今まで、がん関連の話はたくさんしてきましたけど、抗がん剤が効いたかどうかの話はあまりしてなかったような気がします。
効果判定は、客観的に出来なければなりません。
ですので、元気になったとか、痛みが和らいだというのは効果判定の基準にはなりません。
もちろん、その患者さんにとっては効果があったと考えていいんですけどね。
主に、臨床試験などで新しい治療の効果が今までの治療と比べてどうかって事が大切ですからね。
効果判定の基準は今、主にRECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumor)なる基準を用いることが多いです。
まず、長さの測れる病変(測定可能病変)を見つけます。
あまり小さすぎると適当ではありません。
小さすぎると次回のCTなどでスライスとスライスの間にはまりこんじゃうと、見えなくなることがあるんですね。
基本は、CTなどのスライス厚(何mm毎に撮影したか)の2倍以上の大きさが必要です。
そして、測定可能病変の長さを測ります。
どうやって、測るかって?
その病変の中で一番長く測定できるように測ります。
いくつかの測定可能病変がある場合は全部測ります。
ただし、1臓器につき大きい方から5個まででいいですよ。
そして、その長さを全部足します。
その和を治療前と治療後で比較します。
そこで、治療前の70%以下であれば、治療効果があったと判断します。
面積ベースで行けば50%以下ですからね。(0.7×0.7=0.49)
このことをPR(Partial Response)と表現します。
病変が全部消えたらCR(Complete Response)と言います。
残念ながら120%以上になっていたらPD(Progressive Disease)です。
それ以外の大きな変化がなければSD(Stable Disease)になります。
患者さんにはあまり関係のない話だったかも知れませんね。
興味持った方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
実は、どの程度の時間PRやSDをキープしないとダメとか、非標的病変の扱い方などもあります。
もっと知りたい人は、こちらへ
少し、古いですけどね。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 |