ときどき、医者になって間もない頃を想い出します。
また、どうでもいい事を想い出してしまいました。
医者になって、すぐという時期はみんな期待と不安が入り交じっています。
そして、少し働いてみると日常生活でも医学的な事を考えたりします。
とくに、最初のうちは。
ホントにあった飲み会でのひとコマです。
その飲み会とは、大学病院での1年間の研修を終えて一般病院に旅立つ2年目の医者と大学病院で研修を始めたばかりの医者の飲み会でした。
やはり、経験上1年経験してる方が圧倒的に強いです。
1年目のC先生が少し飲み過ぎました。
気分が悪いようで横になってます。
すると、2年目の先生が
『仰向けに寝ちゃダメだ。右側臥位だ。どんな感じや?』
『ほんとに右側臥位でよかった?』などと横槍も入りながら
『先生、vertigo(回転性めまい)です。dizziness(ふわっとしたなど非回転性めまい)ではありません。』とC先生が。
こんな感じで酔っぱらっているにもかかわらず専門的な言葉が飛び交っています。
最初のうちはこんな会話が楽しいようでした。
『何かあっても、こんだけ医者おるから大丈夫や。』
とか
『いや、経験が少ないから大丈夫じゃないやん。』
とか、医者としてのちょっとした自信と大きな不安が入り交じった会話が繰り広げられています。
そのうち、飲みに行ってもこんな会話はしなくなります。
って言うか気分悪くなるまで飲まなくなりますわ。
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こんな飲み会参加したいですか?
どうでもいい話しでした。
15万アクセス突破しました。ありがとうございます。
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よく、外来で風邪引いたから家にあったPLを飲んだとかは、よくある話しだと思います。
本当はダメなんですよ。医師の処方はその時の患者さんの状態をみて決めているので。(実際、問題ない事が多いのですが。)
外来中でも、たまに
『うちの家内が眠れないので睡眠薬あげていいですか?』
とか言われたりします。
そんな事しちゃダメですよ。
聞かれたら、いいって言えるわけないじゃないですか。
医師が診察しないと処方できないのが薬なんですから。(薬局の店頭で売ってる薬はいいんですよ。)
受診した方に、健康保険をつかってで出しているんですよ。
それを、他の方が使用するのは法律違反です。
あと、お年を召された方はよく薬を落としてしまいます。
ナースからときどき、誰々さんが薬を1個落としたので処方してください。とか言われます。
もちろん、出すんですが、これも厳密に言うとダメじゃないかと思います。
一度、健康保険で出した薬です。落としたのは本人の責任なのでもう一度健康保険で出してはいけないんじゃないかと。
しかし、現在混合診療(保険診療と自費診療とを同時に行う事)は、認められておりませんので、全額自費になるような。。。。
どうしたらいいんでしょうね。
のんびりした話題でした。人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
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丸山ワクチンって聞いた事ありますよね。がんに効くと一時期かなりもてはやされました。
最初は結核の薬って知ってましたか?
では、生い立ちから始めます。
1944年に結核治療薬として誕生。1960年頃よりがんに効果があるとのことで、約35万人に投与されているようです。
また、同じようながんワクチンとして蓮見ワクチンも1948年に誕生しています。
これらは、簡単に言うと自己の免疫力を高めてがんを排除しようと言うものです。
本当に効果はあるのでしょうか?
私の患者さんでも何人か使用したことがあります。(自身で勧めた事はありません。患者さんの希望です。)
今まで5人くらいでしょうか。明らかに効果があった患者さんはいません。もう少し、多くの患者さんに使えば効果があるのかも知れませんが。
1人は、抗がん剤、放射線治療後、丸山ワクチンを5年以上続けています。
私の印象としては、丸山ワクチンなしでも治癒しているのではないかとの印象です。
しかし、本人がやめることを拒否しています。
がんに対する免疫療法も様々です。
丸山ワクチンのように全体的な免疫力を上げるもの。
自分のがんの組織が必要でそれに対して特異的に作用するとうたっているものもあります。
では、免疫力をあげればがん細胞はやっつけられるのでしょうか?
