オンラインレセプト義務化と言われても医療関係者以外ピンとこないでしょうね。
レセプトとは、患者が受けた診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に請求する医療費の明細書のことです。
これを手書きでなく、ネットワークを通してしか認めません。というようなことです。
もちろん、便利な一面はあります。
ただ、高齢の開業医さんにも義務化は厳しいんじゃないかと思います。
そんでもっていろいろなニュースがありました。
「オンライン請求義務化で廃院」8.6%
2011年にレセプトのオンライン請求が原則義務化される。それを前に、「手挙げ方式」を主張する日本医師会がアンケート調査を実施し、このほどその結果を発表した。義務化されると対応できないため、廃院を考えている医療施設が、8.6%に上ることが分かった。
60歳以上開業医の約3割が「辞める」-オンライン請求義務化
2011年4月からレセプト(診療報酬請求書)のオンライン請求を義務化する厚生労働省の方針に対し、60歳以上の開業医の約3割が「義務化されれば、開業医を辞める」と考えていることが、全国保険医団体連合会(保団連)の調べで明らかになった。保団連では、「地域の患者の健康などを熟知したベテラン開業医が、オンライン請求義務化で廃院すれば、地域医療に深刻な影響を及ぼす。個々の医療機関の実情に応じた柔軟な対応が必要で、義務化は撤回すべき」と指摘している。
人「手書きレセプト」開業医の約6割が「閉院を検討」-オンライン請求義務化
2011年4月からレセプト(診療報酬請求書)のオンライン請求を義務化する厚生労働省の方針に対し、レセプト作成用コンピューター(レセコン)を使わず、レセプトを手書きしている開業医の約6割が「閉院を考えている」ことが、大阪府保険医協会の調べで明らかになった。同協会では、「調査結果には、個々の医院の事情などを全く考慮せず、一律にオンライン請求を義務化することの弊害が明確に表れている」として、オンライン請求の義務化の撤回を求めている。
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全体で廃院を考えるのは10%いないのに60歳以上で30%。
高齢者いじめですね。
しかも、手書きレセプトの60%がやめる事を考えているようです。
病院であれば、若い医者に聞いたりしてパソコンのこと勉強する機会も多いだろうけど極端な話し個人商店ですよ。
無理もないと思います。
少なくとも手書きレセプトも条件付きで認めるべきではないでしょうか?
もしくは、どうしても義務化したいんだったらパソコンやソフトの導入、さらに講習会まで国が負担すべきではないでしょうか?
なぜ、国策で行うことに個人商店である開業医が医院の負担で強制されなければならないのでしょう。
そこまでしても、レセプトオンライン化についていけない医師には引退してもらったらいいんじゃないでしょうかね。
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そりゃ、訴訟もおこしますよ。
死活問題ですから。
次回は、軽い話でいきたいと思います。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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とうとう100万アクセス突破しました。
おつきあいしてくれた皆様、ありがとうございます。
こころより、御礼申し上げます。
このブログを立ち上げてもうすぐ2年になります。
ブログの世界では長い方らしいですね。
そう言えば、ブログを書き出したときから存在していたブログも半分くらいはなくなっちゃったような気がします。
やはり、100万という数字は感慨深いものがあります。
m3の上位3ブログは300万を超えているわけですけど。
これをひとつの区切りとして頑張っていけそうな気がします。
これからもどうぞよろしくお願いします。
久々に目次の作成でもしたいと思います。
がん関連です。
『主要評価項目』
臨床試験で非常に大切なモノです。
『抗がん剤なんですけど』
一応、個々に分類してみました。
『薬価についての噂』
少し調べてみると、裏の部分が見えてきますよね。
『究極の緩和ケア』
これもがん関連にまとめちゃいました。
『がん哲学外来』
こんな外来、あったらいいですね。
『ドラッグラグ〜薬がない!』
『ドラッグラグ〜薬がない!』
使いたい薬が使えないのは辛いです。
医療制度関連です。
『寄付と診療と』
『寄付と診療と』
昔はたくさんあったのでしょうね。
今後、どうしていけばいいのでしょうか?
