医者のスタンスもいろいろだと言う話をしましたが、患者さんもいろいろだと感じます。
医者の言うことを本当によく聞く患者さんもいれば、そうでない患者さんも。
非常に細かい性格で、ストイックな事ばかりする患者さんもいれば、そうでない患者さんも。
家族に頼りたいと考える患者さんもいれば、なるべく頼りたくない、それどころか病状説明さえして欲しくない患者さんも。
病院を選ぶにも自分にとって通いやすさに重きをおく患者さんもいれば、どんなに遠くても名の通った○○センターに行きたがる患者さんも。
抗がん剤治療もう、しない方がいいよって説明しても、どうしてももっと抗がん剤をしたいと言う患者さんもいれば、初回治療から抗がん剤はしたくありませんと言う患者さんもいます。
でも、みんな思うことはひとつです。
病気がよくなればいい。
最高の治療をうけたい。
あわよくば、しんどくない方法で。
ある程度、患者さんのスタンスも理解できるしなんとかしてあげたいと思う。
でも、どうしようもないときがありあます。
医者が詳しく説明するのは、患者さんのスタンスにできるだけ近くて、よいと考える治療をして欲しいからです。
患者さんの希望どおりに治療がすすむことは、あまりないと思います。
この治療をしたら、90%以上治りかつ副作用の少ない治療なら、患者さんが嫌がっても尻をたたいてでも治療しましょう!と、いいますよね。
10%程度しか良くならない治療で副作用も軽くない治療を無理矢理行おうとはしません。
そんなときは、患者さんのスタンスを重視して治療方針を決定します。
もちろん、その患者さんの家族構成、仕事の状況、場合によっては趣味のことまで考えて。
まあ、いろんなスタンスの患者さん、いろんな性格の患者さんがいるから、人生いろいろが書けるわけで。
患者さんのスタンスにより、経験したことが私たち医師のこやしとなり、今後の診療に役に立ったりするわけで。
まあ、最初の方は、とことんまで抗がん剤治療をしたい患者さんと、抗がん剤はなるべくしたくないと言う患者さんと極端だなと思ったことがきっかけでこのエントリーを立ててしまいました。
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コメント
コメント一覧
確かに(笑)
病気になってるだけで、身も心もしんどいですもん...。
患者側のスタンスを押してでも治療を進めるか、
患者側のスタンスを重視して治療するかは、
治療の勝算しだいなんですね。
>尻をたたいてでも
あはっ、よっしぃ先生のそんな姿想像できない~(笑)
私もいろんな先生に尻をたたいてもらって、
ここまで来ましたけどネ。
厳しく、『こうしましょう。いいですね。』って感じで治療を開始することもあります。
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