< 電子カルテ | メイン | 福島大野事件の教訓 >
2008.08.05 11:51 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  生活 / くらし  |  よっしぃ  | 推薦数 : 2

長いものが好きな人たち

いわゆる、大病院が好きな患者さんがいらっしゃいます。

どんな病院かというと、大学病院であったり、国立病院であったり(今は独立行政法人国立病院機構なのですけど)、○○センターと名のつく病院であったりです。

そのような方の多くは、社会的に立派な身分の方であったりお金持ちであったりします。

大病院が好きな方は、好きでいいのですが一般的に医者はそのような方のことは嫌いです。

特に、『○○病院の○○先生と知り合いです。』とか(特に教授クラス)非常に気分が悪く感じることが多いです。

心の中で、『だから、なんやねん。病気の治療と関係ないし。』とか思いながら。

まあ、一度おっしゃるだけならいいのですが、毎回毎回そんな話をする患者さんもいます。

正直、『そんなん言うんやったらその先生に診てもらえよ。』と心の中で思います。

 
 
また、緊急時は大病院では逆によくないことがあります。

例えば、循環器病センターに定期的に通院している患者さんが、急に背中の辺りが痛くなったとします。

まあ、循環器の病気の可能もありますし、循環器病センターに行きました。

結局、尿路結石の痛みでした。

まあ、対症的な処置は循環器病センターで十分出来ます。

しかし、その石を砕いたりとかの処置は循環器病センターでは、できません。

そんなときに、普通の方なら担当医の勧めた病院であったりとか、自宅の近所の病院(泌尿器科のある)へ行く事になるわけです。

しかし、長いものが好きな人たちはここで大学病院がいいとか国立病院がいいとかダダをこねるわけです。

まあ、小回りのきく大学病院もありますけど、一概には、小回りがきかなくてよくありがちな病気に関しては、市民病院クラスの病院がいいことが多いのです。

場合によっては、大学病院に紹介したとしても大学病院からその関連病院に再度紹介されて二度手間になったりします。

長いものが好きな気持ちは、わからなくもないですが、担当医のすすめが良いことの方が多いでしょう。

聞いてみるのはいいですけど、担当医が明確な理由を述べた上でその病院でないほうがいいと言われたならば、大病院に行くのはあきらめた方がいいですよ。

人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
 

ちなみに、某○○センターに来る患者さんは、その病院まで新幹線で1時間以上離れたところから来る患者さんも結構多いそうです。

本当にまれな病気やそのセンターでないとフォローできない状態の方ならばわかるのですけど。

多くはただ、長いものが好きな人たちだと思います。


なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



レンタル

固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/yosshi/20080805/2/trackback

コメント

コメント一覧

土地柄的に(つまり田舎なので)、大病院は交通の便がよくない場所にあるうえ遠いことも多く、子どもを連れてかかる場合不便なのでそれこそ、紹介がない限り行きません。

近所の病院は、その大病院の先生が定期的に来ていることが多いので、自分の都合で受診できませんが、いまのところ、それで困るということはないです。(殆ど、子どもの風邪引き程度が多いので)

教授クラスの先生のこともあれば、それより若手の先生のこともありますが、治療には、そんなに大きな差は無いような気がします。ただ教授先生が来る日は、待合室の込み具合が違うので、長いものが好きな人は多いのだろうな・・・と、思います。

written by azuki / 2008.08.05 13:20
私が市民病院でお世話になった医師が国立病院へかわられました・・。正直、国立病院なんて縁もないし 地元の市民病院で何かあれば十分なんですが 知っている医師が国立病院に勤務しているのは何かしらパイプが出来たようで嬉しい気もしました!まぁ実際には市外だし掛かる事はないでしょうが・・。
でも、地元のどんな科でも市民病院出の開業された病院は流行っていますよぉ~。やっぱり、長いものが好きなんでしょうかねぇ!?
written by ミルクティ / 2008.08.05 16:28
>長いもの
長芋って読んでました(笑)スミマセン

教授と知り合いなら、最初から教授のところに行けばいいのに~。
そういう人って、俺はVIPだ~って顔してそうです。
病院でのVIPは、重症の人と思ってるんですが...。

先生も、こういうところでいやな思いをするんですね。
written by Kei☆ / 2008.08.05 20:28
azukiさん
もちろん、治療はそんなに変わるものではありません。
何はともあれ、担当医といい関係を築くことが大切ですよ。

ミルクティさん
病院には、それぞれ役割があります。
ですので、役割から外れた患者さんを診察することはその病院に勤務する先生にとってもかかる患者さんにとっても不幸なことが多いのです。

Kei☆さん
>長芋
それで、意味が通じたら尊敬いたします。

>病院でのVIPは、重症の人と思ってるんですが...。
その通りです。
http://blog.m3.com/yosshi/20070925/2
ずいぶん昔のネタでしたが。。。
written by よっしぃ / 2008.08.05 22:47

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。
よっしぃ
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2009/07 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

  • 世界一だったのね
    • よっしぃ (07.05 11:46)
    • 通りすがり (07.04 21:26)
  • 臓器移植 再び
    • よっしぃ (07.05 11:44)
    • 近森正昭 (07.04 10:49)
    • よっしぃ (07.03 12:40)
    • J (07.02 22:49)
  • 130万
    • よっしぃ (07.02 12:39)
    • chikorui (07.01 23:09)
    • よっしぃ (07.01 12:28)
    • christmas (07.01 00:18)

新着トラックバック