『薬の通販禁止』
何だか今でももめてますよね。
『通信販売で買えるの!?』
上のエントリーよりよっぽど問題です。
『PFI病院』
『PFIは英国で失敗したが、しかしその輸出は止まらない』だなんて最低ですよね。
『治験の同意』
『治験薬の副作用』
『治験薬の副作用』
治験、臨床試験も医療者と患者さんの考えのギャップが大きいところですよね。
『知識と経験の違いだけでは』
『知識と経験の違いだけでは』
こんなのもギャップのひとつでしょうか。
『NHKスペシャルの編集』
マスコミの方、正しい情報をお願いします。
『自治体病院崩壊』
リコールの騒ぎにもなってます。
どうしようもないみたいですね。
『お知らせ2』
『お知らせ2』
お知らせでした。
『2008年を振り返って』
『2009年になりました』
『2009年になりました』
医者の仕事関連です。
『モチベーション』
やっぱりね、医者も含めて医療関係者は好きで仕事してる率が高いと思います。
モチベーションがさがると、、、ねぇ。
『ムカッとする診察』
『ムカッとする診察』
こんな事でもモチベーションは下がっていきます。
『おまかせします』
『おまかせします』
こんなことを考えてしましました。
『MRI、恐ろしや』
『MRI、恐ろしや』
ホント、こ・わ・い!!
『腹水穿刺という手技』
『腹水穿刺という手技』
基本的なことを書き忘れていました。
担当医は、何のために腹水を1.5リットルも抜いたのか?と言うこと。
これだけ抜くのは、患者さんがお腹が張って苦しいのを楽にするためです。
肝硬変がよくなるわけではありません。
ですので、この場合必ず腹水を抜かなければならなかったわけではありません。(ただ、抜かないのは非人道的だとさえ思うほどお腹パンパンは、苦しいのですよ。)
こんな風に言われると、苦しくても腹水抜くのを躊躇しますよね。
『患者力1』
『患者力1』
『患者力2』
『患者力2』
患者さんにも医療のこと理解して欲しいです。
『水がなくても大丈夫』
災害用トイレですが、介護用にも十分使えると思います。
どうでもいい話です。
『藤崎奈々子は、、、』
本当にどうでもいい話でした。
実際に食した方からTBいただきました。
『実名と匿名と』
『実名と匿名と』
どこに分類していいかわかりませんでした。
今まで読んでくれてどうもありがとう!(murajun先生風)
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尼崎の件で気になったので調べてみました。
ありました。
『腹腔穿刺、230点』
医療関係者はよくご存じかと思いますが、1点10円として計算します。
よって、腹腔穿刺の技術料は2300円と国が決めています。
もちろん、研修医が行っても、私が行っても、消化器専門医で20年以上消化器畑の仕事をしている先生が行っても、教授が行っても同じ値段です。
他にも胸腔穿刺220点、骨髄穿刺130点(胸骨)、骨髄穿刺150点(胸骨以外)とあります。
胸骨の方が簡単にできますが、万が一の時のリスクは高いです。
膀胱穿刺80点安すぎです。
腹腔穿刺より明らかに難しいですよね。
お腹の中に膀胱あるんですからね。
なのに、800円ですよ。
お昼ご飯を外で食べたら800円以上するところ多いですよね。
これと似たような点数が心電図の130点。
これは、リスクを考えると高くはないけど、それを読むための技術料を考えたら安いです。
そんでもって、胸腹エコー500点です。
腹腔穿刺や胸腔穿刺の前に水を確認するのにエコーを当てて確認することがほとんどです。
てことは、医者の技術そのものよりも穿刺前のエコーの方が高いんですね。
医者のやる気をそいでますよね。
リスクのある検査はもっと技術料を認めて欲しいですね。
少なくともエコー代以上は欲しいです。
そう言えば、気管内挿管(緊急時に人工呼吸を行うためにする)も500点です。
5000円ですよ。
泣きそうです。
ちなみに、摘便100点でした。
難易度の高い膀胱穿刺(80点)が、摘便より安いなんて。。。
膀胱穿刺なんて医者からしたらするリスクが大きすぎですね。
本当に、外国と比べて医者の技術料は安すぎです。
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もっとひどいのがありました。
マッサージ安いところでも30分3000円程度しますよね。
心臓マッサージは、30分まで250点です。
30分で2500円!
