2007.12.20 08:28 |  診療  |  仕事 / 職場  |  その他(医療関連)  |  よっしぃ  | 推薦数 : 1

聴診器のお話し。

先日、金ぴかの聴診器を持っている先生の話しをエントリーしました。
その中で、聴診器の値段や性能について少し書きました。

ある方からコメントを頂き、実際に聴診器の性能と音の聞こえ方はどうなのか知りたいとの意見を頂きました。

まず、お願いなのですが、聴診器を体に当てられたとき、声を出さないようにしてください。
特に、胸部の聴診の時など、耳が痛いくらいの音が聞こえます。
これは、是非覚えておいてください。

ですので、絶対に聴診中はしゃべらないようにしてください。

はじめに、聴診器で何の音を聴くのか?から始めます。
まず、一般的には、心音、呼吸音を聴きます。
それだけではなくて、血管雑音や消化管の音も聴きます。
ですので、胸だけではなくて、首やお腹に聴診器を当てる事もあります。

消化器の音は聴診器なしでもみなさんもよく聴いてますね。
そう、お腹がグルグルとかキュルーとか鳴る音です。

首やお腹に聴診器を当てたときはそんなに細かい音まで聴く必要性はないので高級聴診器は必要ありません。

ついで、肺に関しての聴診です。

主に呼吸音を聴きます。
左右比べてみて、だいたい同じ大きさで聴こえてるかどうか?
どっか詰まったり(無気肺)とか肺がしぼんだり(気胸)とかしてると呼吸音がほとんど聴こえなくなります。

そして、変な音は聴こえないか?
喘息、肺炎、間質性肺炎などでは特殊な音が聴こえます。

肺に関してはレントゲン検査がすぐに出来る事が多いので聴診で病気をみつけた事はあまりありません。
しかし、聴診器だけでおかしいからレントゲン撮ってと患者さんに説明して病気が見付かったときは非常に感謝されました、自身としても嬉しいかったです。

まあ、肺の聴診も高級聴診器の方が良いと思われます。

最も高級聴診器が役立つのは心音を聴くときです。
正常な心音は大きく4個の音に分類されており、どんな聴診器でもきこえる2音と血圧測定用の聴診器ではまず、聴こえない2音にわかれます。

また、異常があるときのみにきこえる雑音と呼ばれるものもあります。
これを音の大きさによって分類します。

レバインⅠ度 極めて微弱で注意深い聴診で聴こえる雑音
レバインⅡ度 弱いが聴診器を当てるとすぐに聴こえる雑音
レバインⅢ度 振戦を伴わない高度の雑音
レバインⅣ度 振戦を伴う高度の雑音
レバインⅤ度 聴診器の端を当てただけで聴こえる雑音
レバインⅥ度 聴診器を胸壁に近づけただけで聴こえる雑音

と言うような極めて主観的な判断をします。
もちろん、聴診器の性能によってかわってくるものと思われます。(高齢の医者と若年の医者でももちろん、、、、、)

じゃあ、安物聴診器と高級聴診器と何が違うか?
まあ、通販のHPでも見てください。
作りが違いますわ。

安物聴診器は、つなぎ目などから音が漏れてどんどん減弱していくような感じです。
高級聴診器は、肌に当ててる部分から耳までほとんど音が減弱しないのではないでしょうか。

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あと、やせすぎてる方は、聴診器の肌に当てる部分が肌に密着しないので非常に音がわかりにくくなります。


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