2008.09.12 16:08 |  診療  |  仕事 / 職場  |  趣味  |  よっしぃ  | 推薦数 : 2

医者のスタンス

医者にもいろんなスタンスの医者がいます。

患者さんとの関わりが好きな医者もいれば、あまり関わりたくない医者もいます。

自分で適正を考えて科を選択しています。

しゃべりが好きな医者が放射線科や病理にいったらつらいですもんね。

ほかにも、いろいろです。

手先が器用で手術がうまく神の手と呼ばれる医者もいれば、そうでない医者も。

自分で手先が器用でないと判断したら、手技の少ない科を選択するでしょう。

研究が好きで、新しい治療法や検査法、病気の原因などを見つけて患者さんの役に立ちたい医者もいれば、そうでない医者も。

臨床医とならなくて純粋な研究者への道を選ぶ医者もいます。
ですので、同じ科を選択した医者のキャラクターは必然的に似てくることが多く、○○科の先生はこんな感じだとか、こんな雰囲気だとか言われたりします。
でも、実は同じ科を選んでもその中でスタンスの違いがあります。

私は、がん治療、特に肺がん、主に抗がん剤治療に関わっています。

その中でも、いろんなスタンスがあります。

エビデンスを重視して、標準的と言われる抗がん剤治療を行うことに喜びを感じる医者。

気管支鏡検査など病気の診断することに喜びを感じる医者。

がん治療における患者さんとのふれあいに喜びを感じる医者。

緩和医療に主に喜びを感じる医者。

エビデンスがあまりなくても、何とか頑張って治療を行うことに喜びを感じる医者。

いろいろです。

でも、みんな標準的な治療をベースに行った上でですよ。

実は、裏を返せば、喜びを感じない領域がみんなあるんじゃないかなって事です。

要するに、緩和医療なんてしたくないって考えてたりとか、診断の気管支鏡とかしたくなくてがん治療だけしたいとか、感染症はあまりみたくないとかですね。

あまり口では言わないですけどね。

でも、心の中では絶対あると思うんですけど。

どうでしょう。

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私は、厳しい事実ををお伝えした後にその患者さんや家族のフォローをしていくことに喜びを感じます。

もちろん、抗がん剤治療も好きですよ。


なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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