町中のマッサージ屋さんの値段より安いんです。
しかも、かなりの重労働。
正直、10分真剣にやったら腕はガクガク腰も痛くなります。
しかも、人の命がかかっています。
むちゃくちゃ安いです。
何とかしてくれないかな。
マジで。
ひどすぎです。
この国の技術に対する値段ってこんなモンです。
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『10年後の医療』のエントリーで10年の医療がどうなっているかの小説の紹介をさせてもらいました。
と
イギリス型の医療崩壊が進んでぼろぼろになって救急でさえすぐにみれない医療、ゆったりとしっかりとみてもらえるが非常にお金がかかる医療との両極端な医療しかなくなった世界がいいわけないですよね。
しかし、10年後(正確には9年後)の医療制度はどんなのでしょうね。
今の、皆保険制度残っているのでしょうか?
そんでもって、本題のお知らせです。
このふたつの物語がなんと、DVD化されるらしいんです。
その手始めとしてボイスサイトができたようです。
音で聞く物語もなかなかよいです。
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今日は、それだけですけど。
なにか。
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先日のエントリーの中で『尼崎医療生協問題、医療ミスを証明することは患者側にとってははなはだ困難なことなのです』なるエントリーを紹介しました。
この中で気になる一文がありました。
>開業医なのか、病院勤めなのか、はたまたどこにお住まいなのか、ネットの匿名性の元では、名をさらしている私としては、ちょっと不公平な感じがした。
ネットで実名を出すかどうかは個人の全くの自由だと思います。
特にこの方は、市議会委員であり、実名を出すことによって仕事上のメリットを享受されています。
だからこそ、実名でブログを書いているのだと思うのですが。
仕事上のメリットで実名を出している方が、名前を出すことによってデメリットこそあれメリットの少ない方に対して不公平を言うのはいかがなものかと思ったりしたのですが。
不公平と感じるなら、匿名で情報発信を行えばいいわけですし。
他にもときどき見ている医者のブログで実名を出している方がいらっしゃいます。
その多くが開業されている方です。
実名を出すメリットがあるから出していると思われます。
その中で主にがん関連の話題をしている先生がいらっしゃいます。
興味のあるところですし、一般的でないような治療などに対しては、コメント欄に書き込んでみたいと思うこともあるのですが。
そのブログ主は、基本的には匿名でのコメントは好まれないようです。
こちらが実名でブログを書いているので実名でないコメントには、対応しないこともある。などとときどきコメントで書いています。
基本的には、匿名の世界だと思っています。
もちろん、IPなどを調べることによりどこから書き込んでいるかの目星はついたりするようですけど。
個人的には、名乗りたい方は実名で名乗りたくない方は匿名でいいと思います。
人に、匿名はずるいから実名で発言しろってのはどうなんでしょうかね。
匿名だからこそいろんな意見交換が出来ていると思うのですが。
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某がんセンターの院長もm3からの連絡1/6の中でこんな事をおっしゃっているようです。
「今年も現場に立脚した意見を述べ、匿名で発言する卑怯者は無視し、医療現場の改善に努めます。」
匿名だからこそ、言いにくい意見も入っており本音の部分があると思います。
力のある先生方が、現場に基づいた意見を聞いてくれなかったから今の医療情勢になっているのではないでしょうか?
