病理解剖のことを教えてほしいみたいなコメントをいただきました。(解剖などの内容について知りたくない方、気持ち悪いと思われる方は読まないでください。)
正直、病理解剖に関することはブログに書こうとは全く思っていなかったのですが、普通の方が病理解剖の実際について知る機会ってなかなかないですよね。
だから、書いてみようかと思いました。
病気で亡くなったヒトを対象にして、臨床診断の妥当性、治療の効果の判定、直接死因の解明、続発性の合併症や偶発病変の発見などを目的に系統的な解剖を行うこと。とWikipediaにあります。
他にも司法解剖や行政解剖などがありますが、ここでは述べません。
やはり、病理解剖を行うためにはご家族の同意をとらなければなりません。
大学病院などは、病理解剖をとりやすいのですが一般病院の場合は、とりにくいです。
これは、大学病院は最先端のことをしていて大学病院で最期を迎えたら研究などのために解剖もやむを得ないと考えている人が多いからではないでしょうか?
医者の立場からすれば、死因がハッキリとしていてる場合は強く病理解剖を勧めない場合も多いかと思います。
やはり、おそらく、こういう理由でお亡くなりになったと考えられるが、他に原因があるかも知れない場合などは、病理解剖を強く勧めます。
本当の意味で医学の発展を第一に考えるならばすべての患者さんを病理解剖すべきですが。。。
日本人の感覚としてできればキレイなご遺体であって欲しいと考える場合が多いのでなかなか解剖の件数は増えません。(と言うかだんだん減ってきています。)
まあ、前置きはこれくらいにしまして質問のお返事をしたいと思います。
>例えば、手術とかして思いがけず死んじゃったら、担当の先生は、病理解剖を勧めてくれるのか?
手術中の死亡に関しては原因がわかっている場合が多いです。
体をあけてるのですから当然と言えば当然です。
そういう場合は、解剖しない場合が多いと思います。
もちろん、手術中に脳梗塞を起こしたりとかの可能性もありますので手術中に明らかな原因がなわからなければ、解剖のお話などをご家族の方にすると思います。
>小さな病院だったら、どこで解剖するのか?
解剖する設備のない病院もあると思います。
そういう場合はどうするのでしょうね。正直知りません。すみません。
>費用はどうなるのか?
費用は、病院の持ち出しです。
本来なら医学の発展に寄与する場合も多いので国の負担とするべきでしょう。(海堂尊先生も主張されていますけど。)
>解剖した結果は報告してもらえるのか?
もちろん、報告します。
だいたい、解剖を行ってから最終報告があがるまで3から6ヶ月が平均でしょうか?大学病院などはもっとかかる場合もあると思います。
こんなんでいいですかね。
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病理解剖によって非常に勉強になったことも多いですよ。
実は、もう少し行っている様子などもリアルに書こうと思いましたが、ブログ上で公表しない方がよく思えてきてやめました。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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コメント
コメント一覧
すっきりしました。
知れば知るほど、病理解剖って大切なんですね。
>解剖を行ってから最終報告があがるまで3から6ヶ月が平均
なるほど、結構大変なんでしょうね。
病理の先生も、少ないって聞いたことがあります。
生きている時はもちろん検査とかでお世話になっていると思いますが、死んだあとも解剖でお世話になると思えば、ものすごく大事なんですね。会うことはないけれど、頑張って欲しいです☆
>そういう場合はどうするのでしょうね。正直知りません。すみません。
以前に病理医不在の病院に派遣で行ってたことがあります。
解剖はもよりの大学病院に依頼してました。
でも、ご遺族はやはり早くおうちに連れて帰りたいとご希望なさるかたが多いので、大学病院にお願いすることは非常に稀でした。
>日本人の感覚としてできればキレイなご遺体
これって個人的には解剖後のほうがキレイな印象があります。
すっごく主観的ですが。
傷は着衣の状態では見えませんし、病気だった部分は取り除かれてますし。
血が抜けてるからエンバーミングみたいなものなのかな?
それほど経験があるわけじゃないのであやしいですが。
時間がかかる理由としてはやはり、日常診療の診断など(組織をみたり)をしてる合間に病理解剖の仕事をしなければならないので(病理解剖かかりっきりになれない)遅くなるのでしょう。
沼地先生
なるほど、そういう選択肢があったのですね。
ありがとうございました。
>個人的には解剖後のほうがキレイな印象
なるほど、そういわれればキレイになるのかも知れませんね。
>>日本人の感覚としてできればキレイなご遺体
>これって個人的には解剖後のほうがキレイな印象があります。
主観的とはいえ、もしそうであるのなら、自分の体の解剖の必要がありそうならば、解剖のことも遺言するかもしれません。死んだ身としては、なるべく葬りの手や葬式の参列人を怖がらせたくないという気持ちもあるので。
解剖は大切なことだとわかっていても、お願いするかどうか、この感覚に左右されることは、現実には大きく影響する気がします。
病理解剖ですか・・兄は癌で亡くなったんですが病理解剖のお話がありました。正直、驚きました。病理解剖なんて殺人事件とか不審死でしか行わないものだと単純に思っていたからです。とっさに詳しく説明も聞かないまま断りました、どうも解剖って切り刻まれる(素人の表現なのですみません)っていう感じの印象だったし、兄の身体がこれ以上どうにかなってしまうのが嫌だったからです。それぞれの状況もあるでしょうが、医学の為といっても私も受け入れれるかなって思ってしまいます。
綺麗と言えども胸からお腹までは真ん中に切り傷がついて縫われています。
(服を着るのでわかりませんが。)
それでもいいですか?
確かに内容物はほとんどない状態ですけどね。
ミルクティさん
医学のためもありますが、隠れた病気が見付かって死因が変わることも稀にですがあります。
ですので単純に医学のためだけではありませんよ。
ただ、抵抗をしめす日本人は多いと思います。
(しませんでしたが)
ただ、ちょっとだけ、「一体ガンがどこまではびこって、どんな風だったんだろう?」と言う事が知りたいとは思いました。
でも、もし亡くなった直後に「解剖を・・・」と言われたら、きっと「嫌だ」と言ったと思います。
「もうゆっくり休ませてあげたい。 家に連れて帰りたい」と言ったと思います。
キレイとかキタナイとかではなくて、心情的には生きていた時のままにしておきたいと思いました。
大事な魂が入っていた入れ物ですもの。
その割には最後には焼いてしまうのに、ね。
そう、それが日本人の感覚ではないでしょうか?
あと、AI(オートプシーイメージング)つまり死後にCTなどをとることの重要性も言われていますよね。(海堂先生が)
がんの拡がりならばCTでわかるでしょう。
ただし、検索するお金をどうするかが課題です。(病理解剖のお金も課題ですが、)
あまり関心がなかったので、コメントしませんでしたが、普通、病理解剖(解剖)って話題にしますかね?
想像しても、通常はそんなに気持ちのいいものではないですよね?何か、身内で不信な死に方をした人が居れば別でしょうけれど。
そのあたり、ちょっと気になりました。
イヤなことも、よいことも。本当にあることなので。
ですので、話題にしました。
ただ、気分を悪くされる方もいると思いお断りを最初に入れました。
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