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2008.11.07 12:13 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  よっしぃ  | 推薦数 : 2

お見送り

お見送りって言葉聞いたことがありますか?

医療関係者ならまず知ってる言葉なんですけど。

お亡くなりになった患者さんが病院から帰るときに見送ることです。

お亡くなりになったあと、多くは家族が葬儀屋さんに連絡を取ります。

そして、お迎えの車が病院に来ます。

葬儀屋さんの職員が寝台車まで患者さんを運びます。

その時、寝台車に乗せ病院の入り口から見えなくなるまで見送ります。

その行為を『お見送り』といいます。(地域、病院により違う面もあるかと思いますが。)

もちろん、都合により主治医によるお見送りが出来ない場合もあります。

そんなときでも、少なくとも看護師によるお見送りは行われています。

悪性腫瘍を多く見ていると、お見送りすることは、その患者さんが病気から解放されたとも考えることができます。

昔は、お見送りする時に家族の方になんと声をかけていいかわかりませんでした。

諸先輩からは『お役に立てませんで。』とか『力が及びませんでした。』などと言うのがよいと言われたのですが、悪性腫瘍の患者さんが亡くなる時というのは多くはもう余命幾ばくもないのが、本人も家族もわかっていることが多いのです。

そんな状況の中でお亡くなりになったあとに言う言葉としてはあまりにも白々しいような、実感がこもっていないような言葉のように思えます。

もちろん、心筋梗塞でやってきて頑張って、頑張って治療してお亡くなりになった時は心からその様な言葉が出てくるのでしょうけど。

最近、『○○さん、そんなに苦しい時間がほとんどなくてよかったですね。』とかが自然と出てくるようになりました。

昔から、『がんから解放されて楽になったかな。よかったんやな。』と心の中で思ったりはしました。

当時は、亡くなった患者さんの家族に、しかも、亡くなってまだ時間がほとんど経ってないときに『よかった』というフレーズを含んだ言葉を発することができなかったのです。

今でも、主治医が『よかった』と言ってはいけないのかな。と考えることもあります。

どうなんでしょうかね。

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コメント一覧

・・・そうですね。
悪性腫瘍の場合、闘病生活もかなり大変ですから『お疲れ様でした』。

筑紫哲哉さん亡くなられたそうですね。さっき、ニュースで知りました。肺がんを克服して復帰すると言っていましたが・・・。ヘビースモーカーだったようですが・・・。ご冥福をお祈りします。
written by azuki / 2008.11.07 18:42
思わず考えこんでしまいました。

>『○○さん、そんなに苦しい時間がほとんどなくてよかったですね。』

 最近は一般の人にも、“スパゲティ”状態になるまで治療<される>ケースが増えている、と認識されるようになったように思います。ですから、担当医にこう言われたら、患者家族は素直に、そうだよね、よかったんだよね、と思えるんじゃないかと。

しかし、
>『がんから解放されて楽になったかな。よかったんやな。』

 と、先に担当医から家族に言われたらどうか。。。家族も心の内では同様に思っている。しかし、担当医が先に口に出すのはリスキィな場合があるかもしれません。
 担当医と家族がきちんと情報交換しあえていれば、問題はないでしょう。しかし、家族側にモンスターがいたり、患者のQOLを上手に保てていたせいで、実は家族に心の準備ができていなかった場合、この医者は逃げていると思われませんか。
 ということで、この言葉を口に出して言える医師って、患者と一緒に最後まで戦い、治療にも家族とのコミュニケーションにも自信が持て、ある程度年季の入った人になるのかなあと思いました。
written by christmas / 2008.11.07 22:46
azukiさん
そうですね。かなりのヘビースモーカーだったようです。
禁煙活動とかしてくれたらよかったのですが。

christmasさん
おっしゃるとおり、難しいです。
家族がどこまで理解しているかにもよります。

当然ながら、初対面の家族には絶対に言うことはできないですね。
written by よっしぃ / 2008.11.07 23:41
兄の時は、「良く、頑張ったね・・」とか そう言った様な事を兄に対しても短いですが語りかけてくれてましたね・・。
昼間だったんですが病室を出て廊下では、掃除の方も手を休めおじぎをして下さいました。
葬儀社の車に乗る前、病院にもよるかも知れませんが 
病院の中とは思えない程の和室に通されて・・
あの時、あまりに想像すらできなかった光景に とまどいと、あ~本当に兄はなくなったんだなぁと主治医の後ろ姿をじっとみていたのを良く覚えています。
何年経っても、こういった事を思い出すと涙がでます。
written by ミルクティ / 2008.11.08 14:59
主治医の『良かった・・・』と言う言葉ですか〜。
私もChristmasさんのコメントに賛成です。

「良く頑張られましたね」と、言うのも良いですね。

私も同居人が亡くなった時に、私なりには「苦しい時間が短くて良かった」とか「これでもうガンからは解放されたのだ」と思い納得をしましたが、息子にとっては、ただただ悲しかったばかりの様でした。
そんな時に先に主治医にそれを言われたら、正直、きっとむっとしたと思います。

『余命幾ばくもない』とわかっていても、「まだ”今”じゃない』と家族は思っているものなんです。

看護師さん達が「**さんの看護が出来て楽しかった」とか、『**さんの最期に立ち会えて良かったです。」と、泣きながら言ってくれたのが嬉しかったです。




written by マーボー / 2008.11.09 01:22
ミルクティさん
>何年経っても、こういった事を思い出すと涙がでます。

家族の方は鮮明に覚えていますよね。
医者からしても、死亡退院した後はもうあうことはないので不思議な気持ちになる時があります。

あれだけ、毎日顔をみていたのに。。。

マーボーさん
>看護師さん達が「**さんの看護が出来て楽しかった」とか、『**さんの最期に立ち会えて良かったです。」と、泣きながら言ってくれたのが嬉しかったです。

最期の場面に立ち会うなんて本当に一生に一度しかないですからね。
今まで何人も見送って来ましたけど、人生、運命は不思議ですよね。

1分、1秒でも生きていて欲しいと思うのはごく当然な感情ですもんね。
written by よっしぃ / 2008.11.09 14:23

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