中には、匿名で発言する卑怯者もいるかも知れませんが多くはまっとうな意見を述べていると思いますよ。
そういえば、『日々是よろずER診療』のなんちゃって救急医先生は、ブログの本を出版されて実名を出して、ブログをやめちゃいましたね。
勤務医なので実名を出すメリットないですからね。
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『卵巣がん「薬がない」 「世界標準」も国内未承認/保険きかず患者は悲鳴1』
『卵巣がん「薬がない」 「世界標準」も国内未承認/保険きかず患者は悲鳴2』
『卵巣がん「薬がない」 「世界標準」も国内未承認/保険きかず患者は悲鳴3』
簡単に説明すると海外で使える標準治療である薬が日本では使えないので患者さんが困っているとの話しです。
卵巣がんの初回治療は、カルボプラチン+パクリタキセルの治療です。
再発までの期間が長ければ再発時の標準治療もカルボプラチン+パクリタキセルの治療となります。
ただし、再発までの期間が短ければ日本で使える薬は非常に限られています。
ドセタキセルあたりが推奨すべき薬剤なのでしょう。
世界的には、ゲムシタビン、トポテカン、リポソーマルドキソルビシンが使用されており、リポソーマルドキソルビシンが一番効果は高そうです。
(確か、第2相試験の結果しかなかったと思います。)
これらの薬剤は日本で未承認、もしくは、卵巣がんに対して適応がありません。
ちなみに、リポソーマルドキソルビシンが承認されている国は、こちらです。
確かに、日本以外の多くの国々で使えるようです。
スマイリーの解説もご覧ください。
確かに日本は遅れています。
何とかしないといけない。
世界標準の治療が受けれない。
このドラッグラグを解消しようとして世界に先駆けて承認された薬が『イレッサ』なのです。
ただ、イレッサの場合は薬剤性の肺傷害の副作用が問題となりました。
欧米人にはほとんどなく、日本人を含めアジア人で頻度が高い副作用だったのです。
しかも、最初はわからなかったのです。
イレッサをスピード承認したのだが、それが肺の問題でこけたので国としては慎重になるわけです。
ですので、質の高い臨床試験を行い日本人のデータを出さなければなりません。
どの治療法もそうです。
マスコミの皆様。
個々の事例だけをとりあげて報道するだけではなく、医療全体をみて報道することは出来ないのでしょうか?
イレッサも承認前は夢のような薬と報道してましたよね。
死亡例が続くと、悪魔の薬のような報道をされましたよね。
最近も、治験を人体実験というような報道もありました。
その一方で、ドラッグラグをなんとかしようとの報道です。
これらの報道を垂れ流すだけではなくて有機的に組み合わせてみてはいかがでしょうか?
一般の方々に新しい治療が認められるためには
・臨床試験を行って本当にいいかどうか検証しなければならないこと
・臨床試験に参加するしないは、患者さん自身の自由意志であること
・臨床試験に参加して患者さんにメリットがあるかどうかは不明なこと
・もちろん、予期せぬ副作用や合併症は起こりえること
などを啓蒙していって欲しいものです。
理解できた方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
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がん患者「健康時と変わらぬ生活望む」—東大調査
http://news.cabrain.net/article.do?newsId=20071(ログインしないと全文読めないですが)
放射線科と緩和ケア診療部は、日本人の「死生観」と「望ましい死」についてのアンケート調査の結果が公表されました。
東大病院放射線科外来受診のがん患者312名と、一般353名(東京都民から無作為抽出だそうです)、東大病院の医 師106名、看護師366名から得られた回答を比較して分かった、現代日本人の「死生 観」、「望ましい死」についての結果・解析です。
ちなみに、患者さんの75%は治療済みで20%が治療中だそうです。
医療者と一般の方でギャップが大きかったモノがあります。
・「最後まで病気と闘うことが必要とした」のは、患者の81%、一般66%、医師は19%、看護師は30%
・「やるだけの治療はしたと思えること」は、患者の92%、一般75%、医師は51%で、看護師は57%
・「知らないうちに死が訪れること」は、患者の49%に、一般42%、医師は21%、看護師は24%
・「身の周りのことが自分でできること」は、患者、一般88%、医師は54%、看護師は65%
・「よくないことは知らないでいられること」は、患者の40%、一般39%、医師は13%で、看護師は22%
