最近アクセス数が増えてきました。昔も似たような話題を書いたのですが、新しく読んで頂いている方へ一度、元気なうちに考えてみてください。
人間いつかは、死にます。
昔からそうです。
しかし、最期の迎え方を自分で選択する事は難しいです。
いろいろな最期の迎え方があります。
事故によるもの。
病気によるもの。
病気によるものでも慢性の病気でだんだん悪くなるもの。
急性の病気であっけないもの。
普段、健康な人は死ぬ事を意識して生活を送っていません。
ですので、最期の迎え方なんかほとんど考えたりしません。
もし、したとしても漠然となんとなく考えているだけだと思います。
現実問題として、多くの方が『死』を意識するのなんらかの病気になったときだろうと思います。
急性期の病気でここ数日を乗り切れば回復する見込みの高い病気から、慢性の病気で基本的には徐々に悪化していく病気までいろいろでしょう。
急性期の病気は事故と同じようになかなか心の準備もできないし、身の回りの事もできない事がほとんどです。
人が最期の迎え方を考え始めた時から、予想される最期を迎えるまでの期間と実際に最期を迎えるまでの期間が非常に大事だなと思います。
そのスパンは、病状によりかわってきます。
数週間だったり、数ヶ月だったり、数年だったりします。
その期間がその人の人生にとって大切です。
最期の迎え方を考える時間になります。
どれくらいの期間が一番いいかは人それぞれだと思いますが、1年から2年くらいが適当な期間じゃないかなって思います。
やはり、数ヶ月は短いような気がするし、3年以上あったら長すぎてうまい事コントロールできないかも。
そのような考え方をすると悪性疾患で最期を迎えるのも悪くはないかなって思います。
日本人の3人に1人は、がんに罹患する時代です。
自分ががんになったなら、悲観的になるのは当然の事ですが、こんな事でも考えながら少しでも前向きに考えていきたいと思っております。
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医者になってなかったら、こんな事考えもしなかったと思います。
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最近、ようやく喫煙に関して世間でもうるさく言われるようになりました。
ヨーロッパでは、かなり厳しいようです。
イギリスでは、パブでさえ禁煙です。イギリスのパブとは日本のバーのようなものです。会員制のものも、食事を出さない店も禁煙です。
裏路地などでは喫煙場所を設置する事も可能なのですが。
ちなみに、イギリスのタバコの値段は1箱900円ほどです。
欧米に比べるとアジアは比較的甘いのですがタイなどは厳しいようです。
タバコの陳列が禁止されています。
店に入って『タバコくれ』と言うと奥から持ってきてくれるようです。
ちなみにタイのタバコのパッケージにはこんな写真を載せないといけないようです。
ちなみにシンガポール、オーストラリア、カナダ、ブラジル、EUなどショッキングな写真がならんでいます。
これと比べると日本は大甘ですね。
日本より、甘い国って中国ぐらいでしょうか。なんて思ってたら中国は来年北京オリンピックがあり国際的なイメージなどを高めようと必死でした。
『中国もたばこパッケージに「腐乱した肺・ドクロのマーク」も。』
なんと、ドクロのマークなどをパッケージに入れようとしています。
まあ、ショッキングな写真の後ではなんとも感じませんが。
日本では言葉だけですもんね。
もしかしたら、世界で一番喫煙率が高い国になりかねませんね。
おそらく、JTさんの政治力でしょうね。
1箱、1000円くらいにしたらいいのに。
日本禁煙学会も参考にしてくださいね。
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JTさん、早くタバコ以外の儲け口をみつけてたばこ産業から撤退してください。
日本のパッケージはやる気なさ過ぎですね。
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専門医になるには自分が専門とする分野での経験、知識が必要である事は当然必要です。
学会での発表や論文なども必要となります。(それぞれの専門医により異なるのですが。)
あと、お金も必要なんです。
例えば、肺癌学会だと肺癌学会総会参加費が15000円です。
年会費が10000円必要です。
他の学会も似たようなものです。(年会費が10000円から20000円程度)
呼吸器学会専門医の受験料が20000円かかります。
合格すれば登録料20000円程かかったような気がします。
また、専門医の上に指導医という資格もあり同じく受験料と登録料が発生します。
