普通の勤務時間内でも当直帯でも外線の電話が鳴ると身構えます。
内線の音と外線の音は違うからどっちかわかるんですね。
やっぱり、救急隊からの連絡もありますからね。
そんでもって、やっぱり救急隊からの連絡であれば緊張が走ります。
特に当直中であれば、いままで診たこともない患者さんが来るので余計に。
救急隊とのやりとりの後
『じゃあ、来てください。』
となるとカルテなどを見たりしながら到着を待ちます。
遠くからのピーポーピーポーが徐々に大きくなってきます。
そして、音が消えると。。。
車のエンジンの音が救急室に聞こえてきます。
『来たな。』
ストレッチャーに乗った患者さんが救急室に滑り込んできます。
救急隊員が、バイタル(血圧や酸素の状態など)を報告してくれます。
ここで、いつも疑問に思うことがあります。
少しでも、酸素の状態が悪いと(パルスオキシメーターと言って指などに挟むことにより血液中の酸素がどんだけあるか=酸素飽和度の目安がわかる。この値が間違っていることもある。)酸素を10L(1分間に)などという高容量の酸素を吸入されていたりすることがほとんどです。
まあ、普通の方(呼吸器疾患以外の方)はこれで問題ないのですけど。
呼吸器疾患の方は、酸素飽和度が低いときに高容量の酸素を吸入すると意識がなくなることがあります。(CO2ナルコーシスと言います。)
特に、肺気腫などの方はCO2ナルコーシスになりやすいです。
肺がんや間質性肺炎の方はなりにくいですけど。
CO2ナルコーシスになるとその後の治療がなってない場合に比べると面倒になります。
できれば、高容量の酸素投与はやめて欲しいですけどね。
ただ、救急隊の方からしたら肺気腫などの呼吸器疾患の方を搬送する頻度はそんなに高くないと思います。
ですので、救急隊にその判断をきちんとしろって言うのは無理があると思います。
ただ、電話で
『○○さん、肺気腫だから酸素は、酸素飽和度90%以上あげないようにしてきてください。』
なんて伝えていても、10Lもの酸素を投与されて運ばれてきたものですから。
こんな病気もあることを救急隊の方、是非、頭の片隅に置いておいて欲しいですね。
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救急隊に要求するのが無茶なのかも知れませんね。
ちなみに、肺気腫でCO2ナルコーシスになりやすい方は酸素バーとかに行かないでくださいね。
普通の人は問題ないですけどね。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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