以前、ある方からがんを治療しないとどうなるのかわからない。
その方は、がんに対する積極的な治療を望まないようです。
『がんに対する積極的な治療を望まない。』と言う選択にたどりつくには、積極的な治療をしなかった場合どうなるかを十分理解した上でたどり着いて欲しいと思います。
そうでなければ、ただ単に怖いから積極的な治療を望まないのと同じです。
がんに対する治療は、積極的な治療(根治的な治療、治すための治療)とそうでない治療(姑息的な治療、緩和医療、対症療法)などがあります。
その方の不安の一つは、治る見込みがないのに点滴をされたりその他のチューブを使用したりされる事がイヤなようです。
今の医療は、何事も説明と同意がなければ進む事は出来ません。ですので、その方のような心配は不要かと思われます。
さて、本題ですが、がんを治療しないとどうなるか?
どうなるかは、個人個人差がありすぎてわかりません。
答えになってませんよね。
でも、これが正解です。
まず、どんながんかによって出る症状は違います。
肺がんなら息切れ、咳など。
胃がんや大腸がんなら、便秘やむかつき、嘔吐など。
血液系のがんなら発熱や感染症の症状、血が止まりにくいなど。
骨転移をしたら痛みを伴うことが多い。
脳転移したら脳梗塞のような症状を呈することが多い。
などなど、差がありすぎてなんて答えていいかわかんないですよね。
しかも、同じがんでも症状は人それぞれです。
肺がんの患者さんでも最期、がん性疼痛と全身倦怠感、呼吸困難感で非常につらい思いをする患者さんがいるかと思えばまったく自覚症状が無くてお昼ご飯も普通に食べてそして、夕方くらいに眠るように息を引き取った患者さんもいらっしゃいました。
がんを治療しないとどうなるかの答えになったでしょうか?
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呼吸困難や全身倦怠感はなかなか取り除くことができません。
ですので、鎮静をかけて(薬で眠ってもらって)取り除いたりもします。
『患者と医者をつなぐもの〜よっしぃの独り言』も読んでね。
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コメント一覧
肺がんでなくとも高齢者の「肺炎」は、西洋では「エンジェル」と呼ばれた時代があったようです。。。苦しむ末期がんより肺炎の方が苦しまないということなのでしょうか? あ、高齢者が肺炎になったらそのままにした方がいいと思うわけではないのですが…。^^;
後者の場合、無知によるもの、聞こうとしないもの、認知力の問題と様々です。
そうですね。リンパのみへの場合症状が出にくいことが多いですね。
>エンジェル
肺炎をそう呼ぶのは初めて聞きました。
肺炎など急性期に疾患の方が悪くなるときはあっという間ですからね。
また、昔は、抗生剤もなかったしそう呼ばれてたのではないでしょうか?
Taichan先生
そうですね。いずれにせよ、正しい知識で理解した上で決定しないといけません。
その年の5月まで原チャリで買い物に出かけ9月頃に自宅で起きている事が辛くなり入院し11月に亡くなりました。
自分の葬儀の準備をすっかりして入院し、亡くなる2週間前私に「いい人生だった」と言い残し最後までほとんどせん妄もなく、亡くなる数日前から痰の吸引の際、苦痛を訴える程度で「苦しい」「辛い」の訴えはほとんどありませんでした。
父は恵まれたガンの進行経過だったのでしょうね。
私は無治療もありきを提案してくれた当時の主治医に感謝しています。
今痴呆で訳のわからない苦痛を訴え・・けろっと治まる(忘れる)、部位も転々と変わる事も多い・・医学的には無いはずの痛みのはず・・でも本人はその時点では大変な苦痛な訳で・・そんな治療のすべも無い(必要が無い)状態で痛い~痛い~と終わりも見え(死に至る病気は抱えていないので)ずに訴える母を見ていると、父のようにはいかないかもしれませんが、年老いてからはガンの最期がいいなあと思うこの頃です。
お話を聞く限りでは、がん患者さんの中ではあまり症状もなくいい(QOLの高い)闘病生活というかがんとの共存生活だったのでしょうね。
ただし、苦しそうな方もいらっしゃいますので。
遡って一体いつ発見されれば助かったのだろう?と思う事もありますが、もし発見されていても、結果が同じだったのだとしたら、あちこち検査をし、長い闘病生活を強いられるよりも幸せだったかも・・・と思ったりもします。
だからと言って、発見されたガンに対して、無治療で良いと思っている訳ではありません。
但し、年を取ってからだったら、それも良いかなって思っています。
それで良いや、と思える人生にしたいと思っています。
himawariさんのお父様の話は、素敵ですね。
私の母は再発肺がんの告知を受けて以来、1stラインの抗がん剤治療中、3か月ごとにCTを取って様子を見ました。仕事を休んで検査前日に新幹線で帰省、翌日病院に付き添い。を1年以上繰り返していたら、新幹線に乗ると具合が悪くなるほど、私の方が先に精神的にまいってしまいました。発見されたがんに対し、無検査で良いとは思いませんが、患者・家族の精神的ストレスを考慮する必要もあるなと思った次第です。
himawariさんのお父様、本当に素敵ですね。「いい人生だった」と言えるぐらい、ご自分で努力をされたのでしょう。そう思えるよう、頭で持って行った部分もあるのかもしれません。多少寿命が短くなったとしても、私もそういう感想を持てたらなあとつくづく思いますです。
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