・「同じ医師や看護師にずっと診てもらえること」は、患者の91%、一般82%、医師は48%、看護師は73%
・「家族やまわりの人に弱った姿をみせないこと」は、患者の66%、一般50%、医師は26%、看護師は30%
・「死を意識せずに、普段と同じように毎日を送れること」は、患者の88%、一般77%、医師は44%、看護師は58%
同病院緩和ケア診療部の中川恵一部長は「『望ましい死』に対する考え方の違いは、医師が終末期の現実をよく知っていることで生じているのだろう。価値観は人によって異なるため、予後の説明や病状の説明などは、個別に配慮して行われるべき。患者にとって知ることは権利であって、義務ではない」と語った。
これらの結果を見ると多くは、医療関係者とそうでない方で見解が異なっています。
非医療者の方が、
「さいごまで病気とたたかうこと」
「家族やまわりの人に弱った姿をみせないこと」
「やるだけの治療はしたと思えること」
「身の回りのことが自分で出来ること」
「知らないうちに死がおとずれること」
「よく知らないでいられること」
を望む傾向が強いんですね。
これは、中川部長の言葉にもあるように医療者は、経験が多いがために一般の方とは考え方が変わっていると思われます。
「同じ医師や看護師にずっとみてもらえること」が面白い結果になってますね。
医師が半分以下なのに対して、看護師は一般の方より少し低い程度で医師と医師以外でわかれています。
おそらく、医師の専門性を活かすためにはずっと同じ医師ではない方が患者さんにとってよりよいと考えているのではないでしょうか。
でも、同じ医師、看護師、病院が安心できるのはわかりますし、私も自分の患者さんはずっと診ていきたいと思っています。
死への恐怖、がん患者より医師の方が強い
http://news.cabrain.net/article/newsId/20068.html
(ログインしないと全文読めないですが)
また、死への恐怖は医師が一番高くその他(看護師、患者、一般)は、同じくらいでした。
これは、まだ医師の間で『死=敗北』という概念がインプットされたままだからじゃないでしょうかね。
死は苦しみや痛みからの解放と考えるのはやはり、患者さんが一番多かったようですね。
死後の世界に対する見方では、一番信じているのが看護師。
ついて一般の方、患者さんと続いて医師が一番信じていないようです。
この結果は、なかなか解説しづらいですね。
私も信じませんけど。。。
結構、楽しませてもらいました。
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医療者と非医療者の差は経験や知識で説明がつくんですけどね。
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『患者力を発揮して医療事故を防止しよう。』という書類の紹介です。
前回の続きですので。。
>>その3:検査の結果は必ず確認する。
そうしてください。
>・検査を受けたら、いつ結果がわかるかを確認する。
ときどき聞かれますね。
検査によっては、結果がわかるのに一週間以上かかることもあります。
結核菌などの培養だと結果判明までに「8週間」なんてこともあります。
>・説明がなかったら自分から尋ねる。
(便りがないのはよい便りではない。)
少し、耳の痛い話しです。
現実問題として、問題がない(異常がない)から説明を省略することがあります。
ただ、結果が返っていない場合や結果を見ていない場合もないとは言えません。
ですので、確認して頂けた方がお互いに安心です。
>>その4:治療の選択肢について尋ねる。
標準的な治療がひとつしかなくて、この治療以外考えられない。って場合もありますが、そうでない場合もあります。
そんなときは、治療の選択をしなければなりませんから。
>・どのような治療法があるか、またそれぞれの効果と危険について尋ねる。
選択する場合は、メリット、デメリットを天秤にかけて考えないといけませんから、担当医から説明があると思いますけどね。
>・入院が必要な場合、自分の病気を数多く経験している医師や病院の情報を求める。
これも、聞きにくい質問でしょうね。
医師が自分が治療しては不適当だと判断したら紹介したりするのであまり気にしなくてもいいかな。
ただ、今はネットなどで担当医の専門分野とかはわかりますからね。
>・退院するときは、その後どのような診療が行われるかを尋ね、自宅で生活する上での注意事項を聞いておく。
これも、担当医から説明があるとは思いますけど、聞いておいた方がいいですね。
気になる事は些細なことでも聞いてみてください。
>>その5:外科手術が必要なときは、その理由と結果を理解して納得する。
なぜ、手術が必要なのか?