もともと、自分の体からできたものなので免疫をくぐり抜ける可能性はあります。
もし、免疫力をあげるだけで排除できるとするならば、ごく初期のがんであると思います。
なぜなら、がんの末期の状態では自身の免疫力も低下しているからです。低下した状態を、高めたとして以前の状態までもどせるかどうか。
そのレベルであれば効果がないのは当たり前です。
前の免疫力でがんを排除できるなら、そもそもがんにはならないですよね。
もう、丸山ワクチンも蓮見ワクチンもやめませんか?
だって、特に丸山ワクチンは、50年も前から治験をしていますよね。
しかも、1981年から有償治験ですよね。
最近の文献でも1例報告(こんなに効いた患者さんもいますよ。みたいな論文)とかがある程度じゃないですか。
もちろん、中には効果ある方もいらっしゃると思いますよ。
プロスペクティブ(信頼性が高い)な論文ではないんじゃないですか。
丸山ワクチンのHPでも2001年以降の論文は掲載してませんね。
そんなんだったら、やめたらいいのにって思います。
標準治療があるのに丸山ワクチンなどを強く希望される方もいらっしゃいます。
50年も試験を行っていて認可されていないのは、効果がないからなんじゃないでしょうか。
治る見込みのある患者さんを惑わして欲しくないですね。ホントに。
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ギアチェンジした後の心の支えには悪くないと思いますけど。
私の中では、健康食品と同程度の意義しかないって事ですけど。
内容に関して、自身で調べて書いたものです。誤りはないと自負しておりますが、もしありましたら遠慮なくお知らせください。
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『あんた、よっぽど悪い事してきたんやな。』
肺がんになって、頑張って治療したにもかかわらず、あまり効果がなく落ち込んでいるDさんに対して奥さんは
『あんた、よっぽど悪い事してきたんやな。』
という言葉を投げました。
E医師を含めてナースなど医療関係者は、Dさんに悪い事したからやないよ。奥さんがどう言っても気にせんといてくださいね。と説明するほか方法がありませんでした。
初回治療にほとんど効果を認めなかったDさんにギアチェンジを行わなければなりませんでした。
そして、Dさんは家で孫と遊ぶと言い残し退院していきました。
それから程なくDさんは家での生活がしんどくなってきたため再入院してきました。
徐々に衰えてきました。
外出するのもしんどくなってきました。
孫の運動会があるそうです。
『Dさん、頑張って外出して、お孫さんの元気な姿みてきたら。』
『いいんですか?』
Dさんは、外出に前向きです。
奥さんに話しをしてみると
『学校で倒れられたら困るからやめて欲しい。』との事。
もしかしたら、外泊、外出する最後の機会かも知れないと説得するも聞く耳を持ちません。
Dさんも奥さんがうんと言わないから、病院にいるようです。
『Dさん、行きたいんやったら奥さんにもう一度言ってみたら?』
『いや、もうここに居ますわ。』
残念ながら、Dさんは、その後外出することもなく鬼籍に入りました。
その、少し前にDさんは、E医師に
『嫁さんな、ワシの事めちゃくちゃ言いよる思たやろ。でもな先生、あれでええとこおますねん。ワシがおらんようになったら嫁がこまりますねん。ああ見えて気が小さいですねん。だから、余計ワシに強くあたりますねん。ワシは後悔してません。こんな、夫婦の関係もおますねん。先生方には、理解できへんかも知れませんけど。』
夫婦の関係はわからないって思う方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
Dさんは、奥さんとの今までの関係を病気になってつらかったときも保ったんですね。
Dさん夫婦にとっては普通の関係であったようです。
マーボーさん、正解です!すごい!
