR-TB)も問題となっています。
リファンピシンとイスコチン以外にもニューキノロンやアミカシンなどにも耐性をもつ結核菌のことで正直、自然治癒を期待した方がいいくらい薬が効かないようです。
昔は、耐性菌は他人にうつりにくいとの説もあったのですが、残念ながら現実にはうつるようです。
超多剤耐性結核は、結核患者さんの1%程度いるようで。
これは、怖いです。
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『がんの痛み「取れた」2割弱=医療者の評価と開き−患者調査』
『がんの痛み「取れた」2割弱=医療者の評価と開き−患者調査』魚拓
えっと、この記事をみると、がんの痛みをとるのは難しんだと思いませんか。
でも実は、がんの痛みが治療で完全に取れたという人が16.6%なんです。
約1600人からのアンケートの結果のようです。」
>がんに関連する痛みを感じている人は23.9%
>かつてあった人は38.9%
>6割強が痛みを経験
>その半数以上が、日常生活への支障を感じていた。
つまり、3割に方が日常生活に支障がある痛みな訳です。
>医療機関で痛みの治療を受けた人のうち痛みが
「完全に取れた」は16.6%
「ある程度取れた」は52.2%
>満足度では、「大変」「どちらかといえば」を合わせ6割弱が満足していたが不満との回答も約1割あった。
痛みが和らいだ方が約70%です。
6割弱が満足していたみたいです。
もちろん、1割に方は不満だったんですけど。
痛みの評価って難しいです。
患者さん自身にしかわかりません。
医療者も何とか痛みをゼロになるように頑張るんですけど。
なかなか難しいこともあるのが現実です。
ただ、この見出しは、2割しかうまくいってないような言い方で記事をみた患者さんが『病院に行っても2割しかよくならないのか?』と思わないかが心配です。
もっと、多くの人は痛みがよくなったと感じているわけですから。
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もちろん、理想的には痛みがゼロになればいいんですけどね。
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アメリカでちょっと前に8つ子誕生が話題になりましたよね。
このニュースを見るとアメリカで2例目だそうで。
しかも、出産前のエコーの検査で1人見逃していたそうです。
まあ、母子ともに健康であり、めでたいかつ微笑ましい話なんですけど。
最近アメリカ中の話題をさらっているそうです。
理由としてはまず
・体外受精であったこと。
・しかも、6個の胚を体内に戻したこと。
・そして、すでに6人を出産していたこと。
・6人とも体外受精であること。
そうなんです。
すでに6人の母親なのです。
双子以上の多胎妊娠は早産や誕生時の低体重、神経系の異常などを招くリスクが高いとされています。
子供が全くできなくて様々な方法を試して初めて授かったのが8つ子なら、だれも批判はしないでしょう。
ただ、大家族が夢だった。
夢を持つのはいいです、ご自身の体に対するリスクを考えた上はいいです。
生まれてくる子供へのリスクは?
医学的にはリスクが高すぎます。
>すでに子どもが6人いるにもかかわらず体外受精を受けた動機を「凍結受精卵が残っており、『もう1人だけ』と思った」と説明した。
なんだかなぁ。ですね。
さらに、批判にさらされるような事実が判明します。
・シングルマザーだそうです。
・無職だそうです。
・母親(8つ子の祖母)でさえ批判的だそうです。
6人の子供がいて、シングルマザーで、仕事をしていないのになぜさらに子供が欲しいと?