しなかったらどうなるのか?
などは、必ず理解してから手術を受けてくださいね。
>・主治医は誰か、手術の中身と時間、手術の後はどうなるか、回復期はどんな具合か。
主治医と執刀医なども確認した方がいいかも知れませんね。
>・麻酔で具合が悪くなったことや薬アレルギーがあれば、外科医、麻酔科医、看護師に伝える。
これも、薬のアレルギー(前回のエントリー)で述べたように必ず教えてください。
みんな、患者さんをよくしようとして働いていますから。
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大まかには、よい書類だと思います。
ただ、患者さんから聞きにくいだろうなって事がいくつかありましたね。
これで、患者力をあげるようにしてくださいね。
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毎日
『治験薬副作用で死亡 遺族「他に治療法あった」--大阪地裁』
魚拓
時事通信
『「治験優先で死亡」と提訴 近大病院の抗がん剤投与』
魚拓
記事の内容を見ると当時71歳の男性で2005年から同病院で治療を開始、翌年4月にこの治験をすすめられたようです。
いろいろ調べてみると、日本でマツズマブ単剤の第2相試験が行われていたようですのでこれに参加されたのでしょうね。
臨床試験に参加したのだが、残念ながら薬剤性肺炎の副作用でお亡くなりになったようです。
臨床試験とは、拙ブログで恐縮ですが、
2007年9月7日のエントリーの中で
『臨床試験は、参加する患者さんのためのものではなくて、5年後の同じ病気の患者さんのために行われているものです。もし、臨床試験に参加するならそのことを十分に理解した上で参加するようにしてください。』と書きました。
臨床試験(治験を含む)の目的は、今後の標準治療を作ったりとか今後の有望な治療を見つけたりとかある特定の患者さんに効く治療は何かなどを見つけるために行うものです。
理論的によりよいと考えたり、過去の試験の成績でよいものが次の試験に選ばれる治療になります。
そして、現在の標準治療と比べてそれで認められればエビデンスのある治療を認められるのです。
ですので、試験の意義を理解して参加されていれば、予期せぬ副作用で命を落とすかも知れないことはわかると思うのですけどね。
あとは、試験に参加するときの同意の説明内容がどうであったかが問われるのでしょうかね。
ただ、参加している以上文書で試験に参加することを同意して参加されていると思うのですが。
ちなみに、マツズマブとは、抗上皮成長因子受容体(EGFR)抗体であり、去年大腸がんで認可されたセツキシマブ(アービタックス)と似た薬です。
厳密には違いますが、ゲフィチニブ(イレッサ)やエルロチニブ(タルセバ)ともかなり似た薬です。
ということは、薬剤性肺炎が起こることは可能性として予測できたのではないでしょうか。
現に、セツキシマブ(アービタックス)の重大な副作用として薬の説明書(添付文書)の書いてあります。
ということは普通は肺炎の副作用のこと説明していると思うんですけどね。
少なくとも、同意文書の中に記載はあったと思いますが。
(現物見てませんけど間違ってたらすみません。)
治験の説明の同意のサインなんて意味がないのでしょうかね。
標準的な治療がよければ参加しなければいいんですけどね。
いい結果になると思ってたら、悪い結果だったから、、、とだけは考えたくないですね。
いつも、1時間程度かけて説明して参加するかどうか考えてもらっているんですけど。
まあ、仕方のないことかも知れませんけど。
ただ、許し難いのは、読売の記事です。
『医療ミス』ですって。
薬の副作用である肺炎が起こることは医療ミスなんでしょうか?