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もうずいぶん前の事です。
Dさんは還暦をすこし過ぎた男性です。
血痰が出てきたため、近くの開業医に行きました。
そこで、胸部レントゲンを撮って肺癌の疑いがあると紹介となりました。
いろいろ検査をした結果、4期の肺がんである事がわかりました。
その事を、Dさん、奥さん、娘さんに説明しました。
Dさんは、十分に落ち込んでいます。
その状況で、奥さんはDさんに
『あんた、何悪い事したん?何か悪い事せえへんかったらこんな病気になれへんやろ。日頃の行いが悪いんや。』
主治医のE先生は、一瞬固まりましたが落ち着いた声で
『奥さん、わるい事したから肺がんになったわけじゃありません。
もちろん、喫煙による可能性は十分ありますが、タバコを吸わない肺がんも増えてますし、日頃の行いが悪いからと言ってがんになるものではありません。』と説明しますが、
奥さんは
『いや、何か悪い事したんや。』とつぶやいています。
もし、日頃の行いが悪ければがんになるなら、刑務所の中はがんだらけになるよね。
など考えるのですが奥さんに責められているDさんが可哀想でなりません。
『日頃の行いが悪いからがんになった。Dさんが悪い。自業自得だ』と
奥さんはDさんを責めます。
Dさんの抗がん剤治療が始まっても奥さんは事あるたびにDさんを責め続けます。
何度か、E医師は奥さんの誤解を解こうと説明するのですが奥さんは真剣に信じています。
副作用が結構強くでて、かなりしんどそうです。
それでも、奥さんに責められています。日頃の行いが悪かったからだと。
さらなる不幸がDさんを襲います。
抗がん剤の効果がほとんど認められません。
その時に、奥さんはDさんに
『あんた、よっぽど悪い事してきたんやな。』
とつぶやきました。
Dさん可哀想と思う方人気blogランキングへクリック宜しくお願い致します。
次回へ、続く。
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ニンジン、カボチャ、ナス、トマト、ワサビ……など変わり種焼酎が人気のようです。
この記事を見て何か書いてみたくてうずうずしたのでエントリーしました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071013it07.htm?from=navr
以前から、変わり種としては、シソ焼酎の『鍛高譚』が有名ですよね。
結構、置いてる店多いし。
実は、こないだとまと焼酎飲んでみました。
フルーティーでトマトの風味が残っています。
個人的にはビミョーでした。おそらく、もう注文する事はないかも。
牛乳、胡麻、米、緑茶、そば、黒糖など飲んだ事があったんですが。
個人的には、牛乳いけます。ミルク臭さはありませんでした。
緑茶は、爽やかでしたね。お薦めです。
と言う事で、わさび焼酎が気になってます。
他にも、調べてみるといろいろありました。
米ぬか、くま笹、じゃがいも、とうきび、よもぎ、栗、餅米、ひまわり、黒豆、イチゴ、ハッカ、にんにく、長いも、昆布、海草など、中には、松茸なんてのもありました。
この中なら、ハッカ焼酎飲んでみたいと思います。
おそらく、発酵させたらできるんだから、何でも出来るんでしょうね。
美味しいかどうかは別にして。
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また、小ネタですね。
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医者も予習するって知ってましたか?
何の予習かって、タイトルにもあるように外来の予習です。
何のために?
外来業務をできるだけスムーズにこなせるようにです。
どんな事するの?
かえってきた検査結果をみて、あらたな検査が必要ならオーダーを書いてみたり、絶対に伝えないといけない事をカルテに記載したりします。
いつするの?
だいたい、前日の夕方ですが、朝早く来てする先生もいるようです。
他にいい事あるの?
予習してると、気になる事や自信のない事を他の先生に事前に聞いたり、本で調べたりする時間があります。
実は、わたし今外来の予習をしていません。
なぜ?
特に、予習なしで不自由していないからです。
以前の病院では、まだ若かった(医師として未熟だった)事もあり、予習して困った事があれば調べたり、上の先生に確認したりしてました。
今は、あまり、調べないと困る事態がない事もあります。
この間、外来を終えてふと昔は外来の予習をしてたなって思い出しました。
気になったので、他の先生にも聞いてみました。
内科系の先生はやった事あるかどうかは別にして知ってると思ってたんですが、知らない先生もいました。
外科系の先生は知ってるかもしれないけど、やった事はないんじゃないかと思ってたんですが、予習してる先生もいらっしゃいました。
もしかしたら、地域差などもあるのかも知れません。
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電子カルテは、予習できるのかな。きっと、できるよね。
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小ネタ続きだったんで今日は、小ネタでないものを。
高齢者の治療はいつも考えさせられます。
ここでは、いつものように、高齢者肺がんについての話しです。
さて、高齢者の定義は何でしょうか?