また、各学会の総会だけでなくセミナーなどを開いている場合もあり資格更新のために、総会やセミナーへの出席が必須となっております。
もちろん、無料ではありません。
ですので、各学会とも年間10000円以上は必要です。総会、セミナーに参加すれば50000円くらいかかる事もあります。
遠隔地であれば交通費や宿泊費も発生します。
ちなみに、私の所属する学会は内科学会、呼吸器学会、肺癌学会、臨床腫瘍学会、呼吸器内視鏡学会、緩和医療学会に入っていますので
年会費だけで50000円は軽く超えます。
ほかにも、学会ではない臨床研究グループにも属しており、年会費などのお金がかかります。
もちろん、これらのお金は基本的には医師個人の負担です。
(交通費宿泊費は出張費で出る事が多いですが)
おそらく、専門医制度や自身の勉強のために1年で少なく見ても10万円以上の自己負担はしていると思います。
専門医がいると病院としては、患者さんを集める力になると思われます。
それが、医師にどのように還元されるかは、病院により異なりますが多くの場合、専門医手当などと称して月に数千円程度の手当を出している病院が多いと思います。
正直、それだけですかって感じです。
まあ、そういった手当は当然として、学会関連の出費を病院負担もしくは必要経費に認めて欲しいと思います。
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以前、『ある美しい国の物語』で日本の医療の現状、そして、今後の可能性など書きました。(6月21日エントリー)
その内容は混合診療が解禁になったらこんな世界になるかもしれないよ。って話しです。
他のブロガーの方も混合診療に関していろいろ述べられています。ネタ的には少し遅いのですけど。
当時(と言っても半年も前ではないのですが。)は、可能性としてあるけれども、まあ、そのような社会にはならないだろうと思ってました。
しかし、昨今の状況を見ると現実となる可能性は十分に考えられます。
もちろん、この話は高齢者対象の話しですが、それ以外にも適応される可能性があります。
保険診療も問題点はたくさんありますが、よい点もたくさんあります。
一度、読んでみてください。
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その美しい国は、すべての国民がみな平等に低料金で質のよい医療を受けれる国でした。皆保険制度のおかげです。
貧しい人が多く、平等な医療が受けれない人が多かった過去を反省してそのような制度ができたのです。
ある時期より政府は、医療費が国の財政を圧迫する。医療費の削減が必要である。また、医者の数が多すぎる。医者を減らせ。と連呼し出しました。
医療費削減の様々な政策が行われました。体力のない医療機関の経営は苦しくなりました。
それでも、医師たちは、目の前の患者さんのために働きました。
当直で眠れなかった次の日も手術を行いました。外来診察を行いました。36時間以上病院にいることも特別なことではありませんでした。
医師たちのがんばりにより世界有数の高齢化社会がやってきました。
高齢者が増えます。高齢者は若い人と比べると治りも遅く治療費は高くなります。
また、様々な新しい薬剤、治療法などが開発されました。今までと同じ病気でも今までよりよりお金がかかる治療がどんどん増えてきました。
しかも、専門的な技術を持つ医師しかできない治療も増えました。
それでも、医療費を削減しようと政府はしています。
しかし、一般国民に充分な医療が提供できない状況が生まれつつありました。医療費削減のために病院が廃院に追い込まれ、医者のいない地区が増えてきたのです。
さすがに政府はあわてました。いろいろな策をねってみます。
一番簡単なのは、お金をかける事ですが、なかなかそうはいきません。
昔、この美しい国には、『姥すて山』と言う伝説がありました。
医療費を一番費やしているのは高齢者です。高齢者の医療費を削ろう。必要最低限の治療は国がカバーしよう。それ以上の治療は自己負担でやってもらおう。
70歳を超えた国民は、20世紀に開発された治療しか健康保険上は認めない。という『高齢者医療20世紀法(俗称 姥捨て山法)』が成立しました。
春野ことり先生の天国へのビザ、残像の小説のような世界が現実のものとなってしまいました。
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ちなみに、11月1日時点で後期高齢者(75歳以上)は、日本の全人口の10%を超え、65歳以上が人口の20%を超えたそうです。2007.11.21総務省発表
だんだん現実味が出てきたと思う方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
みなさんはどうお考えですか?
