もうずいぶん前の事です。
F先生は、G病院の内科の部長でした。
G病院に転勤してきた先生は、一度見ればF先生を忘れる事はありません。
いつもネクタイを着用しており、金ぴかの眼鏡をかけています。
さらに、金ぴかの聴診器が首からぶら下がっており、ゴールドを主張しているからです。
聴診器にもピンからキリまでありまして、主にナースが血圧測定用に持っているものは2000円ほどですが、医者が持ってるのはだいたい安くて1万円ほど高級品だと3万円くらいします。
(この差は、音が聞こえやすいという事で見栄のためではありません。)
中には、電子聴診器なるものがあり5万円から10万円近いものあるようです。(あまり興味がないので詳しくは知りませんが、録音できたりするようです。)
ネットとかで探してみても金属部が金ぴかの聴診器は引っかかってきませんでした。
いったいいくらするのでしょう?謎です。
話しが、それてしまいましたね。
要するにF先生は見るからに嫌みったらしい先生なのですが、『今度来る新しい先生は、○○という雑誌に論文を載せた事があるからすばらしい先生だ。うちの病院もアカデミックになるよ。』
などと、発言も嫌みったらしいのです。
一般病院にとって医者が、アカデミックな才能にあふれている事も大切な要素の一つですが、どれだけ患者さんを診れて臨床ができるかと言う事がもっともっと大切です。
頭がよくても手が動かなければ臨床医として良い医者とは言いかねます。
しかも、F先生が当直したときは、次の日後始末が大変でした。
自分の専門以外の事はもういったいいつの治療法みたいな古い治療をされたりして困りました。
急性腸炎の時は、下痢症状があってもとめない方がいい事が多いのですが、ロペミン(下痢止め)3C毎食後みたいな処方を平気でだしてくれます。
決して好きな先生ではなかったのですが、インパクトは強かったのでたまに想い出してしまいます。
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しかし、金ぴかの聴診器はどこで売ってたんだろう?
金メッキなのか、純金なのか非常に興味があります。
もう、F先生は定年退職してますよね。
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