あきれてものが言えません。
本当にビックリしました。
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お腹にたまった水を抜くことを腹水穿刺といいます。
先日、尼崎の病院で腹水穿刺後にトラブルが発生しました。
この件に関しては、いろいろなブログで意見が述べられています。
NATROM先生の『NATROMの日記』
『腹水穿刺後の死亡の記事比較』
『謝罪とミスを認めることは違う』
『大阪市会議員が尼崎医療生協病院を批判』
紹介された市議会委員のブログです。
『尼崎医療生協問題、医療ミスを証明することは患者側にとってははなはだ困難なことなのです』
今回の件でも医療者側と患者さんとの間に理解不足な点があるかと思われます。
NATROM先生もあげられているように謝罪とミスは異なります。
今回のケースでは、遺憾の意を表すことは当然ながら必要であったでしょう。
それが、手技や処置、診療行為に対する謝罪ではないと思います。
それを謝罪ととったために行き違いが出たのでしょう。
腹水が抜けなかったことに対して失敗したのは事実のようですが。
例えば、採血や点滴を行うときの静脈の確保。
これも基本的な手技のひとつですが、『10人連続で成功するか?』と聞かれると多分大丈夫だろうけど100%の自信は、ありません。(自分自身で採血はうまい方だと思ってますけど。)
では、100人連続ならどうでしょう。
正直、少なくとも1回は失敗すると思います。
私も失敗したときに『すみません、痛い思いをさせて、もう一度させてください。』と言うことが多いです。
人間関係ができれいればもう少し砕けた表現をしますけど。
どんなに上手な人がやっても失敗することはあるのです。
これに対していちいち目くじらをたててミスだ。次からは何とかしてもらわないと。と言われてもやはり、一定の確率で失敗は発生してしまうのです。
場合によっては、1回でちゃんとやってなどとプレッシャーをかけられた方が緊張して失敗する率は高いと思います。
腹水穿刺は、手技の中でもどちらかと言えば容易に安全に出来る手技であると思います。
指導医の元、研修医に行わせるのはごくごく当然の事であると思います。
ただ、数回やってダメならば指導医に代わるべきだとは思いますけど。
今回の腹水穿刺は2回目でちゃんと抜けてますので手技自体の問題は全くないと考えられます。
そのあとの止血に関する問題はどうなのかわかりませんけど。
『医療報道を斬る』のbamboo先生のエントリーで『医師はミスを認めたか』もありました。
普通は、止血処置(圧迫など)など行わなくても出血することはないんですけどね。
肝臓が悪くて血を固める力が非常に悪かったと推測してしまいます。
また、bamboo先生のエントリーでこんなのがありました。
これは、胸腔内に管を入れようとして胸腔のすぐしたにある肝臓を刺してしまい出血したようです。
重症の合併症であったのですが、『医療の世界では、今回のような出血は、一般的に行われる医療行為、手術を行った時に起こる合併症とされており、ミスではない。止血の措置もちゃんとやっていた。』との事で異常死と考えないとしたようです。
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どんな上手な人が行ってもある一定の確率で起こることを合併症といいます。
合併症をおそれては医療行為はできません。
腹水を抜かない選択もあるのでしょうが、お腹が張って苦しかったのではないでしょうか。
腹水によるお腹の張りをとるために一番確実な方法は、腹水穿刺にて腹水を抜くことです。
一般の方々に医療の不確実性が広まることを望みます。
あかがま先生も『日本の医療よ。さよぉなら』なるエントリーをあげられました。
私も、研修医が腹水を1回抜けなかった事が問題になるなら医者をやめたい。と考えてしまいました。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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