もちろん、高齢者だけでなく若い人でもこうなる可能性はあるわけで。。。
もちろん、混合診療が解禁となっただけで上記のような世界がすぐに現実となるわけではありません。
しかし、なる可能性は十分あります。
日本医療の将来は、どうなるのでしょうか?
混合診療解禁は十分に議論した上で行わないといけません。
個人的には新人医師とベテラン医師の報酬に差がないのであれば、混合診療解禁でも悪くはない(仕方ない)と思っていますけど。
どんな形で混合診療を認めるかが大切です。
事態を注意深く見守っていきたいと思います。
最悪のシナリオにならないように。
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私の好きなブログの中に『ななのつぶやき』
というブログがあります。
最近のエントリーで『犠牲』という記事がありました。
なな先生は、30代の先輩医師、友人医師の二人も失ってしまったのです。
実は、私も40代後半の先生で同様の経験をした事があるのです。本当にショックな出来事でした。
それを、2度も経験されたのですからなな先生のショックも相当なものと思われます。
詳しくは記事を読んで頂けたらと思うのですが、原因は明らかに過労ですよね。
それ以外の理由は見あたらないような気がします。
私の働いている病院は比較的当直の少ない病院です。
それでも、月に3回程度の当直がまわってきます。
正直、当直なんてしたくない。
当直に規定されてる範囲ならいいですよ。
実際は、日常業務以上に忙しい事が多いのですから。
夜勤でなくて当直なんですよ。
当直業務に関しては、Yosyan先生の『新小児科医のつぶやき』で取り上げられてる
病院当直の法律的解釈をご覧ください。
そして、次の日は通常業務です。
『当直明けの日、休めるようにする。』
これは、すべての医師が望むところだと思います。
しかし、現状ではできていません。
当直明けに休む制度がある病院にいた事もありますが、外来であったり、自分が入らないといけない検査があったりで誰も活用できていませんでした。
他から、代理の医師をよそから引っ張ってくる事は現在難しい状況です。
休むと同僚達に負担がかかります。
ですので、みんなしてるので、当直明けも働きます。
若いうちは、大丈夫だろう。なんてみんな考えていたのですが。
現実は、なな先生のブログのような話しになってしまいます。
若くても大丈夫ではないようです。
産婦人科の先生の話を聞くと3連続当直は当たり前。5連続当直まであるらしいです。
頭、おかしくなりますよね。
それで、正確な判断をしろと言う方がおかしいですよね。
みなさん、寝不足のパイロットの飛行機に乗りたくないですよね。
寝不足のドライバーに車の運転をまかせますか?
車の運転手が今にも眠そうなら、パーキングで休むか、運転かわりますよね。
でも、今の日本において医者の仕事はそれが難しいのです。
医者がしっかりとスッキリした頭で仕事できる環境を作るようにしませんか?
