私の好きなブログの中に『ななのつぶやき』
というブログがあります。
最近のエントリーで『犠牲』という記事がありました。
なな先生は、30代の先輩医師、友人医師の二人も失ってしまったのです。
実は、私も40代後半の先生で同様の経験をした事があるのです。本当にショックな出来事でした。
それを、2度も経験されたのですからなな先生のショックも相当なものと思われます。
詳しくは記事を読んで頂けたらと思うのですが、原因は明らかに過労ですよね。
それ以外の理由は見あたらないような気がします。
私の働いている病院は比較的当直の少ない病院です。
それでも、月に3回程度の当直がまわってきます。
正直、当直なんてしたくない。
当直に規定されてる範囲ならいいですよ。
実際は、日常業務以上に忙しい事が多いのですから。
夜勤でなくて当直なんですよ。
当直業務に関しては、Yosyan先生の『新小児科医のつぶやき』で取り上げられてる
病院当直の法律的解釈をご覧ください。
そして、次の日は通常業務です。
『当直明けの日、休めるようにする。』
これは、すべての医師が望むところだと思います。
しかし、現状ではできていません。
当直明けに休む制度がある病院にいた事もありますが、外来であったり、自分が入らないといけない検査があったりで誰も活用できていませんでした。
他から、代理の医師をよそから引っ張ってくる事は現在難しい状況です。
休むと同僚達に負担がかかります。
ですので、みんなしてるので、当直明けも働きます。
若いうちは、大丈夫だろう。なんてみんな考えていたのですが。
現実は、なな先生のブログのような話しになってしまいます。
若くても大丈夫ではないようです。
産婦人科の先生の話を聞くと3連続当直は当たり前。5連続当直まであるらしいです。
頭、おかしくなりますよね。
それで、正確な判断をしろと言う方がおかしいですよね。
みなさん、寝不足のパイロットの飛行機に乗りたくないですよね。
寝不足のドライバーに車の運転をまかせますか?
車の運転手が今にも眠そうなら、パーキングで休むか、運転かわりますよね。
でも、今の日本において医者の仕事はそれが難しいのです。
医者がしっかりとスッキリした頭で仕事できる環境を作るようにしませんか?
今のままなら、本当の医療の崩壊は近いのかもしれません。
医者がいなくなったら、困ります。
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なな先生の『犠牲』の記事にはトラックバックが13も入っています。(この記事をエントリーした時点で)
ほとんどが、医師のブログです。
おそらく、ほとんどの医師の周りで同様の状況がおこるかも知れないと危機感を持っているからこれほど多くのトラックバックがあるのだろうと思います。
特殊な例では、ないのです。
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コメント
コメント一覧
なな先生のブログに書かれているお二人とも、病院で亡くなられているという現実が辛いです。
医師も元気でなければ、せっかくの技量も能力も患者さんに還元されないと思います。
私たちにできることは、まずは、軽症の夜間受診をいっさいなくすこと。お医者さんになるべくゆっくり寝てもらうために。お医者さんは患者さんの立場に立って、頑張ってくれているのだから、私たち患者もお医者さんの気持ちになって、よく考えて受診しないといけませんね。
自分の戒めも込めて...。
Nsは明けの日は帰ることが出来ますが、翌日は通常勤務です。それでも疲れが取れません。
先生方は有給もなかなか取ることができませんよね。
リフレッシュできるのは夏休みぐらいでしょうか。
どうやって体調をコントロールしているんだろう?思う事があります。
本当に毎日お疲れさまです。
医師の持つ「使命感」が、自らの命を縮める原因でしょうか。元来、使命感は人の幸福に使われるものであって、死とは対極にあるべきものだと思います。人の親切心を利用し、過重労働を強いるのは、非人道的な行為だと思います。
何度読み直しても、本当に辛く、二度と繰り返してはいけないと強く感じます。やはり、厚生労働省に動いてもらって医者を増やす。もしくは、医者の補助をできる職種を増やすような処置が必要でしょう。
