2008.07.28 12:56 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  人生いろいろ  |  よっしぃ  | 推薦数 : 1

人生いろいろ(結婚式2)

前回の続きです。

娘の結婚式に出たいけれども、がんによって命が幾ばくもない状態のNさん。

しかも、だんだん状態は悪くなってきていました。


それでも、Nさんの家族、O医師をはじめ医療スタッフもNさんが結婚式に出れるように、少なくても会場には行けるように努力していました。

傾眠傾向の状態からはあまり変化なくとうとう前日になりました。

ただ、結婚式の話の時は目をしっかりと開いて話をするそうです。


寝台タクシーに乗れば、何とか結婚式場にたどり着くことはできそうです。

いよいよ、結婚式の日の朝です。

O医師は、Nさんに尋ねます。

『大丈夫?行けそう?』

Nさんは、こくりとうなずきます。

寝台タクシーでNさんは、O医師とともに結婚式場に行きました。

そして、結婚式だけでなく、親族の写真、披露宴まで参加されたそうです。

もちろん、リクライニングのきく車いすでしたけどね。

Nさんは、何事もなく嬉しそうに病院に帰ってきました。

まさに、一生ものの結婚式だったようです。


結婚式場で、O医師はつぶやいたそうです。

『エビデンスなんてわずかなもんだな。』


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この話は、友人からの伝聞を基づいて作成しました。

よって、フィクションかも知れません。


なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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