今のままなら、本当の医療の崩壊は近いのかもしれません。
医者がいなくなったら、困ります。
二度と繰り返したくないと思う方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
なな先生の『犠牲』の記事にはトラックバックが13も入っています。(この記事をエントリーした時点で)
ほとんどが、医師のブログです。
おそらく、ほとんどの医師の周りで同様の状況がおこるかも知れないと危機感を持っているからこれほど多くのトラックバックがあるのだろうと思います。
特殊な例では、ないのです。
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『暴君ハバネロの旨スープ』と言う飲み物が11月6日から発売になってます。
サントリーハバネロの旨スープを見てください。
サントリーと東ハトのコラボだそうです。
個人的には非常に興味を持ち飲んでみようかと思うも辛くて飲めないのではとの葛藤がありなかなか手にする事は出来ませんでした。
昔、キュウリコーラの話しをしたときは、キュウリとコーラが合わさった飲み物なら私が、試さずに誰が試すって感じで喜んで買ったものですが、今回はそんなに喜んでと言うか、少し興味はあるけれど、、、、わざわざ探してまで飲もうとは、思いませんでした。
ですので、私の記憶からも『暴君ハバネロの旨スープ』はほとんど消失していました。
しかし、その日は突然やってきます。
何げにコンビニに入っていきます。
特に、これって目的はありません。
少し時間あるし、って感じでコンビニの中をブラブラとしていました。
『新しい、ビールは出てないかな。』などドリンクコーナーを見てみます。
『べつに、目新しいものはなさそうやな。』とつぶやきながらソフトドリンクのコーナーに目を移すと忘れかけていた記憶がフラッシュバックします。
朝のテレビ番組でハバネロスープの話題をしてたな。
黒い背景だったな。
ついでに、チロルチョコドリンクもしてたよね。
何て、フラッシュバックしました。
例のハバネロキャラがついてたな。
何が何だかわからないうちに手に取っていました。
実は、辛いのは好きな方です。
といっても強い方ではありません。
ですので、辛すぎると舌がおかしくなります。
(弱い方ではありませんが。)
気が付いたらレジが終わっていました。
そこから、家までどうやって帰ったか覚えていません。(嘘)
震える手で、缶を開け
一口飲んでみました。
『あー、スープ!チキンの味がしっかり出てる。
でも、辛さは後からくるんだよねー。
ん、そんなに辛くない。』
それから、ちびりちびり、飲んでみます。
スープの旨味はじっくり味わえます。
辛さ、うーん、ぼちぼち味わえます。
意外と、美味しいよね。
缶の表についている『暴君ハバネロ』がかわいく見えました。
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暴君ハバネロ旨スープは、もう一度飲んでもいい!
こんな事ならもう少し早く試すんだった。
後悔です。
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肺がんが増悪して、胸水がたまり、息苦しくなってきました。食欲もかなり落ちてきています。
胸腔に管を入れたのですが、その間にさらに倦怠感が強くなってきており、水をたまりにくくする処置をするのがEさんにとって負担となりそうです。
実は、Eさん、今まで主治医のおすすめの治療をずっと選択されてきました。
ですので今回もそうされるものだと思っていました。
しかし、Eさんの口からは、
『先生、明日薬を入れてください。確かに体力が落ちている事は自分でもわかります。
でも、薬を入れる方法が一番いいように思うのです。
メリットもデメリットも十分理解しています。お願いします。』
Eさんが決めた事です。おそらく十分に考えた末に出した結論です。
『わかりました。じゃあ、明日しましょう。しんどいけど頑張りましょうね。』としか言えません。
薬を入れた後に薬を胸腔内(肺全体に)に十分行き渡らせるために、体の向きを30分おきにかえないといけません。
上向き、右向き、うつ伏せ、左向きって具合に。
意外とこれがしんどいのです。
Eさんは、自分の決めた事なので頑張っています。
各々の向きの時間が決められています。
マジメで頑張りやさんのEさんは、トイレに行った時間、しんどくて休憩してた時間は、タイマーを止めています。
普通ならゆうに終わっている時間なのに頑張っています。
『Eさん、もうそんなに頑張らんでいいじゃないですか?』
『いえいえ、きっちりしないと自分の中でのする意味がないもので。』
Eさんの頑張りもあってか翌日より胸水はほとんど出なくなりました。
Eさんは、非常に満足そうでした。
『では、レントゲンでよかったら、明日管を抜きましょうか?』
『はい、そうしてください。』
