とある医療系サイトを見ているとHP上に患者さんの責務や要請内容を明記している病院が増えてきているようです。
一部引用します。
ホームページ上に患者の責務や要請事項を明記する病院が増えている。
特定機能病院ではほぼ半数、都市部の病院でも3割が明示している。
患者の権利意識の高揚や病院評価の厳格化などが背景とみられ、病院側でも患者の責務や義務を明示することで、診療現場の秩序や安全を守りたいとの認識が強まっていることが明らかだ
その中で、かなりつっこんだ内容をかいているのが『名古屋共立病院』だそうです。
病院のHPの『病院のご案内』の上から2個目に『患者様への権利とお願い』を見ることが出来ます。
一部引用します。
①人権を尊重される権利
疾病の種類、社会的な立場等に関わらず、すべての人には良質な医療を平等かつ公平に受ける権利があります。患者さま個々の人格や価値観などを尊重され、自らの意見を述べる権利があります。
病院の職員や他の患者さまの人権を脅かす行為(暴力、暴言、脅迫等)を行なう方は歓迎しません。
②最善の医療を安全に受けられる権利
最善の医療を安全に受けるために、患者さまご自身の健康に関する情報をできる限り正確にお話しください。
快適で安全な療養環境を保つため、病院内での規則や病院職員の指示を守れない方は歓迎しません。
⑤理解し納得できるまで説明を受ける権利
治療や検査の必要性や効果、危険性、他の治療方法の有無などについて、わかりやすい言葉や方法での説明を求めることができます。
予想される重大な合併症については説明しますが、すべての可能性を説明することはできません。疑問があれば何度でも質問してください。
⑥医療行為を選択する権利
自分の意思で主体的に治療方法等を決定することができます。また、複数の専門医等の意見を求めたり、他の医療機関へ移動することもできます。(必要な資料は提供します)してほしくない治療を断ることもできます。
他の医師の意見を求めることで不利な扱いを受けることはありません。
当院での医療行為を希望された場合でも、入院費や診療費等を遅滞なくお支払いいただけない方は歓迎しません。
名古屋共立病院 平成20年1月
結構、びしっと書いてますね。
①②⑥は、一般常識と言うか当たり前のことですよね。
⑤に関しては、医療関係者の間では当たり前のことなんですけどね。
なんて言うかここまで書かなくちゃいけないのかなぁと正直思います。
でも、実際このような患者さんがいるから(ホンのごくごく一握りの方なんですけど)、医療関係者や他の患者さんが迷惑する場面も何度も遭遇してきたから仕方ない面もあるのかも知れません。
おそらく、この文面をHPに出す前にはどのような表現にするか考えに考えたあげく出したようです。
患者さんを『協働する“クライアント”』と考えて上の文言を作ったそうです。
そうような発想から『患者さんに求めることは求め、自己責任を自覚してもらう努力』をしてもらえるようにしたみたいです。
また、この病院は未収金対策として
○外来時に保険証を持たない患者は前金(3万円)の用意を求める。
○保険証を忘れた患者にはクレジットカードのコピーを求める。
○未収金者の再診には応じない。
などの原則をつくって運用しているそうです。
今のところ、歓迎しない患者さんは激減しているとのことなので一定の効果をあげているようです。
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