我々、医者からしたら当たり前というか、そんな疑問すら出てこないのですが、よくある質問があります。
その代表が、転移性のがんは誰が専門なの?ってことです。
私は呼吸器専門医であり、肺がんの診療に主に携わっていますが肺がんの患者さんに肝転移が出たとき、肝臓の医者に診てもらいたいと言われる患者さんがいらっしゃいます。
肝臓専門の医者は肺がんの肝転移の専門ではありませんよ。
肝臓に飛んでも、骨に飛んでも、頭に飛んでも肺がんは肺がんです。
肺がんの治療を行います。
ですので、肺がんの専門の先生が担当するのですよ。
ときどき、私どもの施設にも肺にカゲがあると紹介されて検査をしてみると悪性は悪性なのですが、肺がんではなく、大腸がんの肺転移であったり、乳がんの肺転移であったり、前立腺がんの肺転移であったこともあります。
そんなときは、大腸がんなら消化器の専門家へ、乳がんなら乳腺の専門家へ、前立腺がんなら泌尿器の専門家へ紹介することとなります。
もちろん、転移巣を外科的に手術してとってしまった方がよい場合もありますので、そのときは、とる部位の専門の外科の先生に手術をお願いすることになりますけど。
手術が終わるともとのがんの専門家の元に戻されますよ。
ですので、新たな別のがんができない限り、新たな科の先生に診てもらう必要ないですからね。
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ドクターには、当たり前すぎてそんな疑問も沸きませんよね。
しかし、この質問は半年に1度は聞きますね。
こないだもブログのコメントで質問いただきました。
あ、何でも遠慮せずに聞いてくださいね。
今回取り上げたのは、まだこの話知らないヒトがたくさんいると思いましたから。
その方が、お互いにとって幸せですからね。
『患者と医者をつなぐもの』も読んでね。
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