管を抜く日がやってきました。レントゲンもOKでした。
そして、管を抜きました。
Eさんは、嬉しそうでした。
でも、本当にしんどそうでした。
その日の夜、Eさんは永遠の眠りにつきました。
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Eさんは、最期の力を振り絞って頑張ったようです。
Eさんの希望を叶える事も大事です。しかし、なんだかやりきれない思いも残ったのでした。
Eさんのご冥福をお祈り申し上げます。
よっしぃ
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肺がんが増悪して、胸水がたまり、息苦しくなってきました。食欲もかなり落ちてきています。
今後の治療方針をEさんと相談しました。
一般的に今の息苦しさを取るには外から胸水を抜くために管をいれて胸水をたまりにくくする薬を管を通していれてたまらないようにするのが標準的なんですけど。
今のEさんの体力を考えると、管を入れないで比較的細い針でペットボトル1本程度抜いてみる方法がいいんじゃないですか。
ただし、すぐにたまって息苦しくなるかも知れませんが。
また、息苦しさを取るだけならモルヒネを使う事によって息苦しさは感じにくくなりますけど、根本的な解決ではないですね。
1時間くらいEさんと話しをしました。
いろいろ考えたあげくEさんは、管を入れる方法を選択しました。
翌日に管をいれました。
薬の効果を出すためには胸水を出来るだけ少なくした状態で、水がたまりにくくする薬(抗がん剤など)を入れないといけません。
結局、管を入れた後、水がほぼなくなるまで1週間近くかかりました。
その間に、Eさんの体力はさらに落ちていました。
再度、Eさんと相談です。
『Eさん、管を入れる前より体力が明らかに落ちています。それは、Eさん自身もわかられていると思いますが。ですので、薬を入れないのも一つの選択だと思います。
薬を入れると一時的にしんどさが増す事はよくあります。
管を抜いて息苦しさが再び出たら息苦しさを取るような薬を使う方向が今のEさんの状況を考えたらベターではないかと思います。』
Eさんは、再び悩みました。今までも治療のポイントポイントで悩まれましたが。
今までのどの選択よりも悩まれています。
当然と言えば当然なのですが。
つづく。
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引っ張りすぎですかね。
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もうずいぶん前の事です。
Eさんは、肺に影があるかたと当院に紹介されてきました。
その後、肺癌である事がわかり、抗がん剤治療を行いましたがしばらく経って再発がわかりました。
Eさんは、化学系の研究者でした。過去形なのはもう引退していたからです。
ですので、物事を非常に理論的に考えられます。
しかも、頑張りやさんです。
再発後の治療も頑張ってうけられました。
治療の合間には、スペイン語の本を読んでいます。
話しをしてみると、自分の頭を鍛えるためにとの事。
今までスペインに留学したとかの経験はなく、勉強が好きだからその一環でスペイン語も習いたいとの事でした。
また、理論的な化学者であるEさんは、人間の体は理論的でない事も十分に理解されました。
人間の体は個人個人同じでないと言う事も十分理解されていました。
肺癌についても非常に勉強されいろいろ質問されました。
それに対し、出来るだけの返事はしたつもりです。
おそらく、研修医の先生よりもは肺癌について詳しくなっていたと思います。
当然、今後自分がどうなるのかも理解されていました。
もしかしたら、その不安を消すために一生懸命自分が知らない事を勉強したりしたのではないでしょうか。
残念ながら、肝臓への多発転移を認めました。
さらに、Eさんの胸には水がたまってきました。
それまでは、自覚症状もなく見た目は元気でしたが、徐々に食事が取れなくなってきてさらに、息苦しさも出てきました。
Eさんと相談しました。
一般的に今の息苦しさを取るには外から胸水を抜くために管をいれて胸水をたまりにくくする薬を管を通していれてたまりにくくするのが標準的なんですけど。(胸膜癒着です。)
今のEさんの体力を考えると、管を入れないで比較的細い針でペットボトル1本程度抜いてみる方法がいいんじゃないですか。
ただし、すぐにたまって息苦しくなるかも知れませんが。
また、息苦しさを取るだけならモルヒネを使う事によって息苦しさは感じにくくなりますけど、根本的な解決ではないですね。
1時間くらいEさんと話しをしました。
Eさんは、今後の方針をどうするか考えていました。
つづく。
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果たして、Eさんの選択は?