Miffyさん
有給もあまりとれませんね。とれても、半日とか1時間単位でとかが多いです。やはり、こんな労働環境は間違っていますよね。
christmasさん
我々は、自分が疲れてしんどいから仕事を後回しにしようなんてできないからじゃないですか?どんなに疲れていても、自分が対応しないといけない場合が多いですから。
クリエイティブ系の仕事なら自分のペースで頑張ったり休んだりできますよね。
ただし、医者の仕事のやりがいは、他の何にも代え難いものがあります。
だから、無理しちゃうんでしょうね。
しかも、コメント読むと、他にもたくさんいるし。
やはり、国全体が変わらなければ行けないと思いますね。
どんなに疲れていても自分が対応しないといけない場合が多い・・そんな状態でも対応にミスが起こったら大変です。
自分が疲れているだけでなく愛する家族が一緒にいてほしい時(辛い時も、楽しい時も)もそちらを優先できない時も多い・・
自分の健康も家族も優先順位は2番目にせざるをえないばあいが多い・・
それはどんな仕事でもたまにはありありますが、それが通常化してしまいそれに対応できない時を非難の目で見られる、本人だって負い目と思ってしまう・・やっぱり間違っていますし、ひずみがおきると思います。
医師の人数が不足という事は根底にあると思いますが、夫がお世話になった病院は血液内科医3人+研修医体制でしたが科長のDrの方針でDr全員が担当患者以外の患者のデーターも共有していました。主治医が不在の時もどのDrにも処置や処方をしてもらえました。(規模的にも可能だったのかもしれませんが)先生は移植のドナーからの採取やらで出張も多かったですし・・といえども皆さんそれなりに過労働していらっしゃいましたが・・
素人ですが、Drの人数の問題も何らかの対策をして、チーム医療でDrも必ずしも自分がいなくとも別のDrに引き継ぎできるという治療体制はできないものでしょうか?
娘の高校の同級生に私大医学部は合格しても国立が不合格で経済的に医師をあきらめる人が複数いました。国立大の定員がもっと増えればその分は医師が増えるような気がします。
もっと心身ともに良好な環境で存分に働いていただきたいと心から思います。
原因も対策もそんな単純な事だけで済まないのは想像できます。・・それでもこんなぎりぎりの環境でミスの許されないお仕事をこなしている事には誰かが(国?)何らかの対策をひとつでも早く打っていただかないと大変な事になるような気がしての投稿でした・・・
医者なら身近に似たような体験してる人本当に多いみたいですね。やはり、これはおかしい事です。何とかしないといけないですね。
himawariさん
少しでも、一般の方に今の医療の状況を伝えていきたいと思っています。
まだまだ、微力ですけど。今回はなな先生がきっかけとなり非常に多くのブログで取り上げられているのでそれなりの反響はあったのではないでしょうか。
なな先生のブログのTBが30を超えています。
>Drの人数の問題も何らかの対策をして、チーム医療でDrも必ずしも自分がいなくとも別のDrに引き継ぎできるという治療体制はできないものでしょうか?
チーム医療で大抵の事は問題なく行えると思っています。
しかし、私がかかわっているがん診療のいわゆる末期の状態の場合はチームではなく、主治医個人が対応しなければ難しいと思います。
主治医が方針を決めて、一時的な代理は可能ですが常に主治医でなくチーム医療は患者さんにとって厳しいですよね。
>原因も対策もそんな単純な事だけで済まないのは想像できます。・・それでもこんなぎりぎりの環境でミスの許されないお仕事をこなしている事には誰かが(国?)何らかの対策をひとつでも早く打っていただかないと大変な事になるような気がしての投稿でした・・
一番簡単な対策は、受診の制限ですね。現実問題として難しいですけど。
他の方法は時間がかかりますよね。
このような意見を頂きありがとうございます。
医師が声をあげても、自分のために主張していると取られる事が多いので医師以外の方々にも声をあげて頂けると非常にありがたいのです。
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