私には理解できません。
6個の胚を体内に戻した事実も問題視されています。
当然だと思いますけど。
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こんな話しは専門でも何でもないのですけど。
エントリーしてしまいました。
実は昨日エントリーを書いたんですけど今朝こんなニュースが。
『米の八つ子、学会指針違反?医師調査へ…受精卵6個を子宮に』
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以前、『NHKスペシャルの編集』で紹介したブログでぜひひろめたい話しを見つけました。
レジデント研修では、毎回第3セッションで自由討論をします。
12月のテーマは、複合性局所疼痛症候群(CRPS)でした。
私も初めて聞く言葉ですが、よく、検査で血液を取りますね。
静脈に針を刺して、血液を取るのですが、そのときに神経を損傷して、腕に痺れや強い痛みが残ってしまうことがあるのだそうです。
完治まで半年近くかかったり、場合によっては完全に痛みが取れないこともあります。
で、これがどうして起こるのかという説明、発生する確率などについて
研修医のほうからお話がありました。
要約すると
血液と神経の走り方には個人差があるので、場合によっては針が神経に当たってしまうことがある。
一人ひとりの神経が腕の中でどのように走っているかを見極めることは出来ないので、
これは「ミス」ではなくて「合併症」だということでした。
「医療の不確実性」という言葉があるのですが、
医療スタッフが最善を尽くしても望ましくない合併症が生じたり、何らかの後遺症が残ったり、
場合によっては命を落とすことがあります。
その中にはいわゆる「医療ミス」ではなくて、
一定の確率で起こることがあります。
この認識が、医療者と患者の間でずれているときにトラブルが生じます。
今回はこのギャップを埋めて、
医療者も最善を尽くすし、患者も100%の安全はないということを理解して検査を受けることができるようにしたい。
そういう願いからディスカッションのテーマを設定しました。
12月、1月、2月と3回にわたって話し合って、
最後には医療者、患者双方が納得して採血検査が出来るような掲示物を作ることをめざしています。
========================
引用終わり
素晴らしい試みです。
「複合性局所疼痛症候群」の解説はここがわかりやすいかな。
どんくらいの頻度かというと極めて稀です。
『末梢静脈穿刺後後遺症軽症例の検討』という学会発表の要約をみると
当院では1年間に採血や点滴を合わせた静脈穿刺はおおよそ168,000件行われており、一定の頻度(約0.007%)で末梢神経障害疑い症例が発生している。今回は2003年1月から2005年11月までの35ヶ月間に当科で対応した症例の中で、説明のみまたは1回だけの治療や投薬によって解決した軽症例について、発生状況、治療内容、所見、愁訴等について検討した。
[結果]期間中の軽症例は28例で、年齢17〜83歳、男14例、女14例であった。説明のみで解決したものが15例、1回だけの治療や投薬を行ったのが13例であった。発生時に電撃痛を伴った症例はなかった。治療としてはレ−ザ−照射5例、リドカインテ−プ貼付3例、ステロイド局注2例等であった。投薬としてはメコバラミン8例(内ノイロトロピン併用4例)であった。初診時にTinnel徴候陽性が3例で交感神経症状を呈していたものはなかった。愁訴ではしびれが21例、痛みが13例、脱力が7例であった。愁訴の組み合わせではしびれのみが10例、しびれと脱力が6例、痛みのみが5例、しびれと痛みが4例であった。
[考察]末梢神経の損傷が疑われても大部分は大事に至ることなく自然治癒すると考えられるが、時にはCRPSへと進展する危険性もあり注意が必要である。また、軽微なものであっても本人の受けとめ方と病院側とで差がある場合には事態が大げさなものになる可能性もあり、慎重な対処が必要とされる。
[結語]35ヶ月間で末梢静脈穿刺後後遺症軽症例を28例経験した。交感神経症状を呈していたものはなく、愁訴ではしびれが21例、痛みが13例、脱力が7例であった。
1年で0.007%で採血の合併症が起こるのですが複合性局所疼痛症候群は1例もありません。
それだけ頻度の低いものなのです。
私も、10年以上医療現場にいますけど実際に複合性局所疼痛症候群と言われた患者さんと接したことがないくらい頻度が低いです。
ただ、1人だけ疑わしい方はいましたけど。
でも、実際に起こればミスしたからではないのかと患者さんや家族が思うことは無理からぬ事だと思います。
ただ、ミスと言われると『ミスではないです。合併症なんです。』としか説明できません。
なぜなら、医療者側に落ち度がないからです。
非常に不幸なことだとは思いますけど。
ですので、こんな事が起こってすまない気持ちになるのは当然でそれに対して遺憾の意を表すことになります。
ただ、それはミスをしたから謝罪したわけではないのです。
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引用ばかりですみません。
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