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がんを予防するために方法を見つけました。
(WCRF)World Cancer Research Fundと(AICR)American Institute for Cancer Researchが発表した『Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer』です。
詳細を知りたい方はPDFで全文が読めます。
最初の方にどの食べ物ががんのリスクを上げるが下げるかのグラフが見やすくまとめてあります。
胃がんの項目には、塩がリスク増やすと書いてあります。
日本人は胃がんが多かったのですが最近は減ってきてます。
昔の日本食事は、漬け物、梅干し、塩漬けなど塩辛いものが多かったですよね。
胃がんが減って、大腸がんが増えてきましたよね。
大腸がんの項目を見てみましょう。
大腸がんの項目には、肉、体脂肪、アルコールそして、テレビを見る事がリスク因子となっています。
日本人の生活の変化が胃がんから大腸がんへの変化となっている事がわかります。
それにしても、テレビを見る事がリスク因子なんて。。。。
ここで、気になる点が。
このレポートの中で喫煙について触れられていません。
『がんと肥満の関係は非常に強く、米国においては近い将来、喫煙問題に近い位置づけになるだろう。』
なる文言があります。
って事は、喫煙は今さら挙げるようなものではなく、がんのリスクとして当たり前すぎるとの事で載っていないようです。
さて、本題です。
がんになるリスクを減らす10の項目があげられています。
①正常体重範囲内で可能な限りやせた状態を保つこと。すべての人がやせられるとは限らないが、体重増加にストップをかけることはできる。『ウエスト、体重ともに増やしてはならない。』
>最初っから、かなり、厳しいですね。
②日常生活の一部として体を動かすこと。少なくとも30分間の適度な運動(ウォーキング等)を毎日行うこと。テレビを見るといった習慣は控えめにすること。
>まあ、理解できますわね。
③高エネルギー食品の摂取を減らすこと。甘味飲料は避けること。ファーストフードは控えめにし、できれば避けること。
>つまり、ジャンクフードを食べるなって事ですね。
④植物性の食品を多くとること。様々な野菜と果物を毎日5皿分(400g)以上とること。豆類を毎食とること。精製でんぷん性食品は制限すること。
>一言で言うと野菜をたくさん食べろって事ですね。できれば、600gがいいそうですが。
⑤牛肉、ラム肉、豚肉の摂取は1週間あたり18オンス(約500g)に制限すること。燻製肉、加工肉、塩漬け肉は避けること。
>1週間でですか?欧米人にはとても厳しい!できれば、300gにした方がいいそうです。1週間にですよ。
⑥アルコール飲料は制限すること。がんの予防にはノンアルコールが最適である。ただし、適量なアルコールは心臓に良い効果があるため、摂取は1日2杯(男性)および1日1杯(女性)以内に制限すること。
>これは、十分理解できます。
⑦食塩の摂取量を1日6gに制限すること。塩辛い食品を避けること。カビの生えた食品には発癌性のあるアフラトキシンが含まれている。
>これも厳しい。加工食品を食べたらすぐに超えますよね。
⑧がんの予防には食事サプリメントは推奨されない。
『この問題は特に詳細に検討した。現在、サプリメントの使用によってがんの発症率が低下するという明確なエビデンスは存在しない。』
>と言う事です。
⑨母乳育児は母親と子の両方によい。特に生後6ヵ月までは母乳のみで育てることを目標とし、6ヶ月以降は母乳にベビーフードを追加すること。
>理解できます。
⑩がんを克服した人は、専門家による栄養管理を受けるべきである。がんを克服した人にとって、食事、健康体重、身体活動に関する勧告は特に重要である。
>簡単に言うと上の項目をしっかり守りなさいよって事ですね。
現実問題10項目全部守れる方は100人のうちで何人いるんでしょう?
理解はできるのですけど、現実的かというとそうではないような。。。
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しかし、本当に厳しいですね。
ストレスでがんになりそうです。
こんな事言っちゃダメですかね。
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