1999年に70歳以上を対象とした臨床試験で1種類での薬剤で治療した群が、無治療の群より生存期間の延長とQOLの改善を認めた。
と言う内容の論文が発表されました。
この論文は、肺がん領域で高齢者を対象にして抗がん剤治療がいいとの結論がでた非常に有名なものです。
ここで、疑問があります。70歳以上が高齢者なのでしょうか?
今の、日本社会、70歳でも高齢者と言うにはあまりにも元気な方がたくさんいらっしゃいます。
一般的に、抗がん剤治療の適応を決めるのは、年齢、全身状態(見た目のこと)、合併症、臓器障害などです。
上記の臨床試験も、年齢は70歳以上なのですが、全身状態が比較的いい患者さんで、臓器障害、合併症がほとんど問題にならない患者さんばかりを登録して試験を行っています。
じゃあ、75歳以上で臨床試験をすればいいのか?
75歳でも若く見える人はどうする?
80歳以上の臨床試験?
登録できるかんじゃさん自体が少なすぎないか?臨床試験として成り立たない?
全身状態の悪い人だけで臨床試験する?
ちなみに、全身状態の指標はPS(Performance Status)であらわします。
PS0:無症状、1:軽度の症状があるが軽労働はできる。(家事、事務など)
2:歩行や身の回りの事ならできるが、時に介助がいる事もある。
3:身の回りの事はある程度できるが、しばしば介助が必要、日中の50%以上は就床している。
4:終日就床を必要とする。
PS3、4の人に抗がん剤を使用するのは倫理的に難しいですよね。しかも、判断にかなり主観が入りますよね。
ある臨床試験では、PS、臓器障害より年齢の方が延命効果に寄与したとの報告もあるようです。
どんなに考えても高齢者の標準治療ってものはなさそうです。
個々に主治医が判断するしかないなって思います。
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ちなみに、それ以後も高齢者には全身状態がよければ抗がん剤治療をした方がいいとの論文が出ています。
ガイドライン上は、
75歳未満で全身状態が良好な患者(PS0、1)に化学療法を行うよう強く勧められる。(グレードA)
75歳以上でも全身状態が良好な患者(PS0、1)に化学療法を行うよう勧められる。(グレードB)
となっております。
最終的には、ご本人さんの意志が大切なんですけど。
家族の方の意志と異なる事があるのでさらに、難しいですね。
高齢者ほど、治療関連死のリスクは高いですしね。
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最近、あまり緩和医療ネタがなかったので久しぶりに。
と言っても大ネタではありませんが。
『緩和ケア検定』
なるものが出来たのをご存じでしょうか?
私も試しにやってみました。間違えたらどうしよう?
やや、不安だったのですが、やってみたら知識を問う問題ではなくて、緩和ケアの基本的なものの考え方を問う問題でした。
問題数も5問ですぐにできちゃいます。
もちろん、5問正解なら1位にランキングされます。
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小ネタ続きですいません。
緩和ケア医の日々所感のaruga先生が作られたようです。
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マイアミの青い空って、ご存じですよね。
Doctors Blogの人気ブログだったんですが、1ヶ月ほど前に、休止、閉鎖の運びとなりました。
せめて、休止のままおいておいて欲しかったんですけど。
でも、安心ください。
ライブドアブログで復活しました。
読み返してみたい記事もあったんで一安心です。
Taichan先生、無理のないように頑張ってください。
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復活って言っても、昔のエントリーを出し直してるだけのようですが。
新ネタも余裕があればお願いします。
今日の記事は、これだけです。m(_ _)m
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