2008.06.17 12:44 |  診療  |  医療事故  |  生活 / くらし  |  よっしぃ  | 推薦数 : 0

AEDの使い方

先日、秋葉原で通り魔事件がありました。

折しも、池田の小学生の事件と同じ日です。

亡くなられた方にはご冥福をお祈り申し上げます。

その中の報道で、ふと疑問に思ったことが、

『現場に居合わせた医師も救助に奔走 AED抱え』
『現場に居合わせた医師も救助に奔走 AED抱え』(魚拓)

少し引用します。

『現場に居合わせて救助に当たった男性医師は、頭から血を流して倒れいた男性を助けるため、AED(自動体外式除細動器)を取りに走ったが、「戻ってきたら、ほとんど呼吸が止まっていた」』とあります。

何が、疑問かわかりますかね。

医者ならわかるんですけど。

出血にAEDって、おかしいですよね。

AEDは、除細動器なので除細動の適応のある状態しか意味がありません。

胸にボールが当たって心臓振盪を起こした場合とかはよい適応です。

除細動の適応は、VTやVFなどの特殊な不整脈の時であり、心停止している状態では適応になりません。

その判断はAED本体がしてくれますのでご安心を。

一般的に失血により死に至る場合、心臓は動いているけども送り出す血液が少なすぎるために、血圧が落ちてきたりしてだんだんと脳にまで送る血液すらなくなり死に至ります。

ですので、基本的に不整脈が起こっている可能性が低いと考えられます。

ただし、心臓自体が失血によって酸素不足に陥るとAEDの適応となる不整脈が出ることはあります。

そのような場合AEDも必要ですが、失血を止めると同時に輸血(輸血がなければ輸液)をしなければ、すぐに同じ状態になってしまいます。

失血の場合、出血を止めることが出来なければ医者がそばに居合わせてもどうしようもありません。

この先生もAEDなど意味がないとわかっていながら他に何もできないので取りに行ったのではないでしょうか?

最近、AEDがあれば大丈夫みたいに思ってる方多いようですが万能ではありませんよ。

例えば、脳梗塞で倒れた人にAEDを使用しようとしても除細動の適応のない時は動きませんから。

AEDのWikipediaです。

解説と使い方が載っています。

動画で見たい方、You Tubeで検索してみてください。(AEDで検索かけるとでてきます。)


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誰でも使えるように作られていますので、簡単に使えると思いますよ。


なかのひと

『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。



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