有害事象と副作用は、違うものだと知っていますか?
大きくは、だぶってくるので同じように考えてしまいがちですけど、実は異なるのです。
一番広い範囲を示すのが有害事象です。
有害事象とは、『薬剤の使用者に発生した医学的に好ましくない事象。因果関係の有無は問わない。』とあります。
つまり、『ある薬剤を使用している人間におこった医学的に悪いこと』です。
具体的に言うと、咳止めを飲んで便秘を起こすというような関連があるものもあれば、血圧を下げる薬を飲んでいる期間に風邪を引いて熱を出したのも有害事象に含めます。
ということは、何らかの薬剤を使用中に転んで骨折したのも有害事象です。
何となくわかってきましたか?
要するに有害事象は薬剤を使用している人に関しての問題です。
そう考えれば、副作用、わかりますよね。
これは、薬剤が中心の考え方です。
有害事象のうち薬剤との因果関係が否定できないものを副作用と言います。
因果関係が否定できないとは、薬剤と有害事象の関連を否定できないことです。
こうした、因果関係が否定できないものを調べることにより未知の副作用を見つけることが可能になります。
実は、厳密に言うと『薬物有害反応』と言います。
なぜなら、副作用とは、主作用以外の作用もさすので主作用以外の作用が好ましい場合もあるからです。
当初の目的よりも副作用の効果のために世に出た薬があります。
そうです。
バイアグラです。
有名ですよね。
もともとは、狭心症の薬として開発されたのですけどね。
これを食品にあてはめてみると。。。。
こんにゃくゼリーやもちをのどに詰めて窒息するのも有害事象であり、因果関係が否定できないので薬物有害反応となりますよね。
薬物でないので薬物有害反応とは言えませんが。。。
ということは、どんなものでも有害反応有り得るわけです。
もちろん、健康食品もそうですからね。
ただ、調べられてないだけですから。
まあ、副作用のない薬はありませんから。
でも、主作用(効果)の方が上回っているから薬として認められているんですよ。
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そう言えば、タミフル報道の時に、有害事象と副作用を理解して報道していた記事は皆無であったように記憶しています。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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コメント
コメント一覧
『マンションのベランダから飛び降りる』のはいわゆる有害事象で副作用ではない・・・ですよね?
『副作用』によって引き起こされた疾患によって、全てにこうした奇行が出るとは限らず、奇行を起こすのはそのうちごく一部で、割合にしたらすごく低いのだと思います。
ちなみに、10歳の子どもへのタミフルは、親の同意があれば処方してもらえるという話も聞きました。
結局、有害事象や副作用があっても、インフルエンザを早めに治療したほうが、メリットが大きいと考える人も多くいらっしゃるということだと思います。
でも有害事象が起きるとみんな、薬のせいにしちゃうのですよね。
割合にしたら、すごく低いのですけど。。。
なんだかなーですね、・・・。
そうですね。
>でも有害事象が起きるとみんな、薬のせいにしちゃうのですよね。
今の日本で一番足りないものは自己責任ではないでしょうか?
何か、原因を探し出さないと気が済まないような。
確か、なんちゃって救急医先生のブログのエントリーで
「人は自分にとって(身近な人の死とか病気とか)不都合な出来事が起きると、それを避けようとする心理的作用が起きる」というようなことが書かれていた記憶があります。そうした人間の危機回避的な心理が自己責任の敵・・・なんでしょうかね?
確かに、不都合の全てを、自分ひとりで受け止めるのは精神的にきついときがありますよね・・・。
だからといって、責任のない人に責任を押し付けてはいけませんよね。
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